曖昧さ回避
- ファイナルファンタジーシリーズの魔法。
- ナブナ氏のオリジナル楽曲。→レイズ(ナブナ)
- ポーカーなどで賭け金を上げる行為のこと→ポーカーの項目を参照
- 自動車のホイールを作っている会社
- メジャーリーグベースボールの球団の一つ、タンパベイ・レイズのこと
- テイルズシリーズの作品の1つ→テイルズオブザレイズ
- H.W.レー社(現在はフリトレー社)が開発したポテトチップスのブランド。
ファイナルファンタジーシリーズのレイズ
ファイナルファンタジーシリーズの魔法。レイズデッド(Raise Dead:死者蘇生)の省略形であると思われる。一応レイズ単体でもよみがえらせるという意味はあるらしい(辞書によって書いてあったりなかったりする)。
ナンバリングタイトルは皆勤賞だったが15作目で未登場となってしまったものの、ナンバリングタイトル以外の作品でも出番は多い。
「死亡」或いは「戦闘不能」(作品によって異なる)の状態から復活させるという魔法である。上位魔法のアレイズと比べると復帰時のHP回復量は微々たるものであるため、場合によっては復活させた途端に敵の攻撃で死亡する事もある。
ただ、作品によってはHPが少ないことがメリットになる場合もある。
アイテム「フェニックスの尾」と近い効果であり、作品によってはまったく同じ効果。
また、作品によるが敵アンデッドに掛けると一撃で即死させられる場合もある。
作品毎のレイズ
レベル5の白魔法として登場。「死亡」状態になった味方1人をHP1で蘇生させる。戦闘中には使えないが、使えたとしても恐ろしくて戦闘中には使いづらい魔法である。
この作品では回復系の白魔法を敵に使う事は不可なのでアンデッドを撃破する事は出来ない。
レイズの本で習得出来る白魔法。今作では味方全員に掛ける事が可能である(但し、戦闘中に使うとドラゴンクエストシリーズのザオラルのように失敗することが有り、味方全員に掛けた場合は死亡者が復活しないという本末転倒が発生する)。
今作から敵アンデッドに掛ける事も可能になり即死効果を与えるようになったので、低レベルのうちはMPに余裕が有れば積極的に使ってレベルを上げていくのが後述の理由も手伝いおすすめ。
前述した全体掛けは敵に対して使うためのものであり、味方に使う場合は単体で選択しないと効果を発動しない事に注意である。
この作品では成功率とHPの回復量はレイズの熟練度と魔法干渉(成功率の方に強く関わる)が影響し、熟練度を最大の16まで上げればHP全快で蘇生が出来るようになるが、そこまであげるには、ただ使えば良いというわけではなく工夫が必要になってくる。
なお、WSC版以降は大幅に強化され、熟練度1で全体がけしても全員を成功率100%で蘇生できるようになった。
レベル5の白魔法として登場。
この作品でも戦闘中に使用すると2同様に失敗する可能性があるがFC版でもDSリメイク版でもピクセルリマスター版でも移動時は全員にかける事が可能で死亡した味方を生き返らせる事が出来る。
1同様に回復後のHPも雀の涙である為、追撃に注意したい。また今作でも2と同様、アンデッドにかけて即死効果を与えられる(だがなぜかFC版が出ていた当時のゲーム誌には、このレイズでなくアレイズでアンデッドを倒せる、と書かれていた)。
DSリメイク版以降は戦闘中に使っても失敗しなくなりピクセルリマスター版ではフェニックスの尾やアレイズ共々、即死耐性持ちのアンデッドには効かなくなりアンデッド対策魔法としての出番は皆無となった。
白魔法の一つ、2や3に比べ戦闘時に使用した際の成功率が大分上がり失敗するのを見る事が減った。
…というか、レイズ系の使い手はケアル系の魔法で味方を回復するのに忙しくなることが多くフェニックスの尾(購入可能でたった100ギル)の方を使うことが多いかもしれない。
消費MPも5以降の作品と比べると8とかなり低めでHP回復の中級ポジション的なケアルラ(消費MP9)より軽い、上位のアレイズが消費MP52という高さも相俟って結構使い勝手は良い。
アンデッドに対する即死効果はあるが、今作では即死耐性がある相手には無効であり、即死耐性を持たないアンデッドは少ないため、実は殆ど意味が無かったりする。
レベル3の白魔法。消費MPは29と入手時点では断トツで高いうえフェニックスの尾よりも回復量が低いのでフェニックスの尾で代用されやすい。
