曖昧さ回避
- SNKの対戦型格闘ゲーム『KOF』シリーズのキャラ。本稿で説明。
- 宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場人物。→ゲーニッツ(宇宙戦艦ヤマト)
プロフィール
格闘スタイル | オロチの力(主に風の力を使う) |
---|---|
誕生日 | 7月20日 (41歳) |
身長 | 193cm |
体重 | 88kg |
血液型 | 不明 |
出身地 | 不明 |
趣味 | ロッククライミング |
大切なもの | 忠誠心 |
好きな食べ物 | キノコ料理(特に松茸) |
嫌いなもの | 愚かな人類 |
得意スポーツ | ウィンドサーフィン |
CV |
概要
KOF'96のラスボスとして初登場。
オロチの復活をもくろむオロチ四天王の一人であり「吹き荒ぶ風のゲーニッツ」の異名を持つ。
以降、シリーズでもしばしば登場する。(97では庵・レオナ暴走、四天王登場デモなど)
公式ですでに死亡していたが最近のシリーズでは他の四天王と共に復活を遂げた。
名前の由来
名前の元ネタは宇宙戦艦ヤマトのキャラであるゲーニッツからとっている。
(ちなみにハイデルンやルガールもヤマトのキャラからとっている)
もっともゲーニッツの名前の由来はドイツ海軍元帥のカール・デーニッツである。
人物像
当時18歳だった彼は25歳のルガールから右目を奪った。その行動はオロチの力を掠め取ろうとする報復と、オロチの力が人間に与える影響を知る実験を兼ねていた。
神楽ちづるの姉マキを殺害して封印されたオロチ本体を解放した。
レオナの父ガイデルをオロチ八傑集の仲間として誘うが拒否されたため幼い頃のレオナに宿るオロチの血を覚醒させガイデルとその妻を殺害させた。
KOF96公式ストーリーの日本チームの京をKOF開催前に野試合で打ち負かした謎の人物こそがゲーニッツだった。(その後、京は屈辱を晴らすべく『無式』を会得した。)
趣味・特技はウインドサーフィンとロッククライミング。外見に似合わずアクティブな人といえよう。
キノコ料理が好きで特に松茸が好きという、意外と贅沢なおっさん。
ただ、考えてみると、自然体(人間の手によって汚されていない)を良しとするオロチ一族らしいプロフィールではある。
誕生日が中の人である島よしのりさんと同じ7月20日である。
「96」と「98UM」でゲーニッツと組むと背景で待つ姿(眼鏡を掛け、本を読んでいる)が碇ゲンドウにそっくりである。(いうまでもなく彼のモデルは碇ゲンドウである)
昔のアンソロジー漫画では、山崎竜二と間違えられるというネタが多かった。更にはKOF99のイラストの一つで山崎と金髪の部分を巡って喧嘩(その際両者とも動物化)するといいえコミカルなイラストがある。
性格
牧師(彼の趣味と言われている)のため、人を諭すような丁寧な口調と礼儀正しい行動をとるが、目的遂行のためには殺人も厭わない冷酷さも持ち合わせている。
なお、彼の行動理念は全てがオロチの意思に従ってのものであり、普段はそれほど残忍でもない。
また、彼が牧師として活動しているときは、オロチではなくひとつの宗教を広めている。
しかし、本編では、倒された後は自らの負けを認め、最期まで冷静な性格を崩すことなく、自害している。
自爆とか道連れとかの悪足掻きをせずに散っていった様から、単なる冷酷非情な悪役ではない事がうかがい知れる。
だが、三種の神器チームのEDでは自害させてもらえずとどめを刺されている。
典型的な黒幕のイメージに当てはまらない人物像にも独特の魅力を持っており、その凶悪な強さとカリスマ性から、KOFのボスの中では人気が高い。
本編以外の作品では
コミックゲーメストで掲載された漫画『ゲーニッツ外伝 KOF96ミレミアム・ゼロ』では、若き18歳のゲーニッツが当時25歳のルガールの空母を急襲し、オロチの力を与える代わりに彼の右目を奪い、オロチからの力を受け取る触媒として少女時代のマチュアとバイスを仕えさせた。
その目的は、ルガールと並ぶギース、クラウザーをオロチの復活の先触れになる『3匹の蛇』の一角と見込んだためだった。
空母に襲撃したときに手を触れずに戦闘員の肺の空気を抜き、風で銃弾や神経ガスを躱し、艦内の銅板をネジ曲げてルガールを拘束するなどといった芸当を持っている。
