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トモダチハ、ゴチソウ!トモダチハ、ガゾートノタベモノ!

DATA

ガゾート②

別名:変形怪獣
身長:59m
体重:5万t
出身地:電離層
CV:佐々木麻理
スーアク:北岡久貴(ティガ)、永地悠斗(エピソードZ、デッカー)

概要

ガゾート 【ニコニコ動画用イラスト】

ウルトラマンティガ』第6話「セカンド・コンタクト」に登場。

『ティガ』を代表する怪獣の1体。

変形怪獣  ガゾート

電離層に生息する生物・クリッターが、電磁波やマイクロ波の影響を受けて群れごと融合して誕生した巨大怪獣。

肉食で平成ウルトラシリーズ初の人食い怪獣


もともと変異前のクリッターからして共食いをする生物なのだが、凶暴化および怪獣化した影響か同族以外でも「トモダチ」と認識し、眼前の全ての生物を捕食対象と見なして手当たり次第に襲いかかる他、自分を激しく攻撃する敵でさえも「トモダチ」と呼んで捕食しようとする。


なお、これだけ凶暴な怪獣ながら言語体系が存在しており、その気になれば会話も可能。劇中では、動物の声を人間の言葉に翻訳するホリイ隊員の発明品「サウンドトランスレーター」で人類と会話している。武器は口から吐くプラズマ光弾と鋭い牙による噛み付き攻撃。また、死んだふりからの不意打ちを得意とする。


住処にしている雲の中に飛び込んできたクリッター研究者であるミズノ・タカジ博士を含む調査チームを捕食し、彼らを捜してやってきたダイゴの乗ったガッツウイング1号をも繭状に変異した雲の内部に取り込んだまま日本に飛来、その中から出現する。


逃げる市民を次々と捕らえては食い殺し、それを止めるためにサウンドトランスレーターによる対話を試みたホリイ隊員と会話するが、この時点で人間そのものを自分たちの糧となる「トモダチ」と認識しており、そうだと言ってしまったホリイ隊員に襲いかかった所を現れたウルトラマンティガに阻まれ、激突する。


地上でティガと戦った後、スカイタイプと凄まじい空中戦を繰り広げるが、ウルトラボディーアタックで地上に落とされ、ランバルト光弾を受けて爆発。無数のクリッターに戻り、空へ還っていった。


鳴き声はラドンのアレンジ。その後、『ウルトラマンコスモス』でゲルワームに再度アレンジされた。


ガゾートⅡ

別名:変形怪獣
身長:59m
体重:5万t
出身地:電離層
スーアク:北岡久貴

ホリイ「あれから電磁波に対する対策はなんにも変わってません。また人間がクリッターの眠りを妨げたんや」


ウルトラマンティガ』第15話「幻の疾走」に登場。

TPC宇宙発電所が実施していた太陽光を発電衛星でマイクロ波に変換して地球に送る実験の影響により、再びガゾート化したクリッター。シンジョウ隊員の妹であるマユミの恋人、アオキ・タクマが乗るゴリガン航空206便を消滅させ、日本にあるマイクロ波受信施設の超電導リングを狙って飛来した。


能力は初代と変わらないが、かなり強い帯電体質になっているのが特徴。半径10キロ内の計器を狂わせ、その強さは乗用車が動かなくなるほど。


GUTSと交戦している最中、突如現れた謎のライダー(その正体はマユミを守るために現れたタクマの魂)によって安全地帯まで誘導され、ティガと対決。

ハンドスラッシュを吸収し、プラズマ光弾でティガを苦しめたが、プラズマ光弾をデラシウムエネルギーに変換され、投げ返されたエネルギー弾を腹部に受けて爆死した。


その後もクリッターとガゾートによる被害は絶えず、第28話でクリッター殲滅作戦が実施されることになったが……。


その後の作品での登場

セブンガーファイト

後述する「SPECIAL LIVE MOVIE」での突然の再登場から本格的に映像作品に帰ってくるのではないかという声もあったが、今作で本当に再登場する事に。


ストーリーでは第6話に登場。宇宙セブンガーのワープ実験の事故で怪獣無法惑星に飛ばされたヨウコユカが遭遇した怪獣として登場。エレキングの昼寝を邪魔してしまった事から喧嘩に勃発してしまう。物陰に隠れて様子を窺っていたセブンガーだったが、怪獣好きの血が騒いだユカが不用意に接近させてしまい、気配に気付いた彼らのバトルに巻き込まれる羽目に。最期は20式多用途電磁警棒の前に2体とも敗北した。しかし、そんな彼女らに新たなる影が忍び寄る…。


