概要
『基本タイプ』とは、平成・令和ウルトラシリーズのウルトラマン(ウルトラ戦士)の基本形態の呼称。
ウルトラ戦士によっては、形態がタイプという名称ではない、または、タイプ等の名称がつかない場合もあるが、まとめてこう呼ばれる場合が多い。また、基本形態に名称が無い場合は、「ノーマルタイプ」や「メインタイプ」などと呼ばれる場合もある。
平成・令和ウルトラマンの基本タイプは、「スピードとパワーのバランスに優れ、豊富な光線技を持つ」という設定になっていることが多いが、中にはウルトラマン自身がパワー/スピードタイプであり、それを向上させるということもある。
突出した身体能力を持たないために、パワーやスピードに特化した相手に対しては苦戦を強いられることが多いが、威力抜群の光線技を多数揃えているため、破壊力や臨機応変さでは他のタイプを上回っていることもある。そのため、「敵にトドメを刺すためだけの目的で基本タイプに戻る」という光景もしばしば見られる。
また、ウルトラマンと言えば多くの人が赤と銀をイメージするためか、複数の色が使われている戦士であっても、コスモス(複数主人公制を含めばブルとフーマも一応該当)を除く全ての主人公ウルトラマンの基本形態には赤い部分が存在する。
一覧
ここでは基本タイプに呼び名があるものを挙げる。『ウルトラマンガイア(初期)』『ウルトラマンマックス』『ウルトラマンメビウス』『ウルトラマンゼロ』『ウルトラマンギンガ』『ウルトラマンX』『ウルトラマンタイガ』『ウルトラマンブレーザー』内に登場するウルトラ戦士たちには、基本タイプに特定の名称が与えられていない。
平成ウルトラマン
『ウルトラマンティガ』
『ウルトラマンダイナ』
『ウルトラマンガイア』
V1(通称) → V2(ヴァージョンツー)
※V2は中間タイプの要素も兼ねている
V1(通称) → V2(ヴァージョンツー)
※V2は最強タイプの要素も兼ねている
『ウルトラマンコスモス』
『ウルトラマンネクサス』
新世代ヒーローズ
『ウルトラマンオーブ』
※元々の姿という点では後者が基本形態と言えるが、当初はある事情で封印しているため、前者が基本形態となっていた。最初期にはオリジン・ザ・ファーストの姿も存在。
『ウルトラマンジード』
『ウルトラマンR/B』
『ウルトラマンZ』
※本来の姿はオリジナルだが、戦闘時は事実上アルファエッジが基本形態の役割を担う。
『ウルトラマントリガー』
『ウルトラマンデッカー』
基本タイプの扱いのバラつき
基本タイプは公式でも上記一覧とはなっているが、ガイア、ネクサス、オーブ、ゼットはメディアや商品展開によって登場するタイプにバラつきがある。ガイアはこの中では比較的V2という形で落ち着きつつあるが、ネクサスはアンファンス、オーブはオリジン、ゼットはオリジナルを差し置いてそれぞれジュネッス、スペシウムゼペリオン、アルファエッジがまるで基本タイプのように扱わることが多い。理由はネクサスとゼットは本来の基本タイプよりも出番や戦闘描写、戦績が良いということもあるとされている。
また、コスモスも上記の戦士たちほどではないにせよ、最新ヒーローとしての展開が終了した2003年から2011年までの8年以上もの間、ルナモードを差し置いてエクリプスモードの登場が極めて多かったが、終始ルナモードのみが登場した『サーガ』が公開された2012年以降は本来の基本タイプであるルナの登場が増え、逆にエクリプスの登場が激減し、現在ではほぼルナモードで固定となっている。