それでも今作では戦闘時でも味方に使うと確実に成功するようになっていて3や4同様に味方が死にやすくフェニックスの尾も4と比べ1000ギルと高額化したのに対し、レイズは購入価格が700ギルで元を取れるのは早く、ジョブチェンジシステムの本作はレイズの使い手が限定されることがないのも加わり有効な魔法ではある。
白魔法の一つ。FF5では最大HPの1/16だった回復量が最大HPの1/8となった。また、アンデッドに対しての攻撃手段としても使いやすい。
終盤になるとフェニックスの魔石で10倍速で入手出来る為、習得は容易。尤もその頃にはアレイズなどを覚えるキャラが出てくるだろうが。
蘇生のマテリアを装備すると利用可能。HP回復量は6の時より増えて最大HPの1/4となっている。
回復量が最大HPの1/8に戻った。生命魔法精製で命の指輪から20個精製できる。本作ではピンチ時のみ使用可能となる特殊技が強力なため、アレイズで全快させるよりも敢えてレイズでピンチ状態で蘇生し、特殊技を連発する戦術が有効な場面も多い。
回復量は最大HPの(対象の気力+5)%。気力がカンストの50まで達していれば半分以上回復、さらに回復魔法の回復量を倍増させるアビリティ「精神統一」をセットしていればアレイズと同様全快する。そこまでいかなくとも精神統一さえあれば7割程度は回復し、アレイズなしでも十分な場面は多い。
最大HPの1/2で復活と大分躍進している。但し今作ではアンデッドに対しての有効度が個別に設定されているため、即死させられるとは限らない。
白魔道士、赤魔道士、ナイト、学者が習得可能な白魔法。無印、II、IIIと3種類が存在する。
MMORPG仕様ということもあり、消費MPが多い上に詠唱時間が長大。蘇生したキャラクターのHPは少量しか回復せず、加えて原則5分間の衰弱効果がある。
戦闘不能を回復する白魔法。
戦闘不能からのHP回復量は最低でも最大値から4割で強化対象のオプションやステータスが加わると最大9割まで増加する。
ヒーラーロールで習得出来る。最大HPの1/4程度で復活なのだが、フェニックスの尾の強さがあまりに強すぎて影に隠れがちである。
幻術士が習得する魔法。
未登場で皆勤賞ではなくなった、フェニックスの尾を使うことになる。
FF7のメテオ、ホーリーのようなイベント用の魔法として登場。
FFT
射程4内にいる味方の戦闘不能状態を回復し、最大HPの1/2回復。
命中率が相性に左右されるため成功率が低めで、蘇生に時間制限があるため、やや使いにくい。
アンデッドに対しては最大HPの1/2の割合ダメージ。
FFTAでは100%蘇生できるようになった。
FFCC
戦闘不能の味方を復活させる魔法。
しかしシングルプレイでは自分が死んだら終わりなので、単体では意味が無い。
FFUSA
戦闘不能の味方をHP全回復で復活させる他、戦闘不能でない場合もHP全回復の効果があり、さらに戦闘中なら全てのステータス異常を治療できると、最大2人パーティのためか万能の回復魔法になっている。
また、アンデッドに対しては即死魔法になる。
FF零式
死亡している仲間全てを復活させる防御魔法。HP回復は少し。
死亡後一定時間経つと消えるが、その場合は効果がない。
消費MP255と重いのが難点。
サガシリーズ
魔界塔士Sa・Gaと時空の覇者Sa・Ga3[完結編]に登場。
魔界塔士Sa・Gaでは、移動中のみ死者を蘇生することが可能。GB版ではハート(なくなると蘇生ができなくなる)の消費は無いが、WSC版ではハートを消費するようになった。使用者が少ないため影は薄い。
Sa・Ga3では、GB版では戦闘中に戦闘不能者を蘇生させ、HPを30%回復する。当時のFFに比べれば回復する割合が多い。しかし大抵はエリクサーのほうが有用。
DS版では蘇生も可能なHPを25%回復する魔法となった。
クロノトリガー
クロノの習得する魔法。
味方を蘇生させる。回復量はクロノの魔力の10倍。クロノの魔力がカンストすればアレイズとほとんど差がなくなる。
総評
結果として、フェニックスの尾に食われていたり、使いにくかったりというFF14まで本編皆勤賞の割には微妙な位置付けの魔法であると言える。
また、この百科事典ではアレイズ、リレイズより項目が作られるのが後だったというのも余談として述べておく。