概要
ZAPが開拓している荒野の広がる惑星。当時の開拓惑星の中では地球から最も遠い星であり、開拓前は生物すらいない死の惑星であった。
だが開拓後はテラフォーミングされたのか地球人が活動できるぐらいの大気がある他、海や湖といった水が豊富な惑星になっている。またソリッド鉱石などの資源もある模様。
ある日、砂漠に落下してきた隕石が回収されたがその隕石こそ四次元怪獣ブルトンであった。ブルトンが時空を歪めて怪獣や超獣、スペースビーストたちを召喚した事で怪獣無法惑星とも言うべき危険地帯になってしまった。ちなみにこの騒ぎを引き起こした張本人こそ他ならぬレイブラッド星人である。
首都べラルゴシティを始め、採掘施設などが怪獣に破壊され大勢の人々が殺戮されてしまった模様(人を食い殺すスペースビーストもいるのだからその可能性は高い)。
スペースペンドラゴンは惑星アヴァルへ物資を届ける最中に救難信号をキャッチ。謎の干渉波(ブルトンが発するもの)を受けてこの惑星に不時着し、この惑星で出会った青年レイと行動を共にする事に。
そしてレイを加えたペンドラゴンは怪獣達やレイを一人前に鍛え上げようとするケイトと戦いながら生存者がいるヴィンセント島へ辿り着いた。100人以上いた生存者はゴースタードラゴンのクルーらと共に怪獣の現れないその島に身を隠しており、その谷でレイブラッドにより石化したウルトラマンの発する結界に守られていたが、結界が弱まったせいで超獣が攻めて来たり、レイブラッドの計画を潰そうとする未来のペダン星人が送り込んできたキングジョーブラックの無差別攻撃、ケイトの乱入などの出現により事態は混沌を極め、遂には制御施設が破壊された事で暴走した人工太陽が落下してきそうになるも落下寸前に全員は脱出し、レイモンによって封印から解かれたウルトラマンもキングジョーブラックを倒して生存、ボリスは人工太陽の落下で炎上し、またも死の惑星になってしまった。
レイブラッドは自分の後継者の一人であるレイを育て上げるためだけにボリスを怪獣惑星にしたのである。
約半世紀後の物語である『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では無印編終盤の舞台として登場。
上記の事件が機密事項となったのか比較的早い段階で立ち入り禁止指定がなされていた模様で、少なくとも主人公の父親(見た目からして30〜40代前後)が産まれる前には立ち入り禁止惑星となっている。
その事が尾を引いたのか、名前と存在だけはある程度ZAP職員内で知れ渡っている様子。
惑星そのものの環境は人工太陽の爆発で再び開拓前と同様の状態に戻ってしまっているが、少なくとも地球人が生身で活動可能な環境は維持出来ていた。
地名・施設
- 発電エリア
テラフォーミング用の発電所。ネロンガが住んでいる。
- エリアQポイント77の輸送基地
ハルナの兄が指揮を執っていた基地。ベムスターが住んでおり、基地のエネルギーは根こそぎベムスターに食い尽くされている。
- べラルゴシティ
ボリスの首都。ペンドラゴンクルーをレイの成長の邪魔になると見なしたケイトが研究員アズサに成りすましてレイとペンドラゴンを待ち構えていた。
名前の由来は『魔人ドラキュラ』で吸血鬼ドラキュラを演じた俳優ベラ・ルゴシから。
- エレキングの湖
エレキングが住んでいた湖。その湖底には電気エネルギーに反応するソリッド鉱石が埋まっており、最悪の場合星ごと吹っ飛びかねないという危険性を秘めている。
- ヴィンセント島
ゴースタードラゴンのクルーや生存者たちが逃げ延びていた島。何故かこの島には怪獣が攻めて来なかった。実はこの島の谷にはウルトラマンが石化して封じられており、彼が結界を張って、島を守っていたのだ。だがそれが弱まった事でベロクロンとドラゴリーの2大超獣が侵攻してくると言うヤバい事態になった。
ウルトラマンの封じられた谷でレイとケイトの最終決戦が繰り広げられた。
- グランケープ補給基地
宇宙船のパーツなどがある基地。円盤生物のノーバ、超獣ルナチクス、怪獣サラマンドラが制圧している。何故この3匹が共闘して基地を制圧していたのはか不明。
余談
名前の由来は、『フランケンシュタイン』でフランケンシュタインの怪物を演じた俳優ボリス・カーロフ。
関連タグ
セブンガーファイト:ボリスでは無いが「怪獣無法惑星」と言うサブタイトルの話がある。