概要
その名の通り、能力のバランスが取れており、多彩な光線技と格闘術を駆使した戦いを得意とし、ゼペリオン光線の決定力の高さからゼペリオン光線を発射するためにこの姿に戻る事も。宇宙空間で活動する際の姿もこちらである事が多い。
キリエロイドⅡとの第2ラウンドではパワータイプ相当の姿に変貌したキリエロイドⅡ(※パワータイプを圧倒した強敵です)を相手にキレのある格闘戦で圧倒するなど、人々の応援を受けて立ち上がった際にはタイプの枠を超えた戦闘力を発揮できるようだ。
反応速度も早く、別次元のダイゴが変身したティガはスーパーヒッポリト星人との戦いにてヒッポリト・ファイヤーボムを全弾躱し、すかさずゼペリオン光線で本体を撃ち落としている。
劇場版では闇の巨人としての姿に戻ってしまったティガが徐々に力を取り戻して行き、レナを庇ってカミーラのカミーラウィップを受けた際にこの姿を取り戻した。
また、光の鳥に化身したシーラ(シーラキート)を導く際には黄金の姿(グリッターティガとは異なる)になり、光の粒子を撒いていた。
ファイティングポーズは右手は平手、左手は握り拳とスカイタイプとパワータイプ両方を組み合わせたものとなっている。
データ
飛行速度 | マッハ5 |
---|---|
走行速度 | マッハ1.5 |
水中速度 | マッハ1.5 |
潜地速度 | マッハ1.5 |
ジャンプ力 | 800メートル |
握力 | 50000トン |
タイプチェンジまでの時間 | 約0.5秒 |
必殺技
劇中で最も多用された必殺技であり、ティガが持つ3タイプの必殺技では最も威力が高い。そのため、この技を使うためだけにマルチタイプに戻ることも何度かあった。
具体的な威力はイーヴィルティガのイーヴィルショットと互角、ゲーム『大怪獣バトルNEO』ではグローザムのヘルフローズンブレスを押し返すほど。ゴブニュの機械島を粉砕したり、劇場版ダイナではソルジェント光線と同時とはいえ自身に比べかなり巨大なクイーンモネラを葬り去るなど歴代戦士の必殺光線の中でも火力は高めの部類に入る。
簡易版でもガルラの弱点である喉を突き抜け、ツバサが変身した不完全なティガでさえ、ジョーモノイドを一撃の下に沈めている。
ティガフリーザーやウルトラフィックスといった相手の動きを止める技を使ってからトドメを刺すこともあった。
ただマルチタイプでなければ使えないという訳ではない(後述)。
イーヴィルティガ戦では、通常のゼペリオン以外にも溜めポーズの後一旦胸に両手を添えてから放つ事でセルチェンジビームと合わせた光線を放ち元のマサキ・ケイゴの姿に戻している。
他のウルトラ戦士の必殺技と同様、エネルギーの消耗が激しいため、一度の戦闘中に放てるのは1~2発までという制約がある。基本的に「必殺光線のエネルギーの消耗が激しい」という設定は書籍で語られることの多いウルトラシリーズ内では珍しく本編内でもキリノ・マキオのテレパシーで「エネルギーが限界なんだろ?外すなよ」と言及されている。
ただし、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のみ一度の戦闘中に複数発発射している(スーパーヒッポリト星人をけん制する際に何発かと止めを刺す際に一発、その後、ギガキマイラを攻撃するために何発か発射し、イリュージョニック・スラッガーとウルトラスペリオルを発動する際に、それぞれ一発ずつ、最後は黒い影法師を撃破する際に一発放った)。もちろん、これは他のウルトラ戦士も同様。
また、ギガキマイラ戦では地上からゼペリオン光線での迎撃を試みたが、デカダント・ヘルレーザーの連射により失敗するシーンがある。
エネルギー切れにならないのかという声もよく聞かれるが、この作品に登場するウルトラ戦士は、どれだけピンチに陥ろうがメビウス以外はカラータイマーが点滅する描写がなかったため、恐らく何らかの理由によりエネルギーが無尽蔵に存在していた可能性があり、特に問題なかったのだろう(ゼぺリオン光線に関しては、けん制の際に放ったものは直前にエネルギーを溜める動作をとらなかったため、出力を抑えて放っていたとも考えられる)。
ヤナカーギーとの戦いでは初代ウルトラマンのスペシウム光線と同時に発射し、撃破に追い込んでいる。
『光の星の戦士たち』ではダイナのソルジェント光線と同時発射する合体技「TDスペシャル」を披露し、クイーンモネラを消滅させている。
『超時空の大決戦』ではスキューラに対して使用。なお、海中戦での使用は実はこれが最初。(ガタノゾーア戦は海上戦であって海中戦ではない)
劇場版『THE FINAL ODYSSEY』では、デモンゾーアに対して使用するも、通用せずに押し返されてしまい、それまでの戦闘のダメージの蓄積と、エネルギーの消耗によって一時的に戦闘不能に陥ってしまった。なお、この時のみ白っぽい色ではなく、グリッターゼぺリオン光線のような黄金色になっていた。
- マルチ・スペシウム光線
スペシウム光線と同じポーズで放つ青い光弾状の光線。初代ウルトラマンのスペシウム光線と同等の威力を持つ。
天空魔との戦いで使用。腕を十字に組んでゼペリオン光線に似たエフェクトの光線を発射。
- ハンドスラッシュ
手を振り抜きつつ青い光弾を放つ。3タイプ共通の技で、主に牽制に使われる。
ウェポナイザー戦では、スカイタイプで上へ伸ばした右拳にチャージし、マルチタイプになって拳を突き出しつつ地面に撃ち込んで陥没させるという変化形を使用。
