データ
別名: | 魔神怪獣 |
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身長: | 50m |
体重: | 3万8千t |
出身地: | 古物商寿限無堂 |
CV: | 難波圭一 |
概要
『ウルトラマンメビウス』第12話「初めてのお使い」に登場。
処分されることが決定していたメテオールの一つ「グロテスセル」をトリヤマ補佐官が紛失し、それを寿限無堂という古道具屋の主人がたまたま拾得。そして彼の持つ恵比寿像に入り込んだ結果誕生してしまった怪獣。
ちなみに名前の元になっているコダイゴンは「帰マン」に登場した鎧武者のような"怪獣"で、こちらも元は普通の石像だったが、グロテス星人が持つグロテスセルが原因で怪獣化した(そのためか「魔神怪獣」という分類や、身長・体重とも同じ)。
鈍重そうな見た目に反して動きは軽快で、手にした鯛の像(その名も鯛砲)から放つエネルギー弾と、釣り竿を振るって戦う。この鯛砲は単独で空を泳ぐこともでき、「ショーバイハンジョー!」と鳴きながら追いかけてくる(この時はエネルギー弾ではなく"タイ"当たりで攻撃)。
しかも初代コダイゴン三体分に匹敵する量のグロテスセルを取り込んだために、体も非常に頑丈。その力はメビウスとヒカリの二人を相手にしても互角以上に戦うほどで、ファンの間ではウルトラ怪獣の中でも強豪の部類と評されたりする。
このように遠近・攻守揃った強敵だが完全無欠というわけでもなく、右足に入っているヒビが唯一の弱点(これは過去に持ち主のおじいさんが落とした際できたもの)。最後はここにメビュームシュートとナイトシュートの同時攻撃を浴びてグロテスセルが抜けきり、元の恵比寿像に戻った(ただし戦いの途中で折れた釣竿はそのままだった)。
『ウルトラマントリガー』
どういうわけか鯛砲が単鯛で出演している。
こちらを参照。
余談
ジョージはこの怪獣を見て「商売繁盛な雰囲気の漂う敵」と言った。
表情が分かりやすく、上述の同時攻撃に対し「痛い」と叫ぶなど、初代よりも人間臭い(グロテスセルを多く取り込んだのも関係していると思われる)。
声を演じた難波氏はウルトラマンヒカリの声も担当しており、そのことから「自演」などとネタにされたりする。また、当初は声をつける予定はなかったが、アフレコ時に監督の指示でヒカリ役の難波が試しに当てたところ面白かったので、そのまま採用された。
その代わり、難波が演じる予定だったヒカリの声はすべて流用となった。
この回では『ウルトラマンゼアス』、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンコスモス』でも多く出演した俳優陣がゲストになっているのも見所。