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ギガボルト

ぎがぼると

ギガボルトとは、特撮テレビドラマ『超獣戦隊ライブマン』に登場する巨大ロボの一つ。
目次 [非表示]

ドクター・ケンプ「武装頭脳軍ボルトの偉大な科学力の象徴、その名もギガボルト!」(第28話)


登場話:第28話「巨大ギガボルトの挑戦」、第29話「復讐のライブボクサー」、第30話「今ここに5人の戦士が


にゃんこ大戦争に登場するボルトの第三形態は雷の精霊ボルトを参照


概要編集

武装頭脳軍ボルトがその科学力の粋を結集し建造した巨大ロボ。


黒い騎士のようなフォルムが特徴で、全身を覆う装甲はいかなる攻撃をも跳ね返す耐久性を備え、加えて左腕にもシールドが配されるなど、高い防御性能を発揮する。また攻撃の面でも、胸部や腰部のビーム砲や、三叉の刃を持つといった強力な武装を持ち、後者は柄からを伸ばしたり、光線を放射する事も可能となっている。

さらにボディからは、リング状の拘束具「ギガフィールド」を実体化させる事もでき、これによる拘束はライブロボでさえも破るのは至難の業である。


ギガボルトは、大教授ビアスが秘密裏に進めていた一大プロジェクト「ギガ計画」の集大成とも言える存在であり、建造に際してはビアスが弟子である幹部達に与えた宿題の成果もふんだんに盛り込まれている。

より具体的に説明すれば、装甲に用いられた新合金「スーパーギガゾメタル」は、ドクター・ケンプが開発したギガゾメタルをベースにビアスがさらに改良を加えたものであり、また動力源である「ギガスーパーエネルギー」も、ドクター・マゼンダの指揮のもと生成されたものである。

もっとも、ギガボルトの建造自体はビアスがたった一人で行っており、「宿題」を与えられた幹部達はその成果がどのように使われるのか、そしてギガ計画の実態がどういったものであるかまでは、完成したギガボルトが披露されるまで全く関知していなかったようである。


デザインは新貝田鉄也郎が担当。当初のラフスケッチでは、ライブロボに対抗して胸部にドラゴンの顔を付けていたが、これは「主人公っぽくなる」という理由でボツになり、その後何段階かのラフを経て、着ぐるみになる事をあまり意識せず、当時のアニメの流行ラインをベースに描かれたものが決定稿とされた。

もっとも、この決定稿のフォルムではシンプルになり過ぎたため、造形の段階でライブロボに見劣りしないよう足に高下駄を履かせた他、ボディ各所のレリーフ状の装飾もより強調されるなどといったアレンジが施された。


作中での動向編集

  • 第28話

前話の時点で、地球のどこかでギガボルトの建造を完了した大教授ビアスは、自らの出した「宿題」を最初にやり遂げたケンプの功績を認め、ギガボルトの操縦者に任命。そのケンプの搭乗するギガボルトは地中よりライブマンの前に姿を現すと、出撃してきたライブロボと対峙し、多彩な攻撃と圧倒的な防御力でこれを完膚なきまでに叩きのめす事で、ギガボルトの強さを遺憾なく示してみせた。


肝心のライブマンへの止めこそ、直後に乱入してきたバイソンライナーによって阻まれるものの、その後もパイロットを失ったライブロボを持ち上げては地面に叩きつけるなど執拗なまでの追い打ちに及んだ末、ギガフィールドによって「空中磔の刑」に処してみせたのであった。


  • 第29話

再度出撃したバイソンライナーを一蹴し、そのパイロットである矢野鉄也とライブマンに対してもビーム砲で追撃に及ぶが、そこに今度は相川純一が操縦するサイファイヤーまでも乱入し、またしてもライブマンの息の根を止めるのに失敗する。


その後、バイソンライナーとサイファイヤーがライブボクサーへと合体するとその前に立ちはだかり、万全の状態ではないライブボクサーを圧倒するも、土壇場でライブボクサーが放った渾身のピストンライブパンチをモロに喰らって弾き飛ばされてしまい、あろうことか空中磔の刑に処されていたライブロボに衝突。今度はギガボルト自らがギガフィールドに拘束されるという失態を演じてしまった。


  • 第30話

ギガフィールドから逃れようとケンプが四苦八苦する中、見るに見かねたビアスは指輪から光線を放って拘束を解いてみせるが、自らの弟子としてあるまじき失態に対する仕置という意味合いも込めてか、操縦者をケンプからドクター・アシュラへと交代させるという非情な判断を下す。

かくしてアシュラの操縦の元、再度ライブロボをおびき出して破壊すべく、空から市街地への攻撃に及んだギガボルトは、鉄也と純一の操縦するライブロボを難なくあしらい、ライブマンが操縦を代わった後も超獣剣をへし折ってみせる等、相変わらずの頑強ぶりを示してみせた。


しかし、この激戦の中で発生した強力な電磁波により、アカデミア島に残されていたスーパーコンピューターが反応し再起動するという、両陣営にとっても予想外の事態が発生する。これをギガボルトの命取りになると警戒したビアスは、アシュラ達に命じてスーパーコンピューターの破壊を命じるが、紆余曲折を経てスーパーコンピューターから取り出された人工知能はライブマンの手に渡り、ビアスの危惧した通り彼等に2大ロボの合体という、反撃の糸口を与える事となった。

そして5人となったライブマンが、ケンプ達を蹴散らしたところにギガボルトも再度姿を現すも、これを迎え撃つライブロボとライブボクサーはスーパーライブロボへと合体。初合体を果たしたスーパーライブロボにはギガボルトの攻撃も一切通用せず、必殺のスーパービッグバーストの直撃を受けて爆散し、ギガ計画はここに潰える結果となった。


この予期せぬ敗北に、「私のコンピューターメモリに敗北という文字はインプットされていない」と悔しさを滲ませるビアスであったが、一方では成果はあったとの自己評価も下しており、これ以降ビアスは幹部達の成績発表等を通して、彼等のさらなる競争を促していく事となる。


関連タグ編集

超獣戦隊ライブマン 武装頭脳軍ボルト 巨大ロボ


グレートワルズ:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する巨大ロボの一つ。ギガボルトと同様に、敵組織の持てる技術の粋を結集して建造されたもので、モチーフとしてボルトの戦闘員であるジンマーも取り入れられている

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