『カモン!』
『アース!』『シャイン!』
「輝きの力を手に!」
「バディーーーゴー!!」
『ウルトラマンタイガ フォトンアース!』
データ
身長: | 50メートル(通常形態と同じ) |
---|---|
体重: | 5万5000トン |
飛行速度: | マッハ8 |
走行速度: | マッハ1.5 |
水中速度: | 130ノット |
地中速度: | マッハ0.8 |
ジャンプ力: | 600メートル |
腕力: | 10万トン |
握力: | 7万トン |
初登場:『ウルトラマンタイガ』第8話「悪魔を討て!」
概要
太古から地球に眠っていた神秘の力を手にしたタイガが転身した姿。
変身には、タイガキーホルダーと地球の力が融合し変化したフォトンアースキーホルダーを使用する。
また、掛け声は若干エコーがかかったものになる。
容姿
メインカラーは金・銀・黒。
鎧を身に纏った荘厳な姿が特徴で、頭部のウルトラホーンも金色に変化し大振りになった。
変身バンク
タイガの身体へ脚から順に鎧が装着されていき、最後にウルトラホーンが大型化するというプロセスになっている。
ぐんぐんカットは一旦左腕を挙げた状態から右腕に挙げ直すもの。
能力
データにもある通り、鎧を纏っているためかスピードが若干低下したものの、その分攻撃力や防御力が上昇しており、パイルドライバーなどのパワフルな格闘を繰り出したり、通常形態ではダメージを受けてしまう光線を受け止めたりしている。
第8話と早期から登場した事もあって近年の中間タイプとしては戦績がよく、第15話のスカルゴモラ戦まではまともに苦戦すらしていない。初登場時にはあのトレギアとも短時間ではあるが互角に渡り合っている。
攻撃防御上昇、スピード減少、光線を素手で受け止める等強化の方向性がタイタスと被ってしまっているものの、豊富な光線技や怪獣リング、空中戦などでタイタスの戦闘スタイルとは差別化されている。
本編中盤以降はトライストリウムの下位互換という扱いになってしまって目立った活躍もなかったが、本編終了後はトライスクワッドの3人が独立して行動出来るようになったこと、トライストリウムはタイガ・タイタス・フーマの3人が揃っていないと変身出来ない上に人数の利が活かせなくなるということもあり、この形態はタイガ単独で使用可能な強化形態と言う利点が出来ている。
必殺技
光線技
- オーラムストリウム
大気中の光エネルギーを体内に吸収し、腕から一気に発射する光線技。ストリウムブラスターの強化版と思われる技で、基本的な構えも同じ。
光線の一つ一つが金色の長剣の形状をしている。
ギマイラとの戦いでは上空に出現したサラサの海のエネルギーをも吸収、振り下ろすように発射してギマイラを切断した。
対象を凍らせる冷凍光線。タロウから受け継いだ技の一つ。
ギマイラとの再戦で使用。麻璃亜が魔法で上空に再現した惑星サラサの海を凍らせて氷の弾丸として放った。
- スワローバレット
通常形態から引き続き使用する、腕を十字に組んで光弾を放つ技。色は金色に変わっている。
劇中ではスカルゴモラ戦で、ギガデロスリングの力で分身しながら使用した。
格闘技
- フォトンアースキック
フォトンアースが放つ重々しいキック技。
両足による飛び蹴りは特に強力である。
- フォトンアースブロー
タイガブローよりも威力が大きくなった連続パンチ。
- フォトンアースチョップ
渾身の力を込めたパワフルなチョップ技。
第15話では、一撃でスカルゴモラの角をへし折っている。
- フォトンアースドライバー
敵を逆さまに抱え上げて大きくジャンプし、脳天から地面に落とす荒技。
第9話でマジャッパを相手に使用した。
この他、トレギアとの戦闘にて金色のオーラを纏ったパンチを放っている。
怪獣リングを使った技
- ヘルスラッシュ
ヘルベロスリングを使って発動する技。通常形態同様、腕から赤黒い光刃を放つ。
しかしこの技を使ったことが切っ掛けで…。
- ファングウェーブ
ナイトファングリングを使って発動する技。通常形態同様、青紫の光球を放ち音波を発生させる。
劇中では、音波の力でギガデロスの分身能力を封じた。
- デロスイリュージョン
ギガデロスリングを使用して発動する技。2体の分身体を作り出す。それぞれの分身体が光線技を使用することも可能。
第15話で使用し、3方向からのスワローバレットでスカルゴモラを攻撃した。
余談
ウルトラシリーズではすっかりお馴染みとなった新規アイテムによる強化変身だが、フォトンアースに関しては、タイガキーホルダーがタイガの意思に応じてその都度変化し、それを使用して変身するという、なかなか珍しい演出が行なわれている(同様の手順を踏むのは劇場版のサーガくらいである)。
