データ
別名 | 変幻生命体 |
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身長 | 17cm(M)、16.5cm(P)、65m(巨大化時) |
体重 | 8g(M,P)、6万5千t(巨大化時) |
出身地 | カトラ隕石 |
概要
第23話「ルナ対ルナ」に登場。
宇宙から落下し、北陵大学に保存されていたカトラ隕石の中に潜んでいた芋虫のような宇宙怪獣で、青い色のMという個体と、ピンク色のPという個体がいる。
噛みついた相手のDNA情報をコピーし、その生物と同じ姿に変身することが出来る。だが長時間変身を維持することはできず、体から微弱な電波が発生する。また、青い半透明な舌が出ることがあり、これが本物との明確な差異である。触角は仲間の発する電波を受信し、黄色い目は暗所でも視野を確保する役割がある。
なお、「決定版ウルトラマンコスモス図解超百科」(講談社刊)によれば、これまでにDNAをコピーした相手の情報を体内に蓄積しているとされる。つまり、やろうと思えば宇宙のどこかで出会った超強力な宇宙怪獣とかに変身できる…と思われるが、光線技や会話能力まではコピーできないという弱点がある。
劇中の描写からして、この変身能力は自分より大きな生き物に変身して長距離を移動する手段の他、外敵から身を守るための擬態目的であると思われる(自然界にも、ハチに擬態するハナアブのように、有害な他の動植物に擬態して天敵から身を守る生物が存在する)。
また、仲間意識が強く、抑制弾で動きが鈍くなっても、仲間の悲鳴に反応してすぐに活性化するほどである。並びに、人間に擬態した時には相手を突き飛ばして気絶させたり、巨大化した際はレーザーネットを無理矢理引き千切る程の力を発揮している。
北陵大学にカトラ隕石が回収された時にMが落っこちてしまい、隕石内に残っている恐らくつがいであるPを探すために次から次へと人間に擬態したため、大学構内でドッペルゲンガー騒動を発生させた。
騒ぎを聞きつけ、駆けつけたEYESから逃げたときに辿り着いたバイオ工場で人工細胞を増殖させる液化ガスを浴びたため巨大化。ウルトラマンコスモスとの戦いではコスモスのDNAをコピーしニセウルトラマンコスモスに変身して戦い、EYESもどちらが本物か判別できなかっため援護もできず、一時は互角の戦いを展開したものの、前述の通り、光線技まではコピーできないためフルムーンレクトを放とうとして不発し、本物のコスモスのフルムーンレクトによって元の姿に戻る。
その後、ゲルワームの真意に気付いたフブキ隊員によって隕石を返してもらい、自ら元の大きさに縮小してPと再会。ムサシ達に礼を言うかのようにお辞儀をしながら隕石の中に入り、宇宙に帰った。
余談
- 冒頭でゲルワームに遭遇した大学の警備員を演じていたのは、ウルトラマンレオのスーツアクターを務めたニ家本辰巳氏。二家本氏は『ウルトラマンダイナ』第6話でもフォーガスに出くわす警備員を演じており、一種のセルフパロディとなっている。
関連項目
ワーム(仮面ライダーカブト):隕石に乗ってやってきた擬態能力を持つ「ワーム」。