ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ルガール・バーンシュタイン

るがーるばーんしゅたいん

ルガール・バーンシュタインとは、KOF'94~98(通称オロチ編)のキーマンでもあるボスキャラ。初代KOF版「みんなのトラウマ」。
目次 [非表示]

「悪こそ、この世界の原動力なのだ!」


プロフィール編集

格闘スタイルあらゆる格闘技をマスターした総合格闘術
誕生日2月10日
身長197cm
体重
  • 95kg(『94』)
  • 103kg(『95』~)
血液型不明
3サイズ不明
出身地不明
趣味
  • 格闘家を銅像にしてコレクションする事(『94』)
  • 世界征服(『95』,『2002』)
  • 復活(『98』)
  • ただし数ある趣味のひとつに過ぎない(共通)
大切なもの悪の心
好きな食べ物好き嫌いはない
嫌いなもの
  • 正義
  • とりあえず自分の邪魔をする奴(『95』,『98』のみ)
得意スポーツ特にないが、何でもそつなくこなす
キャッチコピー
  • 隻眼の復讐鬼('98)
  • 虐殺の交響曲(カプエス)
C.V.

概要編集

ルガール

KOFシリーズ第一作目の主催者兼ラスボス。その正体は闇の武器商人。

世界中の格闘家に「R」と書かれた招待状を送りつけ、『94』・『95』を裏大会として開催した。

ボスキャラクターとして登場する作品が多く、殆どの作品が『オメガ・ルガール』(Omega Rugal=究極のルガール)名義で登場する。

コラボ作品であるカプコンvsSNK2ではSNKサイドのラスボスを務める。


CVはハイデルンオリジナルゼロも担当している新居利光氏。

『2002』(無印)では何故か声が若本規夫氏になっていた(……だが、結局『02UM』では新居氏に戻っている)。

3DCGアニメ『DESTINY』から最上嗣生氏に変わり、以降は『ALLSTAR』『XV』は彼が担当している。


人物編集

武器・麻薬等、世界のブラックマーケットを牛耳る死の商人。

世界中の戦争の裏には必ず「R」なる組織の影があるという。

彼が所有している武器密売のメイン艦、空母「ブラックノア」には軽く世界を滅ぼせるだけの量の核装備がある。


自らの趣味のために格闘家を殺して銅像コレクションにしたり、草薙柴舟を洗脳して息子と戦わせる等、我儘な幼児の如き残虐さを発揮する悪人。

過去にはハイデルンの強さを聞きつけ彼の所属する基地を襲撃、部隊をたった1人で壊滅させ彼の妻子までも殺害。

(『94』にてハイデルンと対峙した際に「君の妻子を殺してしまったことに関してはすまないと思っている」と語っている……が、その直後だからあの世で家族三人仲良く暮らさせてやろう!と宣う)


天賦の才があり、戦いの中で他人の技を完全コピーしてしまう(実際のゲーム中にも『24キャラクター全員の技が使える』とのコンセプトがあったが、容量的にこれは厳しく断念された。唯一残ったダークバリヤーは麻宮アテナのサイコリフレクターの名残である)


性格と趣味編集

紳士を装っているが、実態は非常に利己的で欲望に忠実な人間である。

格闘家の銅像コレクションは彼の趣味の1つ、KOFを開催した最悪な動機でもある(なお、女性格闘家チームの場合は「銅像にするには惜しい」として剥製にするつもりだった)。

『95』では単純に自身の趣味の邪魔をした優勝チームを、自らの手で確実に殺害する為だけに大会を開いた復讐鬼。


彼がボスとして登場した作品はほぼ例外無く、基地施設等の自爆or自滅で終わるため「自爆が一番な趣味なのでは?」と噂されたり「爆破オチ野郎」等と呼ばれたりもする(そういやぁ、どっかのゲーム会社アーケードガンシューティングゲームにも自爆が趣味なオジさんがいたなぁ……)。

自爆するしかねぇ

HAHAHA!


