データ
別名 | 剛力怪獣 |
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身長 | 65メートル |
体重 | 7万5千トン |
出身地 | 異次元 |
概要
『ウルトラマンティガ』第26話「虹の怪獣魔境」に登場。
ティガを代表する怪獣の1体。
獅子鼻樹海の異次元空間を根城にしていていた怪獣。
名前の通り銀色のボディに赤いラインが入った姿をしている。羊のように巻いた角と、黒目のない黄色に光る釣り目が特徴。同じく異次元空間で活動しているゴルドラスは同族であるとの裏設定があり、後述する劇場版ではセットで登場している。
シルバゴンの住む獅子鼻樹海は『日本の魔のトライアングル』と呼ばれ、強力な磁場が発生し、逆さの虹が出現するミステリースポットであり、ゴルドラスが時空を歪める際の基点にもなった。
凶暴かつ好戦的な性格であるが、意外にお茶目なところもあり、ティガのゼペリオン光線やタイプチェンジのポーズを真似して、何も起こらず悔しがったりするなどの愛嬌を見せる。また敵を倒すとドラミングする習性がある。
武器は300万馬力の凄まじいパワーを活かした肉弾戦。頭突きや尻尾攻撃、噛み付きなどを得意としており、ガギⅡのバリアを容易く撃破し、パワータイプのティガすら圧倒する実力者。
そのコミカルな動きと怪力が相まって、「平成のレッドキング」という異名を持つ。
防御力も非常に高く、ガギⅡの赤色破壊光線は疎か、ゼペリオン光線の直撃すら耐えてしまった(流石にノーダメージでは無く喰らった直後はダウンしたが、直ぐに元気になった)。
唯一の弱点として視力(後述の様子から静止視力や、光を視認する機能など)が弱く、目標が静止していると視認できない(カラータイマーの点滅程度では見えないらしい)。
活躍
獅子鼻樹海の異次元空間にて生活しており、登場早々に迷い込んで来た一家の乗用車を追い掛け回していたが、ガス欠で車が動かなくなり見えなくなったので追跡を断念して退散する。
その後、一家を襲っていたガギⅡを見かけて戦いを挑み、展開されていたガギⅡのバリアを叩き割り、赤色破壊光線や触手攻撃も全く受け付けずに圧倒し噛み殺してしまった。
樹海脱出を試みるGUTSを追跡する最中にウルトラマンティガとの戦闘に入るが、マルチタイプのティガが全く歯が立たず、ゼペリオン光線にも耐えてしまった。パワータイプに変化してもまるで意に介さず、当初はティガをボコボコにしたものの、やがて弱点の視力の弱さをティガに見抜かれて「だるまさんがころんだ」に近い戦法で翻弄され、ウルトラヘッドクラッシャーで頭を地面に埋め込まれて動きを封じられ、上空からティガ・バーニングダッシュを受け粉砕された。
その後の作品での登場
ウルトラゾーン
アカンバロの瞳の魔力で東京に出現した怪獣として名前と鳴き声のみ登場。
名前にキングと付いていなかった為、恐らく通常種と思われる。
ウルトラマンブレーザー
かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、OPでヒルマ・ゲントが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
派生怪獣
各怪獣の詳細はリンク先を参照。
クローンシルバゴン
『ウルトラマンダイナ』第16話「激闘! 怪獣島」に登場。
TPCのオオトモ博士がザリーナ地帯の秘密研究所で、シルバゴンのDNAから創りだしたクローン。オリジナルと違い体のラインは青色で、弱点だった視力は遺伝子操作で改善されている。
キングシルバゴン
劇場版『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にて初登場。
シルバゴンの強化体で、元のシルバゴンよりも大型且つ凶暴な外見になっている。
派生作品
ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 新たなる二つの光
エピソード7「樹海からのSOS」に登場。
動かないものが見えない原作の設定を踏襲しているが、戦うステージは原作と違って雪が降っているのが特徴。
ウルトラマンフェスティバル2001
ライブステージで怪獣軍団の一体として登場。ウルトラマンコスモス・ルナモードと対決したが、自慢の怪力を尽く受け流され、フルムーンレクトで大人しくなった。
立体化
- 放送当時に『ウルトラ怪獣シリーズ』No.99として発売(リペイント版のクローンシルバゴンはNo.99-EX)。その後もNo.37としてリニューアル版が登場。
- 『大決戦!超ウルトラ8兄弟』公開当時はキングシルバゴンのものが販売されたが、『ウルトラマンギンガ』放送に合わせて登場した『ウルトラ怪獣500シリーズ』では、久々に原種版が登場(No.は35)。再び『ウルトラ怪獣シリーズ』から発売された際のNo.も500シリーズと共通である。
- なお、中国限定で販売された『ウルトラマンティガ対決ソフビセット』では、より劇中仕様に塗装したソフビが収録されている。
- ソフビ以外では『ティガモンスター超全集 PART2』で立体化されている。
余談
- 着ぐるみはシーリザーの改造。尻尾は大型のガギのムチの流用。
- 第26話の制作にあたってプロデューサーから「多々良島をやってくれ」との要望が出されており、『テレビマガジン特別編集ウルトラマンティガ』ではシルバゴンを「平成のレッドキング」と称している。
- 当初の脚本では「光るものに反応する」設定だったが、同話監督の村石宏實の提案により、現在の「動くものに反応する」設定に変更された。上記の通り、本編ではティガのカラータイマーが点滅しているのにそれに一切反応しなかったのだが、その理由はこの辺りにありそうである。
- 映画『ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン』では、スーツが存在していたため『ゴーグシルバゴン』として登場が予定されていたが、敵怪獣が多いとの判断から不採用となった。
- wikipediaに単独で項目が出来たり、ソフビも何度か再販されていたり、亜種が複数登場するなど人気怪獣である事実には違いないが、ゲーム作品や映像作品では今一つ(原種の)再登場の機会に恵まれず、前者に至ってはプレイアブルキャラクターになった事すらない(PS1ティガ&ダイナのステージ7の相手や、大怪獣バトルシリーズにて、キングシルバゴンが技カードとして登場したぐらいである)。
- この回で馬場ミユキ役を演じた児島美ゆきは過去にウルトラマン80、ワンパク番外地などの特撮作品に出演している。
- よくよく考えればシルバゴンは人を殺すなどは一切していない為ティガに殺されてしまった事は可哀想でもある。