コミック版KOF京(夏元雅人著)では、オロチの意に反して監視対象である京と庵を始末するために日本へ渡来し、京の学校に襲撃した。無式を会得した京に敗れたゲーニッツはちづるにオロチの技を封じられただけで死んではいない。
ゲームボーイアドバンス「KOF EX2」では、ゲーニッツの配下であるグスタフ・ミュンヒハウゼンが「十種神宝」の天羽忍にゲーニッツの魂を宿し復活させようとした。
コミック版KOFXIVではバースに取り込まれたゲーニッツが四天王共々に亡者として実体化した。バースの力を得たギースが倒れたことで自我を取り戻し京と庵に「いずれはまた」と言ってどこかへと飛び立っていった。
性能
KOF96に登場したときは、ボス特有の性能とAIに加え、超必殺技をいつでも使えるという凶悪な仕様だった。
そのため遠くでは設置型の飛び道具である「よのかぜ」を的確に当ててくるし、むやみに近づけば超必殺投げ「やみどうこく」で掴まれ大ダメージを与えてくる。
その凶悪さに多くのプレイヤーを挫折させており、「やみどうこく」のボイス「お別れです!!」がトラウマになったプレイヤーも少なくはない。
よってゲーニッツを倒しただけでギャラリーから歓声が上がるほどだったと言われている。
しかし家庭用でプレイヤーキャラとして使うとコマンド入力が厄介など癖が強い部分があり、KOFのボスキャラクターとしては珍しく「お手軽強キャラ」ではない。
また、以降のシリーズではプレイヤーが使うのを前提としているため、性能は抑えられている。
それでも十分強いのは、やはりボスキャラゆえか。
プレイヤーキャラとして使う場合、「よのかぜ」で相手を近づけず、近づかれたら移動技の「ひょうが」で逃げるか、「しんあおいはな せいらん」や「しんことつき そうが」、そして超必殺投げの「やみどうこく」で追い払うという戦法が主力となるテクニカルキャラ。
対空や割り込みには通常技ならしゃがみ強パンチや後述の立ち強キック、通常必殺技なら「わんひょう・とこぶせ」及び「わんひょう・まめつ」が使え(ただし、CVS CHAOS以降の敵ロック方式に限る)、超必殺技なら「ふうじん いぶき」や「真八稚女・じっそうこく」を用いたいところである。
通常技は全体的に性能が低めだが、例外的にしゃがみ強キックは発生が非常に早いうえにリーチが長く、隙が皆無と三拍子揃っていて非常に強力。
また、立ち強キック(通称:謎キック)はその場で側転するような二段蹴りをするが、これが発生や判定が強く、前述にもあるように対空にも使えるほか、ゲーニッツ自身の下段当たり判定も消えるために足払いをかわしての攻撃にも使える。
CPU相手の下手なバッタは、この謎キックや眼前よのかぜ、みづちで手痛い反撃を受けるため、硬直を狙ったり、ハメなければ倒すのが困難である。
よく、KOFの昔のボスは強かったといわれるが、ちょうどこのゲーニッツが最初の区分けになっている。
癖の強い技が多いが、使いこなせるようになると相手にとっては厄介。特に得意とする中距離以遠戦では非常に凶悪な強さを発揮する。
その他
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にて、ミッドナイトブリスを食らい女体化した彼を、ファンは「ゲニ子」と呼んでいる。
彼女の方がイラスト数が多いという。
修道服の少女というこれ以上無い萌え属性はSVC稼動当初から話題になり、必然と変身前より投稿数が増えるのは仕方はないのかもしれない。
※ちなみこの服装、黒いヴェールから誤解されやすいが、決してシスター服ではない。
正確には「オロチ八傑衆の正装」とのことで、実際に他の八傑衆がこれとよく似た服装をしているものが確認されている。
ちなみに携帯アプリゲーム『KOF98 ULTIMATE ONLINE』にも登場している。
『98』ではルガールステージ左端にある首無し死体はゲーニッツと思われている。
ちなみにEDでは何故か普通に登場している。
(リメイク版の「98UM」ではプレイヤーキャラとして登場しているが、首なし死体も残っている。98自体はIFストーリーであり、ルガール自身は95で公式に亡くなったというのが事実であるが)
関連タグ
KOF ザ・キング・オブ・ファイターズ オロチ八傑集 オロチ四天王
ラスボス みんなのトラウマ
風 嵐 竜巻 牧師
お別れです!! やみどうこく
ミッドナイトブリス ゲニ子 レアス