ストーリー無しのお祭り回では宣言通り必ず復活しており、『98』では趣味が「復活」になっている。また、KOF参加者へのインタビューがある『98』において、割と冷ややかな対応ばかりをする連中がいる中で、全ての質問にノリノリで答えているのも割とネタにされている。


逆にストーリーのある作品での復活はしておらず、復活した作品でも何らかの理由付けがされている(後述)。

同じSNK作品のボスキャラクターでストーリー上、故人である餓狼伝説シリーズのギース・ハワードがストーリー上大事な要素の一端である「秦の秘伝書」によるものを含めた〈悪夢〉として登場しているだけで、死んだギース個人が復活しているわけではないと状況と比べると、まるで正反対である。


遂に自爆が実装?編集

ゲームアプリ『KOFAS』だと通常時のスーツを着用した容姿や、オメガ・ルガールの状態でも参加していたが、『バーチャファイター』』とのコラボでは、何故か初代VFの風貌の「ローポリゴンスタイル」で選抜され登場した。ちなみに開発内部では「ルカーク」いう通称だったらしい。そしてもう1人のVFポリゴン化キャラは、信条が正反対のキム・カッファン


またこの容姿でのオリジナルなるSPスキル「地獄からの帰還者R」では、「これから地獄を見せてやろう…!」と宣言したのち、自爆スイッチ(『'94』時の形状に近い機械)を取り出して押し、全画面攻撃の如き爆発を起こし彼の高笑いが響いて煙が晴れたのち再び姿を現した、無傷のルガールに「再会できて嬉しいよ…!」と言われる、よくわからない謎技も実装されるという、ある意味破格な扱われ方。

だがネタ系の技とはいえ、対戦格闘ゲーム(主にアクションゲーム系)のバトル内で自爆技が披露されるのはおそらく『ワールドヒーローズパーフェクト』のブロッケン以来であろう(『KOF』シリーズの公認アプリではおそらく初?)。

なお上記のポリゴンキャラ時には自爆スイッチの機械もしっかりとポリゴン化されている。……開発チームは一体どこに力を注いでいるんだ?


主な活動編集

初作品である『94』にて、優勝チームを秘書(当時)マチュアを使ってブラックノアへ案内させ、自己紹介を行った彼は、優勝チームを倒し銅像コレクションに加えるために戦いを挑んできた。

しかし、その戦いに敗れたルガールは、優勝チームを道連れにしようとブラックノアと共に自爆し、海の藻屑となった筈だったが……。


オメガルガール

「死して名を残したいか! いいだろう! 最高の技で刻んでやろう!」


『95』ではオロチの暗黒パワーを吸収し、失った右腕はマチュアにより機械化され『オメガルガール』として復活した彼は、自分を打ち負かした格闘家に復讐を果たすべく2度目の大会を開催する。

しかし、エンディングではオロチの力に耐えきれず、自滅に近い敗北をしたルガールは塵となって消滅。

奪い取ったオロチの力の暴走によって塵となり消えてしまうと、因果応報な末路を迎えた。


『95』では『オメガ・ルガール』を隠しコマンドを入力すればプレイヤーキャラとなり(一部の家庭用版では最初から登場しているものもある)、ボス性能の非常に強力なキャラクターで猛威を振るった。


余談編集

予てよりオロチの力に目を着けていたルガールは、当時25歳の時に一度ゲーニッツ(当時18歳)に挑んでおり、その際に右目を潰されている。

そのお返しなのかは定かではないが『98』ではルガール本人の背景ステージに、ゲーニッツの首無しの死体がある(但し、後述の通り本人は『95』の最後に消滅しているのと、『98』は『UM』も含めてif設定なので史実では無い)。

宿敵

また、両者がプレイヤーキャラとして使用できる作品では、オプティックブラスト宜しく、失われた片目から赤い光を真上へ打ち出す特殊な掛け合いがあったりと、ゲーニッツとは因縁な関係にある。


