曖昧さ回避
- 音ゲー『リフレクビート』の略。→REFLEC_BEAT
- ファイナルファンタジーシリーズの魔法。本項で解説。
概要
掛けられた魔法を敵に跳ね返す状態にする魔法。語源は英語のreflect(反射する)だと思われる。
このリフレクをかけられた状態は主に「リフレク状態」と呼ばれる。
上位魔法として、パーティ全員をリフレク状態にする「リフレガ」や「カーバンクル」(召喚獣)が登場する作品もあるほか、常時リフレク状態になる装備品「リフレクトリング」が登場する作品もある。
ドラゴンクエストシリーズの「マホカンタ」や「ミラーシールド」に近いが、敵同士・味方同士で魔法を掛けたときの挙動が違う。マホカンタの場合は常に術者に跳ね返り、術者本人に使用した場合は反射しないのに対し、リフレクは敵が掛けられた魔法は味方に・味方に掛けられた魔法は敵に反射するため、術者本人に使用しても反射する。相手側の数が複数だった場合、どのキャラに跳ね返るかは基本的にはランダム。
つまり自分を回復する敵にリフレクを掛け、回復効果を奪ってしまうような使い方も出来る。しかし味方にかけられた回復魔法や補助魔法さえも跳ね返してしまうため、リフレクに影響されない回復手段などを用意しておきたい。
アルテマなど元から効果がパーティ全体に及ぶ性能のある魔法は、たとえ全員がリフレク状態であっても跳ね返せないものもある。また「ディスペル(デスペル)」などの解除魔法も跳ね返せない場合が多い。
ほとんどの作品では、一度反射された魔法をもう一度反射することはできない。『FINAL FANTASY Ⅳ』のメーガス三姉妹が使う「デルタアタック」により、このテクニックの知名度を大きく上げたと言えるかもしれない。これを応用すれば、リフレク状態の者に回復魔法をかけることも可能ではある。
『FINAL FANTASY Ⅴ』以降は、リフレク状態のキャラクターが青い発光エフェクトを纏うようになり視認が容易になった。リフレク貫通全体回復の青魔法ホワイトウインドの登場なども相まって、上記の反射戦法がやり易くなっている。
『FINAL FANTASY Ⅶ』のリフレクは4回まで魔法を跳ね返す仕様になっているが、自分も敵もリフレク状態の時に魔法を使うと、どちらかが4回跳ね返してリフレクが切れるまで互いに跳ね返し続けるようになっている。
関連作品
旧スクウェア大阪の作品に登場するこの魔法はやや特殊。
ゲームボーイ版『サガ3時空の覇者』では、複数対象の魔法は防げるが反射しない。
『ルドラの秘宝』の言霊システムにも「リフレク」のワードが組み込まれ、こちらはどんな魔法ダメージでも反射せずに回避する効果となっているほか、ダメージ以外の魔法には機能しないため、回復魔法をかける分には問題ないが、状態異常魔法が貫通する点にも注意を要する。