データ
登場怪獣
地理
日本のどこかにあるといわれる無人島。五島列島の多々良島と同一かは定かではない(作中のセリフで「南海の楽園に還る」と行っている事から南西諸島や小笠原諸島の可能性もある)。
火山が活動しているために無人島と化しており、地磁気に異常をきたし、西側にはジャングル地帯が繁茂、島全域が怪獣たちが跋扈する危険地帯となってしまっている。
『ウルトラマン』第8話時点で気象観測所が建造される事となったが、上述の通り怪獣が出没しているため連絡は絶え、科学特捜隊が調査のために上陸している。
生態系
『ウルトラマン』第8話のサブタイトルにも表されている通り怪獣無法地帯と化している。
捕食行動か縄張り争いなのかは定かでないが、獰猛な大型の怪獣・レッドキングと、チャンドラーが熾烈な闘争を繰り広げている。地底にはマグラーが生息しているが、臆病な性質故に巨大怪獣同士のヒエラルキー形成には関与はしないものの、逃避行動によって行動域が変動するため人間への危険度を高めている。
小型怪獣はピグモンしか確認できないが、この弱肉強食の魔境では珍しい人間に友好的な生命体であったので、観測所の職員のうち、松井所員のみが一命を取り留めている。
恐ろしい事に脅威は怪獣だけではない。島のジャングル地帯には吸血植物のスフランが自生しており、捕まったら最後、レーザーや火炎などの有効な対抗手段がない限りは血を吸い尽くされる羽目になる。
これらの怪獣はウルトラマンと科学特捜隊の活躍によって全滅(ピグモンは人間を助けるために死亡、スフランは全部駆除されたかは不明)している。
彼らがいつから島に存在したのかは明かされていない(どこかから持ち込まれた可能性もあるのだが…)。
その後の作品
『スーパーヒーロー作戦』
原作同様に怪獣無法地帯と化しており、当然のように怪獣がエンカウントで出てくる。出てくる怪獣はスフラン、テレスドン、ツインテールの他、何故か宇宙怪獣である筈のベムラーとエレキングがいる。
ダーク破壊部隊のヒトデムラサキ達がここの怪獣を捕まえて自分達の兵力にしようとしてやってきている他、カトル・ラバーバ・ウィナーもデビルガンダムがいると睨んで来ていた。だがカトルはダークに拘束されたがハカイダーの気まぐれで脱出した観測所の人々を助けるべくガンダムサンドロックでレッドキングと戦う。
『多々良島ふたたび』
パラレル後日談の本作でも登場。
異常な火山活動や地磁気の原因はとある侵略者が誘発させたものだったと説明されている。
『ウルトラマンブレーザー』
第7話『虹が出た・前編』においても、同エピソードのキーパーソンであるヨコミネ・カズノリの著書に「多々良島マグラー対策の反省と怪獣理解の必要性」という書籍があることから、『ブレーザー』の世界にも多々良島は存在している模様。
オマージュ
中南米に実在する地域。『ウルトラマンパワード』第3話「怪獣魔境に飛べ!」に登場。
出現する怪獣も未登場のマグラーを除いて本作に登場した怪獣のリメイク。
- 荒神島
『ウルトラマンネオス』第7話『生態系の王』に登場。
ダークマターの影響で生態系が激変した。
- サブジェクト・ファントム
『ウルトラマンマックス』第5話「出現!怪獣島」に登場。
太平洋に突如として出現した浮遊島。古代人が文明を築いていた跡があり、異星人から贈られた生体コンピューターのピグモンは島の制御装置の役割を果たし、サラマドンとパラグラーは彼の守護を担っていた。
しかし、島には「災いの神」と呼ばれるレッドキングが封印されており、要石となっていたピグモンの石像が壊された事で現代に復活した。
島は起爆性の高い岩石で構成されているため、もし日本列島に激突すれば房総半島から北陸一帯が壊滅してしまう。おまけにこの岩石はレッドキングの武器としても使用されているので、マックスは苦戦を強いられた。
UDFの「コスモ・ディーバ」によって早期に爆破が試みられたが、寸前にピグモンが島を異次元に移送したために事なきを得た。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の舞台となる惑星で、レイブラッド星人が送り込んだブルトンにより怪獣が跋扈する惑星となってしまった。
『ウルトラゾーン』をはじめ、様々な作品で言及される孤島。詳しくは該当項目にて。
- 多々良町
『ウルトラマンX』第17話『ともだちは怪獣』に登場。
島ではないが名前の元ネタが多々良島である模様。この町にはウルトラフレアの影響で目覚めたピグモンが隠れ住んでいた。
- 多々利島
『ウルトラマンブレーザー』第22話『ソンポヒーロー』において名称だけ登場した、小笠原諸島に存在する島。上述のヨコミネ教授が言及していた多々良島とは別だが、こちらの島にも以前レッドキングが確認されていたらしい。
余談
読み方は現在では「たたらじま」とされているが『ウルトラマン』本編では「たたらとう」と発音されている。