KOF'95以降編集

その後はストーリーの無いお祭り作品にしか登場していない。

『98』では「もしもオロチの力に飲み込まれていなかったら」、『2002』では「もしも、ネスツの科学力で復活していたら」との設定で復活している(『98』も『2002』もストーリー間のお祭りの様なもので、一種のIFストーリーと見た方が良い。また機械化していた腕も元に戻っている)。


『2000』ではクーラ・ダイアモンドのマニアックストライカーとして登場。

しかし、死んでいるオロチ一族のように消える演出にはならず、普通に退場するので、「こいつまだ生きているんじゃね?」「まぁ、ルガールだし」扱いされる始末。


制作者インタビューでは、「彼は星になりました。合掌。」、『ネオジオフリーク』の最終号や当時の公式HPでは「消滅後は空気中を分子単位で漂っている」と、されていたので、『95』で正式に亡くなったのは間違いない。

正史での再登場は絶望的であると思われる。


が、現行の新シリーズ『KOF XIV』にて謎の存在・バースを通してルガールと思しき声が……。

「ドウシタ………マタ秘書ニシテヤッテモイイゾ………」(対マチュア)

バースの台詞にはタイムパラドックスを引き起こして世界から消滅した筈の存在と思しきものもあり、現段階では関連性は不明。

ただ、当時とは版権元が変わっている上に、そもそもSNK作品は大人の事情で設定が突然変わる事態が多い点も、留意しておきたい。

上記の台詞を放つ相手であるバイスやマチュアも『96』の時点で八神チームEDで暴走した庵に殺された筈だが、オロチ一族だからか平然と蘇っており、同じようにオロチの力を手に入れたルガールが復活したとしても特別おかしい話ではない……のかも知れない?。

余談だが、件のタイムパラドックスを引き起こして世界から消滅した筈の存在は『XV』で普通に復活している。



……と思いきや、餓狼MOWチームに続いて4月14日にDLCキャラクター「オメガ・ルガール」が無料配信が決定。今作では「バースの影響により再度復活」の設定になっている。

更に新ゲームモード「BOSS CHALLENGE」が追加。超反応すぎるCPUのオメガ・ルガールを倒せば専用コスチューム「Ωアーマー」、新ステージ、新曲が追加されると発表された。

形態編集

  • ルガール・バーンシュタイン

通常のルガール。一回戦は赤い燕尾服風のスーツを着たまま軽く舐めプして遊ぶタイプ、本気になると上着とシャツ脱ぎ捨て、黒のノースリーブのインナーと赤いスラックス姿となる。

ちなみにカプエスシリーズでは、スーツ全着用のまま舐めプ無しで持ち技惜しみ無し使用の大暴れをしてくれている為、別に本気を出すのに脱ぐ必要はあんまり無かったのかも知れない

オロチの力の一部を取り込んだ姿。銀髪になり肌色は浅黒く変化、上半身裸で背中には「Ω」の文字が浮かび上がる。『95』では失った右腕を機械化している。KOFで彼がラスボスを務める作品では殆どこの姿。

また登場する作品ごとによって、外見や服装が細かく異なっている。

コラボ作品『カプエス2』で登場。豪鬼との死合いの末に暗黒パワーに加え、殺意の波動をも取り込んだ姿。加えて豪鬼の技もやはり完コピしている。人智を越えた驚異的な力だが……。

髪は白髪で肌は浅黒く、洋服はボロボロでシャツが大きく開いた状態。右手は豪鬼の血で真っ赤に濡れており、手を握るたびに血が滴り落ちていく。

隠しボス戦がカプコンサイドになると、ルガールは豪鬼との死合いには敗北するものの、今際の際に「せめて『暗黒パワーと殺意の波動の融合』の計画だけは自分の身でではなくとも達成してやろう」と逆に暗黒パワーを豪鬼の方に注入、ゴッド・ルガールと同じ位ヤベェ奴を生み出してしまう