- ティガスライサー
胸のプロテクター部分から発するエネルギーを光の刃に変え、両腕を伸ばして発射する切断技。貫通力も高く、宿那鬼の持っていた刀ごと首を切り落としたほど。
平成初、なおかつ平成以降で珍しい、相手の首を切り落とした技である。
ただし、相手の宿那鬼は首のままでも生きており、決め手とはならなかった。
- タイマーフラッシュ
胸のカラータイマーから放つ光線。敵の分身を消滅させる。
- タイマーフラッシュスペシャル
カラータイマーを発光させて敵を熱で溶解させるタイマーフラッシュの強化技。
なお、グリッターティガ版とは異なり、カラータイマーの前で腕をあわせてから開き腕を振り下ろすという撃ち方となっている。
ただし、ファイティングエボリューション3では、通常時に使用したモーションがベースとなっており、ウルトラモードのグリッターティガもこのモーションとなっている。
スーパーヒーロージェネレーションでは一度、単体ではグリッターティガになるかたちで使用しているが、通常時のモーションとなっている。
- ティガ・マルチパンチ
複数あるパンチ技の総称。
- ティガ・マルチキック
様々な場面で使用されるキック技の総称。
イーヴィルティガ戦では飛行状態から回転を付けて使用し、後退させた他、メンジュラ戦では両足蹴りで吹っ飛ばし、クイーンモネラ戦ではティガ・マルチチョップから繋ぐ形で放ち、ダイナを捕らえていた檻を破壊した。
- ウルトラパワー
頭上高く敵を持ち上げて放り投げる技。
キリエロイドⅡとの戦いでは地獄の門まで勢いよく投げつけてグロッキーにし、ゼペリオン光線に繋いだ。
- ウルトラ・ホイッパー
敵を掴んで地面に叩きつける投げ技。足を使って敵を投げる場合はウルトラレッグホイップと呼ばれる。
- ウルトラフィックス
左手を突き出して放つ光線で相手の動きを静止させる。
主にゼペリオン光線への繋ぎとして用いられた。
- スラップショット
敵に向かって飛び上がり、すれ違いざまに光の手刀を放って敵を切り裂く。
- セルチェンジビーム
右腕を突き出して放つ黄金の光線で、怪獣化した対象を元の生物に戻す。
しかし、光線を吸収できる相手とは相性が悪く、メタモルガ相手には凶暴化を加速させるだけに終わった。
- ティガ・マルチチョップ
地上や空中で放つタイプなど、複数あるチョップ技の一つ。
『ロストヒーローズ2』での通常攻撃はこれ。
- ウルトラブレーンチョップ
イーヴィルティガとの戦いですれ違いざまに放ち、膝をつかせたチョップ技。
- ティガテレポーテーション
テレポート能力。他のウルトラ戦士同様に使用には莫大なエネルギーを消費する。
第35話ではTPC極東本部から中国の崑崙山脈まで移動した。
- ウルトラ念力
腕から緑色の念動波を放ち、物体を浮遊させる。
江ノ電を浮遊させてタラバンを親の元まで移動させた。
- ウルトラ・ライトナックル
右腕にエネルギーを集めて放つパンチ技。
- ティガトルネード
覆いかぶさってきた敵に対し、体を高速で回転させて弾き飛ばす技。紛らわしいがこちらの事ではない。
- フラッシングアタック
全身を光エネルギーで覆い、敵に突っ込む技。
派生技にこの光エネルギーを光弾にして放つ「ブライトショット」がある。
- ウルトラクロスバリヤー
ゾフィーのウルトラクロスガードのように両腕を組んで相手の攻撃を防ぐ技。
- ウルトラ白刃取り
宿那鬼の刀を受け止めた技。
- ヒーリング・レイ
額のティガクリスタルから放つエネルギー付与光線(光線そのものには「クリスタルパワー」という名前がある)。クイーンモネラに囚われたダイナを回復させた。
また、『ウルトラマントリガー』の世界に顕現した際には、キリエロイドによって消耗させられたトリガーのエネルギーを回復させた。
- ウルトラヒートハッグ
相手を掴んだ状態で全身を赤熱化させ、相手を爆発させる。ウルトラダイナマイトに似た捨て身技だが、自分が爆発するわけではない。
3DS専用ゲーム『ロストヒーローズ2』では全身からエネルギーを放出して攻撃する形式として表現されているが、ウルトラダイナマイトの様な全体技では無く単体技として設定されている。
『学校へ行こう!』にゲスト出演した際に使用した。
- ウルトラランス
ウルトラマンタロウが使った技と同じもので、タイラントのムチを光の槍に変換して投擲する技。
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル第一弾』で使用。
- ウルトラシールド
敵の攻撃を防ぐために両手のひらで作る七色のバリアー。
曖昧さ回避
- 『ウルトラマンティガ』の用語で、ウルトラマンティガの基本形態。本稿で記述。タグの登録数としてはこちらが殆ど。
- 『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』の用語で、ウルトラマントリガーの基本形態。⇒マルチタイプ(ウルトラマントリガー) (※なおティガの同形態との区別のため、イラスト投稿の際「マルチタイプ(ウルトラマントリガー)」タグを推奨する。)
- 『ポケットモンスター』の用語で、アルセウスが持つ専用とくせい。⇒マルチタイプ(ポケモン)
別名・類義
関連タグ
ウルトラマンティガ ウルトラマンティガ(キャラクター) スカイタイプ パワータイプ
フラッシュタイプ:ウルトラマンダイナの基本形態でマルチタイプに相当。
トリガートゥルース:赤と紫が同じ位置。