『ファイナルファンタジーシリーズ』に登場する魔法。
このシリーズでは基本的に魔法名は英単語より由来しているため
メルトンはメルトダウン(Meltdown)より来ているのではないかと思われる。
ファイナルファンタジー6
初出。伝説の魔法と言っても良い位置付けであり、物語の終盤(ラストダンジョン)で入手出来る魔石ジハードから習得出来る。
ジハードからはメテオが10倍、メルトンが1倍の速度であることからジハードにとってはメテオなんて大したレベルじゃない魔法なのだろう。
空間中の分子運動を極限まで超加速させ、超高温を発生させることで攻撃するという内容。アルテマ同様回避不可能の魔法であり敵味方全てに「炎+風」属性の魔法防御無視ダメージを与える。
基本的にプレイヤーは魔大陸でガストラが利用する(つもりだった)魔法としてファイガ、フレアに次ぐ3つ目の魔法としてこの「メルトン」という名を聞くことになる。
この時点ではどれもエフェクトが出ずに不発に終わるためメルトンという名前のみを見せつけられることになる。
ガストラの使用前のセリフではケフカが生み出した魔法だと言われているが、詳細が語られる事はなく、魔石で習得できるメルトンとの関連も不明。
ゲーム中でケフカがメルトンを使ってくる事はない。
ガストラ以外の敵として使ってくる敵は「魔法レベル90」と「ラスボス(第三形態)」くらいであり、アルテマ以上に見掛けることが少ない魔法である。
GBA版ではエクストラダンジョン竜の巣のメルトドラゴン、レッドドラゴン(強化型)、カイザードラゴンも使用する。
自分たちが使う時には、当然ながら「フレイムシールド」などを装備していないと味方もダメージを受けることになり、魔力いかんによっては一発で全滅も有り得る。
このように下手をすれば味方をピンチに陥れる魔法であるが、フレイムシールドや英雄の盾があるならば話は別で、回復しつつ攻撃、という芸当も可能。要は『使い様』なのである。
逆に言うならば対策がないのに使ってしまうのは、ただの自殺行為である。ということは魔大陸のガストラはしっかりと対策をしていたのだろうか?
一応ティナをLv.86にすると自力で習得出来る。
ファイナルファンタジー8
魔法の一種として登場。『6』とは仕様が違い、極太の超高熱のビームを相手にぶつけ、相手の体力と精神(防御に関する基礎ステータス)を0にしてしまうという特殊なステータス異常を引き起こす魔法。説明では体力(物理防御)を0にするとあるが、実際は精神(魔法防御)も0になる。
この体力0状態を無効化できるモンスターはおらず、アイテムからの生成も可能なため、さほど労せず手に入る一方、ボス戦や体力の高い強力なザコには非常に有効であり、特にウルフラマイターのような体力バカには非常に有効な一手となる。
なお、通常は100程度のダメージしか与えられないが、本来の威力も非常に高く、メルトンのかかった相手にもう一度メルトンを食らわせると、キャラクターの「魔力」の値にもよるが9000近いダメージを与えることが可能になる。
『ジャンクション』では、HPや体力を大幅に上げてくれる。
ディシディア
ティナのHP攻撃の一つとして登場する。
こちらの場合は一定時間溜めて「火球を飛ばす」という技であり、原作でのメルトンと比べるとだいぶ落ち着いた技である。
溜めた時間に応じて性能が変化するため、上手く使い分けると強い技となる。
ファイナルファンタジータクティクス
オーラス前のボス、統制者ハシュマリムが『次元魔法』の一つとして使ってくる。
エフェクトはFF6を踏襲しており赤い線が走るもの。
FF以外
魔法名を自分で入力できる言霊システムが特徴のルドラの秘宝では、FF6の影響を色濃く受けたためか、このワードを含めた言霊を作ると、効果が敵味方全体になる(ならない場合もある)。ダメージ関連はもちろんのこと、敵味方全体を強化させたり弱体化させたりする芸当も可能。間違っても敵味方凍結を試して全滅しないように!