家族構成編集

アーデルハイド Adelheid Bernstein

女性の名前を当てられてしまった息子。長子。格闘センスは父譲りだが性格は正反対。

名前のアーデルハイドの愛称は「ハイジ」であり、ハイデルンの娘である「クララ」とはある意味対になっている

ローズ・バーンシュタイン

娘。アーデルハイドの妹。父親似の性格で非常にプライドが高く、自分達バーンシュタイン以外の人間に価値を認めない。

しかし、父を好きではなかった息子と比べると、彼女が父をどう思っていたのかはあまり語られていない。

アッシュ編では敵に操り人形にされ、『XIII』では表向きの主催者としてKOFを開催する。

ルガールがペットとして飼っている黒豹で、「94」ではルガールが気絶した際はロデムが援護攻撃を行う。ルガールが勝つと吠えて、負けると項を垂れる。

元々名前は設定されていなかったのだが、スタッフが「ロデム」と呼んでいたものが浸透し定着した。わかる人にはわかるだろうが、名前の元ネタはバビル二世のロデム。黒豹なのでロデム。

CAPCOM VS. SNK(以下、カプエス)シリーズのルガール登場シーンにも出演。カプエスの勝利メッセージによると、ナコルルにも心を許している。クローンの方が高性能なネスツ幹部もそうだが、ペットに猛獣を飼うのは強者の嗜みなのかも知れない。

なお、ユリに「クロちゃん」と呼ばれるが、ルガールに「勝手な名で呼ぶな!!」と激怒される。

また、ロデムとの関連性は不明だが、ローズのペットにも黒豹の「グアン」がいる。


関連人物編集

過去にオロチの力の奪取を試みるも返り討ちに遭い、ルガールは右目を奪われる。

単独でハイデルンの基地を襲撃中に居合わせた彼の妻子も巻き込み殺害、更に彼の右目を潰した。

『94』でルガールに戦いを挑むが敗北。自爆スイッチの作動により空母「ブラックノア」が沈没する前にルガールの気まぐれで救い出された後、『95』で洗脳を施されて中ボスとして登場。

優勝チームに敗れて正気に戻り、ルガールが敗北した後に自力で基地から脱出した。

『94』と『95』では秘書にしている。2人の正体はオロチ八傑集であり、オロチの力を手に入れたルガールの監視役としてオロチ一族から送り込まれた(『98』からはアヤとヒメーネがルガールの新しい秘書として登場しているが、この2人については詳細な設定は明らかにされていない)。

経緯は不明だが、ルガールの使う烈風拳を見るに一戦交えたのであろう。カプエスでは「俗欲にまみれた小悪党」とルガールを一蹴するが、ルガールもギースを「所詮私よりも格下」と評している。

経緯は不明だが、ルガールの使うカイザーウェイブを見るに以下略。『94』の餓狼伝説チームのエンディングではギース共々「ルガールを倒して優勝したテリー達を倒すのは自分の役目」だと思っているようだ。ストーリー上での直接の対峙は無かったものの、『98UM』では登場デモにて互いにカイザーウェイブを放って相殺する、特殊な掛け合いが存在する。

カプエスにて「君は我が(銅像)コレクションには不要だ。なにしろ、下品すぎる。」と断じられてしまう(ちなみにKOF94、例の銅像デモがきっかけで彼が生まれたとも噂されている。パロディの連鎖である)

『94』にて彼と思わしき格闘家の石像が何故かあった。しかしやはり彼本人を石像化したものではなかったのか、カプエスではルガールの対戦時にそれを見たガイル本人の手で破壊されている。他にも殺意の波動を使っていそうな格闘家の銅像もあったが、やはり関連性は不明。なお、KOFシリーズと地続きのような掛け合いが行われる『SVCカオス』においては、は健在であるのでやはり彼ら本人ではないのかも知れない。

その他作品での出演編集

ゲーム

恋愛シミュレーションゲーム「Days of Memorise」シリーズの2作目では、主人公が通う大学の学長として登場。KOFでのキャラクター像とは違い、厳格ながらも実直な性格となっている。

