ワルズ・ギル「まさか、こんなものを……父上、感謝しますぞ!」
ダマラス「確かに…ザンギャック最強のグレートワルズを使えば、誰でも地球征服ができるのでは…?」
ワルズ・ギル「ダマラス! ”誰でも”とは、どういう意味だ!?」
ダマラス「いえ…決して、そのような意味では…」
データ
全高:55.5m
重量:2500t
概要
ザンギャックが開発した超高性能巨大ロボットにして、皇帝アクドス・ギルが息子・ワルズ・ギルのためだけにザンギャックの持てる科学の粋を結集して開発させた侵略兵器。
これを見た幹部たちの反応から見るに、急遽作ったというわけでなく、以前から存在は知られていたようである。
脚部にホバリング機能を持ち、一瞬で最高速度に達して恐るべきスピードでの移動が可能となる。
左腕からはエネルギーを集束させた「ワルズアロー」を連射し、素早い相手も確実に撃ち落とす事ができ、胸部にあしらわれた巨大なワルズ・ギルの顔面からの「ワルズギルティ」は1度ターゲットをロックオンすると相手を焼きつくすまで絶対に停止せず、凄まじい威力を誇る超々高熱光線である。
通常兵器を遥かに上回る武装とスピードを兼ね備えたまさに最強無比の兵器で、ダマラスからは「誰でも地球征服ができるのでは」と賞賛された。
今まで周囲が向けていた軽蔑の目についに耐え切れなくなったワルズ自身がダマラス達を見返そうと搭乗し、出撃。
右腕の巨大なソードによる凄まじい戦闘力により、ゴーカイオーと豪獣神を敗退に追い込む程の成果を見せる。
ゴーカイオーと向き合うとさながら「騎士VS海賊」、ビジュアル的にはこちらが正義のロボットのように見えるのが面白い所。
その後、ワルズが唯一心を寄せるバリゾーグがジョーに倒され、ドゴーミンもゴーカイジャーに倒されると再出撃する。
すさまじき戦闘力でゴーカイオーと豪獣神とを再度圧倒するが、ゴーカイジャーの大いなる力によって誕生したカンゼンゴーカイオーの凄まじい戦闘力に為す術なく、最期はゴーカイカンゼンバーストを受け爆散した(ワルズ・ギルもこの爆発に巻き込まれて戦死した)。
余談
胸部が顔を模したなかなか奇抜なデザインだが、インサーンからは見た目・戦力ともに気に入られている。そのためか、49話にてこれを元に独自に開発した「グレートインサーン」を出撃させた。
モチーフはワルズ・ギル本人と、超獣戦隊ライブマンの戦闘員・ジンマー。頭部のモヒカンに元の意匠を感じさせる。
ちなみに「ライブマン」にも、敵組織・武装頭脳軍ボルトの科学を結集して造った巨大ロボ・ギガボルトが登場する。
アクドス自身は愛する息子のためを思ってこの決戦機を提供したのだが、それがワルズのコンプレックスを完全に爆発させ、彼が死に急ぐ結果に終わったのは皮肉としか言いようがない。
関連タグ
海賊戦隊ゴーカイジャー 宇宙帝国ザンギャック アクドス・ギル ワルズ・ギル
グレートインサーン:二番煎じ
魔神ロボベロニカ、カラクリキュウビ、ギフト…同じく戦隊側の新しい巨大戦力を投入する為に登場した敵勢力側の強力なロボット兵器。