なお、初めて宇宙空間に出現した個体であり、地球を去ったクリッターが一体どこへ行ったのかという疑問に対するある種のアンサーにもなっている(流石にネオフロンティアスペースの個体と同一というわけではないだろうが)。


劇中ではガゾートとしか呼ばれていないが、田口監督のインタビューによるとガゾートⅡであるらしい。


スーツは新規造形でイベント事業部が、2021年の新番組が『ティガ』の25周年記念作となることから、自分たちの予算で作ったものであるという。


ウルトラマントリガー

ガゾート変形闇怪獣 ガゾート

別名:変形闇怪獣
身長:59m
体重:5万t
出身地:電離層
CV:???
スーアク:石川真之介

第3話「超古代の光と闇」に登場。

別名が変わっており“変形怪獣”となっている。

闇の三巨人の一人であるヒュドラムによって闇の魔力を注入された個体であり、そのためか原点と異なり目が赤くなっている。原作通りの鳴き声の他、「トモダチ」とも聞こえる鳴き声を放つ(実際、テレビ放送の字幕にて、「トモダチ」と発言した事が示唆されている)。

また、メトロン星人マルゥルの発言から、『トリガー』の世界でかつて出現した可能性が示唆されている。


ヒュドラムが発生させた黒い竜巻の中でクリッターたちが融合することで誕生し、街を襲撃するがGUTSファルコンと交戦、続いてウルトラマントリガーと交戦する。


トリガーがスカイタイプにチェンジすると互角の空中戦を繰り広げるも、GUTSファルコンとトリガーの連携攻撃で一気に劣勢となり、ランバルト光弾で撃墜されて怯んだ直後にランバルトアローストライクをモロに喰らって爆砕された。


なお、第12話ではガゾートのGUTSハイパーキーが登場。暴走するトリガーダークを止めるべく、アキトGUTSスパークレンスに装填したが、ウルトラマントリガーの登場により未使用に終わった。


スーツは恐らく『セブンガーファイト』撮影の際に使われたものをそのまま流用していると思われる。かつてのスーツと比べると胴体の幅が狭くなったことで全体的に肉厚になり、大分印象が変わっている。


ヒュドラムの支配下になった個体ではあるものの、クリッターの共食いの習性は残ってしまっていたのか、劇中でGUTSファルコンに対して「トモダチ」と言ったり、トリガーに噛り付き、トリガーに対しても「トモダチ」と言っている。


無人機であるGUTSファルコンを「トモダチ=食べ物」と認識したことについては、原作にてクリッターが飛行機に乗った人間を捕食するシーンがあるため、無人機と知らずに捕食しようとしたと考えれば自然である。


"原生する野良の怪獣"としての赴きが強かった『ティガ』版と比べ、『トリガー』版は見方によってはヒュドラムの手によって無理矢理怪獣化された後にウルトラマンに倒されるという、ある意味では原作よりも救えない最期となってしまったと言える。


元のスーツがアトラク用であるためか、口の開閉ギミックがない。


初期案のなかでは上述したタロウのように、ヒュドラムが「対象がトモダチである」とガゾートに吹き込む案もあった様子。


ウルトラマントリガーエピソードZ

何気に『セブンガーファイト』以来の原種が登場。今作ではちゃっかりトリガーから噴出したスカイタイプのGUTSハイパーキーを捕食していたらしく、2年越しにトリガーと対決することに。激戦の最中GUTSファルコンのアシストで自身の吐き出したハイパーキーを回収してスカイタイプにチェンジしたトリガーに圧倒されてしまい、最終的にはサークルアームズ・アローモードの一撃で敗北。


尚、ガゾートが劇場作品で明確に登場するのは今回が初。


ウルトラマンデッカー

ガゾート(ウルトラマンデッカー)

第11話「機神出撃」に登場。


TPUの新兵器DG001ことテラフェイザーの可動試験の移送中に突如強襲するが、逆に返り討ちにされて撤退される。

そのまま逃げた先で突如発生した小型の台風にすれ違う様に去っていった。その後の消息は不明。

出現の理由は、ライバッサー同様に地球の脅威となる存在の排除と推定されるが、途中で撤退したので不明。


なお、デッカー(トリガー)の世界ではこれまでに何度かガゾートが出現してはいるものの、その生態は(固有の習性も含めて)あまり研究、解明されておらず、謎の多い怪獣とされている。逆に言えばネオフロンティアスペース出身でTPC情報局畑のシズマ・ミツクニからガゾートに関する情報を受けていない可能性がある。