しかし、ルートによって黒幕に学長室ごと爆破されてしまうと、ここでも爆破とは切っても切れない位置付けとなっている。

スマホアプリで配信された「KOF for GIRLS」ではクリスマスイベントで登場。「プレゼントを求める子供達の声によって復活」すると、斜め上の方法で復活した設定となっている。最終的には主人公に「いつか君に必要とされて現世に蘇りたいところだ・・・」と言い残して消滅した。

同じくスマホアプリで配信された「KOF All STAR」ではチュートリアル時点から主人公の対戦相手として出演しており、その後も出番がそこそこあるのもあってか敵役の中ではストーリー面で優遇されているほうの人物である。

漫画版

当時18歳のゲーニッツを主人公とした外伝作品『ゲーニッツ外伝 KOF96 ミレミアムゼロ』(漫画:天獅子悦也)では、ルガールの空母へ急襲したゲーニッツと当時25歳のルガールとの戦闘が描かれている。

ギース、クラウザーに並ぶオロチが復活する前触れとなる『三匹の蛇』の一角として目を着けたゲーニッツから、オロチの力を与える代わりに右目を奪われたルガールは、オロチから力を受け取る媒介として少女時代のバイスとマチュアを召使として仕えさせた。

映画版

2010年にアメリカで制作された実写映画版では、レイ・パークが演じている。

異次元に封じ込められたオロチの力に着目し、全次元の支配を目論んだ彼は三種の神器を奪い、オロチの力を手に入れた彼はオロチに対抗する「草薙の剣」を叩き折るなど三種の神器の継承者たちを圧倒するが、継承者である京が創り出した新たな「草薙の剣」で両断され爆散した。

性能編集

『94』ではラスボスとして参戦。最初はスーツ姿で戦う。この状態では必殺技の大半が使えず、削り性能のある2HITパンチくらいしか特筆する技はない。(アルゴリズムのおかげで、これでもそれなりに強いが)

倒すとスーツの上着を脱ぎ、本気を出す。ボスキャラだけあって全面的に高性能だが、中でもジェノサイドカッターの性能がおかしく、出初めから攻撃終了まで完全無敵(飛び道具をぬけられるくらい長い)で、スキがほとんどなく、非常に高威力。特にパワーMAXで喰らうと即死する。他にも硬直が少ない烈風拳や、あらゆる飛び道具を貫通するカイザーウェイブ、突進し画面端に追い込むゴッドプレス、発生が早い跳ね返し技のダークバリアなどと凶悪な必殺技ばかりである。


『95』ではラスボスとして、また隠しキャラ扱いでプレイアブルキャラとして参戦。前作よりかなりパワーダウンし、威力と隙が全体的に調整されている。前述の烈風拳・カイザーウェイブは硬直が長くなったほか、ジェノサイドカッターは無敵時間がかなり短くなっており威力も大幅ダウン。しかし、あくまでもボス専用の『94』版と比較して下方修正されただけであって、プレイアブルキャラとしての性能はかなり高め。弱体化したジェノサイドカッターは1発即死は無理になったもののそれでも無敵があり出も早く、パワーゲージなしで体力の3割強を持っていく。遠距離でカイザーウェイブと烈風拳を交互撃ちすれば、画面内に飛び道具を2個出せたり、新要素のガードキャンセルと相性の良いパワーMAXジェノサイドカッターで相手の体力の半分近くごっそり奪うほか、パワーMAX時でのジェノサイドカッター・ゴッドプレス絡みの連続技はほぼ即死連続技になる上、反撃され難いゴッドプレスでの突進や、威力は平均的ながらガードさせるだけで有利を取れるダークバリヤーを普段適当に撒いているだけでも、十分相手にプレッシャーを与えられる脅威的な性能を持つ。ただし、本作より追加された超必殺技「ギガンテックプレッシャー」は前述のゴッドプレスの強化版なのだが、ガードされると跳ね返るため一切削りダメージがないのと、技の出が非常に遅いため相手が大きな隙を見せない限りヒットさせるのが難しいとの性能の悪さである。本作での3強の1人だが、トップキャラと称される草薙京と比べると大分見劣りする。


