概要
『中間タイプ』とは、平成・令和ウルトラシリーズのウルトラマン(ウルトラ戦士)の形態のうち、基本形態と最強形態の間の位置づけに相当する形態である。
ウルトラマンによっては、形態がタイプという名称ではない、または、タイプ等の名称がつかない場合もあるが、まとめてこう呼ばれる場合が多い。
一般には、対応する戦士の情報初公開時には公表されていなかったタイプで、初変身が第2話以降でもあらかじめ詳細が明かされていたタイプは含まれない。ただ、第1話放送開始時点で存在は公開されていたものの関連玩具の販売スケジュールは一般に公開されていなかったケースもある(サンダーブレスターがその例)。
テレビシリーズの場合だと大体中盤に入ってから登場し、基本タイプや他のタイプチェンジよりもさらに強力な力を持つが最強タイプには劣るというのが法則。大概の場合は1クール目の終盤前後に初登場する。
よって最強タイプを体得すると相対的に出番は減ってしまう。タイプチェンジを行う作品では3クール以上の作品ですら各タイプの扱いに差が出がちであり、中間タイプが10年ぶりに登場した『オーブ』でこそ上手く描くことに成功するもののの、『ジード』で出番の少なさと悪さが顕著になってしまい、その教訓からか『R/B』では中間タイプが設定されない代わりに新しい武器が登場し、『タイガ』では全体の3分の1にあたる第8話から登場した)が、一部のスペックは最強タイプに勝っていたり、
また、最強タイプにはない能力を持っている、もしくは総合的に見れば劣っても部分的に見れば最強タイプに勝っていることもあったりして最強タイプ登場後も長く活躍する事も稀にある。
というかそもそも大前提として新世代ヒーローズ以前の中間タイプ自体がメビウスくらいしかないことに加えて新世代ヒーローズでも採用されたのが5つにも満たない。
中間タイプ一覧
●:配信作品で登場した形態(放送終了後の作品も含む)
△:自身が主役ではない作品での客演時に登場した形態
平成ウルトラマン
『ウルトラマンメビウス』
『ウルトラマンゼロ』
※ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突以降、基本形態から最強形態に変身する際、この形態を経由している
新世代ヒーローズ
『ウルトラマンオーブ』
『ウルトラマンジード』
『ウルトラマンタイガ』
「元最強タイプ」に相当する中間タイプ一覧
TV本編での最強タイプが最終回や劇場版などでより強いタイプに最強の座を更新されるケースもあるため、このようないわば「元最強タイプ」を中間タイプとして扱うかは議論が分かれるところであり、便宜上こちらも扱う。
○:短編で登場した形態(放送終了後の作品も含む)
◇:劇場版で登場した形態(放送終了後の作品も含む)
●:配信作品で登場した形態(放送終了後の作品も含む)
△:自身が主役ではない作品での客演時に登場した形態
☆:複数のウルトラマンが合体する形態
□:最終回等のみに登場した特殊な形態
平成ウルトラマン
『ウルトラマンメビウス』
『ウルトラマンゼロ』
新世代ヒーローズ
『ウルトラマンギンガ』シリーズ
ウルトラマンギンガ
ウルトラマンビクトリー
『ウルトラマンX』
『ウルトラマンオーブ』
※厳密にはオーブの本来の姿であり、登場後は新たな基本タイプ扱いされるなど、これまでの最強タイプとは位置づけがかなり異なっている
『ウルトラマンジード』
『ウルトラマンR/B』
※本編では中間タイプが登場する時期にオーブリングNEOが登場している
一部では中間タイプ扱いされるものの実際には微妙なラインの形態
見て貰えば分かるが、「特定のタイプへ変身するための過渡期」という意味での「中間」扱いされる事も。
平成ウルトラマン
『ウルトラマンティガ』
※基本タイプに「戻る」までの中間タイプで、厳密には元の能力を取り戻す途上の姿
『ウルトラマンガイア』
※厳密には新たな基本タイプ
『ウルトラマンコスモス』
※初期から登場している形態だが、最強形態への変身は一度この形態を経由する必要がある
※ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀では、フューチャーモードへのモードチェンジを披露している。
『ウルトラマンネクサス』
※最終回で孤門一輝が変身した際、アンファンスから上記の2形態を経由してウルトラマンノアに変身した
『ウルトラマンゼロ』
新世代ヒーローズ
『ウルトラマンオーブ』
※最強タイプの変身に必要なカードを3枚中2枚使って変身する。また、ステージショーではオーブの強化形態のようなポジションで活躍する事があった
『ウルトラマンZ』
※放映前から紹介されOPの初期から登場しているが、能力の特性や遅めの登場話数から、中間タイプとみなすファンも多い