ティガ』の続編である『ダイナ』では、後述の理由から再登場は叶わなかったが、リスペクトである本作では実現している。ただしデッカーとは戦っていない。


派生作品

ウルトラマン超闘士激伝新章

第1話で観客として登場。流石に原作のように観客を捕食するなんてことはないと信じたいが…。


ロストヒーローズ2

クロスボーン・バンガードに肉食である事を利用されてヒーロー達に差し向けられるも、共食いの習性を知らなかったせいで「ヒーローは敵だ」と命令された為、混乱に陥る。この隙を突いてタロウがサウンドトランスレーターを使ってデナン・ゲーはトモダチだ!」と吹き込んだ事でデナン・ゲーに襲い掛かり、結果的に追い払った。このウルトラマン、ガゾートよりも鬼畜じゃなかろうか。

ちなみに、MACステーションでガゾートの存在を知るイベントにて、仮面ライダーフォーゼをパーティーに入れていると、ガゾートの言葉を鵜呑みにしたフォーゼがガゾートとダチになろうとするが、ティガからガゾートの習性を聞いて恐怖するイベントが追加される。


SPECIAL LIVE MOVIE

ティガと戦い、ウルトラブレーンチョップを受けて退散した。

スーツはヒーローショーなどで使用されているものだが、昨今ピックアップされる機会に乏しいTDG怪獣において、長らく登場していなかった怪獣からの人選であったためファンをざわつかせた。鳴き声もオリジナルのものを使用している。


余談

  • デザイン画では錬金術用語アゾットからとられた「アゾート」という名称だった。顔のモチーフは魔王ダンテ
  • 当初、『ウルトラマンダイナ』第19話では、『ティガ』第15話の続編的な物語であることから「ガゾートⅢ」を登場させるという案もあったが、すでにクリッターが地球を離れているため不採用になった。
  • 「対話できれば解り合える」という理想が必ずしも通じるとは限らない・互いの違いを対話だけで簡単に解決出来るとは限らない、という真剣なテーマを安易な美談に仕上げずに描ききった点で本作での怪獣と人類の立ち位置の一端を示した怪獣&エピソードと言える。
  • 『ティガ』第15話にゲスト出演した青木琢磨氏は当時現役のロードレーサーとして活躍していたプロで、本作への出演がきっかけでダイゴ役の長野博と交友が芽生え、長野氏が所属するV6のコンサートにも来ている程。
  • サントラに収録されているガゾートの鳴き声には、ラドンの咆哮が加えられていない。

  • ウルトラ銀河伝説』に登場するベリュドラの左腕を構成する怪獣の1体として登場した。
  • 2015年にサイバーカードが商品展開された際、「サイバーガゾート」としてサイバー怪獣化された。なお、『ウルトラマンX』本編ではガゾートそのものは登場しなかったが、サイバーガゾートはOPやハイブリッドアーマー変身時の大地の周囲を回るサイバーカードの中に混じっているのが確認できる。
  • ガゾートの出現には強力な電磁波が必須である。ホリイは人為的なもののみについて言及しているが、よくよく考えれば、過去にも太陽フレアを利用して出現していた可能性がある。とはいっても、雷が発生する条件は限定的であり、昔と違って常に電波が飛び交う現代では発生条件が緩和されているのかもしれないが。
  • トリガーでシズマ・ユナを演じた豊田ルナデッカー最終章ディナスを演じた中村加弥乃のお気に入り怪獣である。
    • 中村がレギュラーを務める番組ウル活ライフ〜Aマッソ加納がウルトラ沼にハマるまでにデッカーに出演したタイミングも相まって中村がガゾートに会えなかったためその願いを叶えるために中村がAマッソ加納にガゾートについて語り尽くした後にサプライズとして出演。カメラに背を向けて中村に懐いたりカメラ越しに中村に手を振るなど愛くるしい1面を見せている。(一部抜粋

関連イラスト

変形怪獣ガゾート変形怪獣ガゾート


関連タグ

ウルトラマンティガ ウルトラ怪獣

空中棲息生物クリッター トモダチハゴチソウ


凶獣姑獲鳥:「セカンド・コンタクト」から7年後の続編となるエピソードに登場する怪獣。

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