『98(UM)』では正式にプレイヤーキャラになったが必殺技が弱体化し、弱キャラに落ちているもののカイザーウェイブやゴッドプレスがあるので、腕次第で上位に食い込められる。『98UM』だと飛び道具の隙が減り、ジェノサイドカッターの攻撃判定が大幅に強化、遠距離立ちの弱キックと強パンチがキャンセル可能となり、だいぶ改善された。

この作品のみの超必殺技で、飛びかかった後に相手を踏み付けて押し潰し、仰向けになった相手の腹部に直立して高笑いしながら高速に回転して相手の体をえぐる「デッドエンドスクリーマー」が実装されるのだが、その演出が実に面白く、ルガールが腕を組んで笑いながら高速で回りその後マッスルポーズを見せる、相手キャラが踏まれてジタバタしているなど、技名とは裏腹に見た目が非常にコミカル過ぎて一種のネタになった(なお、実際にされた際はコミカルな見た目と異なり、100kg近い体重で腹部に乗られた状態で高速回転されるので、えげつない被害が出ると思われる)。

ただお世辞にも性能が良くはなく、投げ判定の技の為に空中の相手には掴めず、飛びかかる速度もゆっくりなために「見てから迎撃余裕でした」とばかりに潰されがち。

狙いどころとしては、起き上がりに烈風拳を重ねて時間差で出すぐらいだが、これも確実ではない。


その一方でボス版のオメガ・ルガールは歴代でも非常に凶悪な性能を持っており、溜め可能で溜め中は身体全体を守るバリアとなり、発射すれば通常飛び道具を打ち消しつつ進むグラビディスマッシュ。無敵時間が長く2段目でわざとカス当たりさせれば、追撃も可能と超強力な対空技ダークジェノサイド、画面を7割くらい瞬間移動して攻撃するバニシングラッシュ等、食らってもガードしても受けるダメージが半端では無い。特にバニシングラッシュは連続HIT終了前にルガールの硬直が解けるので、もう1回出すと連続HIT。そのまま連発しているだけで簡単に永久パターンになる。CPUはそんな行為はしてこないので安心だが、プレイヤーが使ったらヤバすぎる。


カプエスでは通常キャラとして参戦。スーツ姿で、突出した性能は持っていない。カプエス2ではダークスマッシュ等で攻撃力が上がった。飛び道具、対空通常技、飛び込み、連続技と一通り揃ってはいるが、地上でのけん制・差し合いになると苦手分野で不利。更にゲージ依存が激しい(ギガンテックプレッシャーへの依存度が高い)為、中堅や大将に向いていると評せる。


『2002』ではオメガ・ルガール名義で登場。新技のビース・ディストラクションを追加しただけで必殺技の種類は『95』と、超必殺技の種類は『98』とあまり変わらない。しかし、隙の少ないダークバリアーや、超高速化した上に溜めれば追撃可能かつ、最大まで溜めればガード不可になるカイザーウェイブ、わざとカス当たりさせれば追撃可能となるダークジェノサイドなど、その性能は極悪極まりないものとなっている。『98』で猛威を振るったバニシングラッシュが無いだけ有情と言えなくはないが。

余談だがCPU戦では、K9999の弱割れろォ!を出し続けるとルガールがダークジェノサイドしか出さなくなる。

ちなみに新技であるMAX2はカイザーフェニックス。名前と異なり炎は出さないが、カイザーウェイブを溜めの段階関係なく連射してくるため全てを避けるのは困難であり、ガード不可のそれも普通に混じってるのでガードで凌げない。しかし発生が遅い弱点がある上に、通常の超必殺技の性能が高すぎるので完全にネタ技と化している。


