「カモがネギを背負って来よったジャジャ~」
「宇宙警備隊大隊長を倒したとなれば、僕チン達の名前も格段に売れるでシュラ!」
「お前もコレクションに加えてやるでイン!」
データ
概要
第37話「父の背中」に登場。
エリダヌス座宇宙の近辺を荒らし回っている宇宙のストリートファイター。誰にも負けたことがない強豪で、本人曰く「宇宙ストリートファイト連勝街道驀進中」。
サイコキノ星人カコが語っていた時空波に呼び寄せられ、ウルトラマンメビウスに戦いを挑むために地球に来訪した。
1つの体に三兄弟の人格を共有しており、額のランプが点灯した顔が攻撃の主導権を得られる。また、兄弟ごとに能力と一人称、語尾に着ける言葉が違う。
1番上の怒り顔が長男で、一人称は「俺様」。語尾に「~ジャジャ」とつけ、腕の盾を変形させたブーメランを武器にしている。
中央の笑い顔が次男で、一人称は「僕チン」。語尾に「~シュラ」とつけ、軽快なフットワークを生かしての格闘戦を得意としている。
一番下の無表情顔が三男で、一人称は「ワシ」。語尾に「~イン」とつけ、念力やバリヤーを使用する。
三兄弟のランプが全て点灯した状態で放つ相手を黄金像に変える光線「ゴールジャシュラー」を必殺技とし、倒した相手を黄金像にしてコレクションしている。
メビウスを黄金像に変えたときには「ジャーンジャジャジャジャジャーン」「シュラシュラ~」「イン!」と上から順番に喋りながら軽快に勝利の舞を踊っていた。
しかし、カラータイマーだけが黄金になっていない事に気づき、腹を立てたジャシュラインはこれを破壊しようとするが、そこにウルトラの父が現れメビウスを復活させられてしまう。
父のウルトラアレイでランプをすべて破壊され、各自の特異攻撃が使えなくなった事でやけを起こし、最後は地球の地核を刺激してメビウスたちを倒そうとするも、地面に潜る寸前でメビュームバーストを受けて爆死した。
トーテムポールのような間抜けな見た目ではあるが、ウルトラの父の助太刀がなければ勝てなかった強敵であり、戦いの後、メビウスは自分の力不足を詫びるが、父はカラータイマーが金にならなかったのはメビウスが諦めなかったためであると説明し、「君自身が諦めない限り、それは敗北ではない」と諭した。
その後の作品での登場
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルが怪獣墓場から蘇らせたベリアル軍団の一体として登場。
メビウスと戦うも、最後はベリアルジェノサンダーの巻き添えとなりルナチクスと共に爆散した。
ウルトラマンギンガ
第9話「漆黒のウルトラ兄弟」に登場。
スパークドールズはなぜか礼堂ホツマが持っていたもの(恐らく異形の手のモノの正体を突き止めた際に見つけたものと思われる)で、ウルトラマンダークとの戦いで倒れ、変身出来ない礼堂ヒカルに代わって美鈴・健太・千草がギンガライトスパークを使ってウルトライブした。
アントラーと戦うも、三人の息が合っていなかったため前進することすらできず、終始劣勢だったが、ウルトラマンギンガ登場までの時間稼ぎには成功した。
なお、ホツマはジャシュラインを怪獣と言っていたが、実際は宇宙人である。
ロストヒーローズ
原作同様に連戦連勝中のストリートファイターという設定で3つの顔が喋るという設定も健在。
マスターガンダム主催のリジェス・ファイトに参加するべく、ウルトラ・キューブにやって来た。
何気に野良ファイターの彼が公的な格闘技大会に出場するのは全ウルトラ作品を見てもこれが初なのではないだろうか。
間接攻撃以外の攻撃を反射してしまう厄介な能力を有している…が、レベルを上げればそこまで苦戦はしない。
余談
検討段階では首が回転して顔が変わる三面怪獣とする案もあった。
次男の声を担当する浅沼晋太郎は、『ウルトラゼロファイト』でバット星人グラシエ、『ウルトラマンジード』でシャドー星人ゼナ役を演じている。
当初、『ギンガ』第9話はジャシュラインを中心としたギャグ回となる予定だったが、ウルトラマンダークの登場がずれ込んだため急きょ変更された。
なお、いわゆる宇宙人である事には違いがないのだが、出身地は「宇宙」となっており、どこの星の生まれなのかは定かではない。(あくまでエリダヌス座系は彼らが暴れまわっていた宙域の名前である。)「宇宙三面魔像」という肩書きだが、そういうタイプの宇宙人なのか、石像が意思を持った存在なのかについても詳細は明かされていない。(後者のタイプであれば、ホツマが「怪獣」といった事にも納得がいく。)
関連タグ
ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣 トーテムポール ヒッポリト星人
ジャッカル大魔王(ジャシュラインの元ネタ?) 三つ目のトーテムポール
ルガール・バーンシュタイン:同じく倒した相手を像にして自分のコレクションにする悪役。