地球での戦いを終えヒロユキと分離して以降も変身は可能で、『UGF大いなる陰謀』ではヒロユキの掛け声をタイガ自身が叫んで変身している。
金色のウルトラホーンと金色の鎧が特徴的なその姿は、どこか毘沙門天などの日本の戦神や十二神将を思わせる。また、上述の要素が『超闘士激伝』のタロウを彷彿とさせるため、初見の時点で闘士タロウを連想した人が続出した。
劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場したカミーラとは偶然にもカラーリングが似通っており、超古代(太古)の地球と縁があるという不思議な共通点も存在する。
一方、別の深夜特撮ヒーローにも見えたという人もいたとか。
何気にウルトラマンエクシードX以来となる、TVシリーズにおいて歴代ウルトラ戦士の力を一切お借りしない強化形態であり、なおかつハンターナイトツルギ以来となる惑星に眠る力を手にして誕生した形態でもある。また、他の強化形態と異なりタイガ単体での強化形態となる。
ボイスドラマにて、タイタスとフーマはタイガがフォトンアースに変身したことに対し拗ねていた。
なおトライスクワッドの中でもタイガのみが力を得たのは、たまたまタイガに変身していた事による偶然のようで、仮にタイタスやフーマに変身していた場合、タイガ以外のフォトンアースが誕生していた可能性もある。
その可能性を受けてか、タイタスとフーマは「『オーラムプラニウム』撃ってみたかった」「『金星光波手裏剣』撃てたかもしれないのに」と愚痴をこぼしていた(後者の由来はオーラムが「金」を意味するためと思われる)。もっとも、筋肉を武器とするタイタスと、スピード自慢のフーマに、鎧を装着する形態との相性がいいのかは怪しい所であるが……。
フォトンアースキーホルダーは地球のエネルギーを変換した光の剣から誕生したものの、切断技の類を使った描写は未だに無い(強いてあげるなら、上述したようにオーラムストリウムを切断技のように使用した例があるが)。
フォトンアースの力とトレギアに直接の関係はないものの、誕生に関わっていたナイトファングを倒した後に怪獣リングが出現した事、誕生後トレギア=霧崎が「今の内に酔いしれておけ」との言葉通り、この形態になって以降タイガは怪獣リングの使用も伴って力への執着を見せ始めるようになったことからこの形態にさせる事自体がタイガを闇に落とす計画の一部であった可能性が高い。
また、フォトンアースの力は地球に由来するものである為、後の強化形態と異なり『絆、信頼』を必要としなかったのもトレギアにとってはタイガを力に依存させるには都合がよかったのであろう。
二度目の強化形態がタロウに近い赤のため、ビジュアル的に変えるためにパワーアップの色として多く使用されている金色を前面に出している。デザインは、有機的なラインのものなど複数案が検討された結果、鎧をイメージしたものとなった。スーツは当初、肩や腰のプロテクターが一体成型となっていたが、スーツアクターの動きを阻害することから、デザイン画通りの別パーツ構成に改修された。
光の国のエネルギーが融合するため、太陽の力ということとなった。
鎧の戦士のため、「ギシギシ」という鎧がこすれる音を入れている。
当初、「フォトンアースドライバー」は別の技になる予定だったが、その体制がとれず、タイガの方が接地面が多くなってしまうため、タイガがやられているように見えてしまうことから、パイルドライバーとなった。撮影では、マジャッパのスーツを吊って高い足場から落として表現している。
タイガの声を演じた寺島氏は1番気に入っている形態はフォトンアースである事をインタビューで語っている。
関連項目
ウルトラマンタイガ トライスクワッド ウルトラマンタイガ ウルトラマンタイタス ウルトラマンフーマ トライストリウム トライストリウムレインボー
トライストリウム:スーパーウルトラマン分類されるが実質的に最強形態。
ウルトラマンガイア:「地球の力」「フォトン」というネーミングから、タイタスがボイスドラマにて話題に挙げていた。
ウルトラマンアグル:ガイアと同じく、地球の力によって誕生したウルトラ戦士。なお、彼にも「地球の力により誕生した強化形態」が存在する。
フォトンビクトリウム フォトンナイト:ネーミングの似ているフュージョンアップおよびフュージョンライズ形態。特に前者は大地の力関係のウルトラ戦士を基にした形態である。
新世代ヒーローズ強化形態
ウルトラマンルーブ←フォトンアース