データ
※変身者である湊イサミの年齢と同じである。
概要
ファイティングポーズは腰を落として拳を握るスタイルを取っている。
容姿
黒をベースにした銀色のラインの体、頭の一本角が特徴。鎧部分や角の色はクリスタルの属性によって変化する。
兄に比べると、こちらの方が従来のウルトラマンに近いデザインである。また、角の生え方はギンガビクトリーやエクシードXを彷彿とさせる。
兄弟共通の武器・ルーブスラッガーはひとつの大きな剣「ルーブスラッガーブル」として使用する。
基本形態がアクアであるため、ヒカリ以来12年ぶりにして4人目の青いウルトラマンであるが、青い部分は角やプロテクターなどに限られて、青の比率は従来の青いウルトラマンに比べると低い。
変身者の性格もあって、やんちゃかつ前のめりな行動が目立ち、兄ロッソに突っ込まれる事が多い。機敏な動きで相手を翻弄し、スピーディーな攻撃を繰り出すスピード系戦士ではあるが、そのような描写は少ない。
ぐんぐんカットはウルトラ戦士では初となる左腕を挙げたものとなっている。
形態
使用する技は光線系のものとなっており、攻撃範囲が広い攻撃的な能力になっている。よって、止めはロッソが拘束した所にブルが撃ち込むというパターンが多い。
ギンガクリスタルを使用する基本形態。
タロウクリスタルを使用する形態。
ティガクリスタルを使用する形態。
ビクトリークリスタルを使用する形態。
余談
ロッソと比べるとわかりにくいかもしれないが、「ブル」とはイタリア語で青を意味する言葉である。英語のBlue=青を略したわけではないらしい。尤も、ウルトラシリーズの既存の用語に『ブルー族』という単語がある以上、英語の「ブルー」という単語は使いにくかったかもしれない。
そもそも兄共々、属性を変更した時点で青=ブルじゃなくなってしまうところなのだが…と思われたが、超全集に掲載された小説作品にて、ロッソとブルという名前は先代の変身者の本名であることが明言された。
客演
2024年現在、全ての客演で兄であるロッソと共に登場している。本編においてどちらかというとロッソの方がより主人公として描かれていたことと、近年では(ブルの場合はサブとまではいかないが)サブトラマンといった単体では登場しにくい戦士が相方が出なくても単独で、出演する機会も増えてきたため、単独での客演を望む声もある。
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』
タロウによってウルトラマンの姿で光の国に召喚されるが、タロウから妹が攫われたという知らせを聞き、居ても立っても居られずに飛び立ってしまう。
その後グリージョを捜索中にエタルガーによって惑星ペノルに叩き落され、交戦。
凄まじい硬さの装甲に苦戦を強いられ、追いつめられるが、駆け付けたリブットに救われ、再び光の国で他のウルトラマンと合流した。
グリージョとともに本作の実質的な主役としての役割も果たしており、惑星テンネブリスでの決戦ではウルトラマンルーブとしてウルトラダークキラーとの対決という大役を受け持つことに。
その一方、本編の時のような兄弟二人の軽いノリは相変わらずであり、コメディリリーフとしても活躍した。
終盤、グリージョに地球の事を任せ、他のニュージェネレーションヒーローズと共に逃亡したトレギアを追跡する所で物語は幕を閉じる。
『ウルトラマンタイガ』
因縁の相手であるウルトラマントレギアを追い詰めるが、逆に罠にかけられ重傷を負う。その後やって来たタイガ(ウルトラマン)に自らの力を宿すウルトラマンブルレットを託し、物語からはフェードアウト。
『ニュージェネクライマックス』
湊イサミの姿としては初めての客演。
タイガ本編最終回にて、ウルトラマントレギアがタイガに倒された瞬間、トレギアの中から邪神が抜け出すのを宇宙から観測、自分達の変身能力と引き換えに邪神を封印した事で、半年間もタイガ世界の地球での生活を余儀なくされる事になった。
その後、兄や朝倉リクと共に銀河クワトロマーケットという店を営みながら、ヒロユキを捜索し、護衛を行う。
その後グリムドが出現しヒロユキがウルトラマンだと判明するとブルレットを返却され変身能力を取り戻し立ち向かった。タロウが闇に堕ちた際にはカツミが責任感を感じた際には慰めてフォローする。
トレギアの人間態である霧崎にはカッコいいと称しつつも自分の方が上だと言ってのけた。
トレギアとの決戦時にはロッソと共にゴロサンダーを主に相手をし他のウルトラマンが最強形態に変身した際にルーブになろうとしたが突然現れたグリージョに驚愕しつつもグルーブに合体変身して光線を放った。
グリムドが真の力を取り戻した際には歯が立たなかったがタロウからの指示を受けタイガ・トライストリウムに力を注ぎウルトラマンレイガへと合体変身した。
戦いを終えた後は兄妹揃って宇宙へ飛び立った。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
水の惑星リクエターでギナ・スペクターに苦戦するフーマを助けるべく兄やオーブと共に参戦。今作では状況が状況なので、いつものルーブ漫才はちょっぴり控えめ。怪獣墓場へはアサヒを救うために他のニュージェネレーションズよりも早く駆けつけ、ギンガ、ビクトリーの年長組と一緒にアブソリュートタルタロスと激突する。
最終的にグリージョのギナ・スペクターを救いたいという願いを受け、新世代ヒーローズ全員でレイガに合体変身、グア・スペクターを撃破してギナ・スペクターを救い出すも、ギナ・スペクターは死亡。
その後、グリージョが悲しみを乗り越え、もっと強くなることを改めて決意するのを見守った。直後にベリアルとトレギアの急激により他の戦士が攻撃を受けたが、ルーブ兄弟とレイガにはならないゼットはこれを免れ、その後にべリアロクを奪われたゼットを心配していていた。
『ウルトラマンニュージェネレーションスターズ』
光の国からディメンションナイザーを受け取りロッソと共に初めてウルトラマンになった日の事を思い返すが、ディメンションナイザーの構造を知るために分解しようとして兄に怒られたりと相変わらずの調子である。
余談
デザイン画では、二本角だった。また、ロッソとボディは共通のデザインだが、黒と銀の配色が逆になっており、手甲と胸のディテールが異なっている。
青トラマンは、コスモスを除き剣を使用しているが、ブルのみは実体化した剣を使っており、それ以外は光の剣を使っている。
当初、ロッソ同様頭部のデザインをタイプごとに変えるというアイデアもあったが、同じモチーフで2人のウルトラマンがタイプチェンジをすると、訳が分からなくなってしまう事から、頭部の形状を変えずに、色のみを変えるという風にルール付けをする事になった。
関連タグ
アストラ:実の弟繋がりのウルトラマン。『ウルトラマンフュージョンファイト!』では組むとキズナボーナス「弟の意地」が発生する。
ウルトラマンコスモス:初の主役青トラマン。
ウルトラマンデッカー:同じく初代変身者の名前がそのままウルトラマンの名前となったウルトラ戦士。(これはロッソも同様)