『2002UM』では新技こそないものの、全ての超必殺技にどこでも判定(相手が本来なら追撃できない状態でも、問答無用で追撃できる特殊判定)が付いて凶悪性能に拍車を掛けている。その上攻撃力・防御力共に高めに設定されている。ついでに声も『2002』で変更された若本規夫氏から新居利光氏に戻った。


その他・余談編集

・名前の元ネタは「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」のルガール。ハイデルンや「96」のラスボスのゲーニッツヤマトのキャラから名前をとっている。


・実は「94」でギースとクラウザーと組ます予定だったが、スタッフがルガールを推したためオジャンとなった。


・ちなみに「95」のサイコソルジャーチームEDにおける最期の捨て台詞は「無敵超人ザンボット3」のキラー・ザ・ブッチャーが元ネタ。「この世界が私を必要とする限り、私は必ず蘇る」の台詞は仮面ライダーBLACK創世王から。


・余談だが、彼の苗字「バーンシュタイン(Bernstein)」は英語とドイツ語の発音が混ざったもので、実際にはこのような読み方は我々の世界には存在しない。

英語読みに統一すると「バーンスタイン」、ドイツ語だと「ベルンシュタイン」となるが、彼の存在感の強さからか、後年の作品にはバーンシュタインを苗字とするキャラクターも幾人か存在している(中には暴力要素0のラブコメ作品にもいる)。


・初代KOFにおいて、ルガール戦まで進めると銅像に囲まれた彼の姿が描かれているが、その銅像の中にどこかで見た事ある人々の姿が……。

その内1人とは、後年共演した際に特殊イントロとして扱われている。


・格闘の天才で相手の技を瞬時に覚えてしまう設定は、アニメ版餓狼伝説2のヴォルフガング・クラウザーも同様であり先である。また、この設定のためか、カプエス2では豪鬼と戦った際に豪鬼の技を瞬時に覚えており、更に殺意の波動を吸収した結果としてゴッドルガールに変貌している。


・またなんでもありの某ゲームではゴッドプレスなどの「ヒットした相手を画面端まで運ぶ技」を転じて「運送技」と呼び、その元祖でもあるルガールを「運送屋の社長」とするネタキャラとして描かれており、こちらのネタも結構人気が高い。


・ついでにゴッドルガールが通常のルガールと異なって、音声の加工処理が施されているためにはっきり聞き取りづらい背景で、ジェノサイドカッターが「審査員カッター」に聞こえる空耳、そしてゴッドルガール自体の強さ故に、上記のなんでもありの某ゲームにおいては、自作したAIを導入したキャラでの戦い(勿論AI同士のCPU戦)にて強さの指標としての所謂「審査員」役を担う扱いも多く、こちらもまた人気がある。

この2つのネタは勿論二次創作以外の何物でもないが、ルガール自身の強さと人気による愛故のネタであろう。ただし、このなんでもありの某ゲームネタを安易に使ったり、本家の方でこれらのネタを出すのを嫌うユーザーも多いので扱いには注意しよう。

教官誕生日おめでとう!Gルガール

ひとをのろわばあなふたつ


・電波新聞社から刊行された『ALL ABOUT ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』でのルガールの紹介文には「なお、彼には弟がいるのだが、志の相違により、現在は対立している。」との表記があった(ただし、現在の所この設定は本編に反映されていない)。


関連タグ編集

ルガール オメガ・ルガール ゴッド・ルガール

KOF ルガール運送 社長 ジェノサイドカッター


山崎竜二:ここ近年の作品内中の人繋がり。


S:ルガール同様に新規ファイターへ招待状を送り付ける「大乱闘」の主催者。これまで招待状の送り主は不明だったが、SNKの看板キャラの1人の参戦で明らかになった(?)。しかも参戦ファイターのフィギュア化を行っている。


ジャシュライン:『ウルトラマンメビウス』に登場する魔像。彼もまたルガール同様倒した相手を像にし、自身のコレクションにする。

関連記事

親記事

オロチ編 おろちへん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1204510

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました