ホリイ「いいですか?おたく等の間違いは、『生命』という未知の領域に懲りもせず、無防備に踏み込んだことなんです!」
データ
概要
第47話「闇にさようなら」に登場。
TPC宇宙開発局が進めていたエボリュウ細胞による人体強化計画「ジニアスプロジェクト」内での生物実験により、エボリュウ細胞を移植された猿が怪獣化したもの。
実は、以前エボリュウとなったサナダ・リョウスケのペットであった。
その精神は自分を改造して怪物に変えた人間達への憎しみに満ちており、「人間メ、消エチマエ!」と呪いの言葉を吐きながら暴れ回る。
名前の由来は「Metamorphose(突然変異)」から。
ジニアスプロジェクトを実施した宇宙開発局・D機関の職員は、「長くは生きられない」と分析していたが、生き延びるために自己進化を続け、凶暴な怪獣となる。
エボリュウ細胞の影響で、大量の電気エネルギーを摂取し続けなければ生きていけず、発電所や高純度エネルギー備蓄場を襲ってエネルギーを吸収している内にエネルギーを制御できなくなり、生ける爆弾と化してしまった。
自分と同じ生物実験に利用される動物達の悲鳴にも似たテレパシーを受けて宇宙開発センターに現れ、高純度エネルギーを喰らいつつ破壊の限りを尽くす。
液体窒素弾で動きを封じられても体温を異常上昇させて復活し、ホリイ隊員が開発した細胞進化促進剤を撃ち込まれてもすぐには効果が出なかった。
ティガとの戦闘では猿ならではの素早い身のこなしで立ち回り、あと一歩の所まで追い詰める。かつてキングモーラットやイーヴィルティガを元に戻したセルチェンジビームも、憎しみ以外の感情を失くしたメタモルガには通じず、ますます凶暴化させてしまう。
最後はホリイ達を救うべく姿を現したエボリュウの幻(レナ隊員は、細胞進化促進剤の効果がようやく出たと解釈した)に動きを封じられた隙にティガ・フリーザーで凍らされ、宇宙に運ばれた直後に限界を迎え、大爆発を起こす。
その後、メタモルガの一件で、エボリュウ細胞の実験は完全凍結される運びとなった。……はずであったが。
漫画『ウルトラ忍法帖』
長編シリーズ・荒神流編にて朧党の忍獣「瑪咤盛駕」として登場した。怪力が自慢らしく武闘家のダイナを倒すために送り込まれ彼の道場近辺で様子をうかがっていたが、荒神流の刺客・呀喇呀囉に「お前の腕では無理だ」と言われ逆上して襲いかかり、貫手龍爪で返り討ちに遭った。なお、この戦いは道場に居たダイナにも気付かれており、彼を震撼させた。