「もがく者共よ、その程度か・・・ それもまた良し・・・」
プロフィール
格闘スタイル | 音巣対流拳(ネスツリュウケン) |
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誕生日 | 10月7日 |
身長 | 193cm |
体重 | 88kg |
血液型 | O型 |
スリーサイズ | 不明 |
出身地 | 北極 |
趣味 | 育児 |
大切なもの | ネスツ組織全体 |
好きな食べ物 | グレープフルーツゼリー |
嫌いなもの | ない |
得意スポーツ | スキューバダイビング |
CV | 新居利光(『2001』、『2002UM』楠大典(KOF ALLSTAR)、奥野香耶(プリティー・ゼロ(KOF ALLSTAR) |
※曖昧回避のため本項ではKOFのオリジナルゼロについて記述する。
別のオリジナルゼロをお探しの方はこちら→オメガ
キャラ設定
オリジナルゼロとは、SNKの対戦型格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS 2001』に登場するキャラクターである。
前作『2000』のボスであるクローンゼロのオリジナル体である。秘密結社「ネスツ」の最上級幹部。クローンゼロと区別するためにこのように呼称される。
ちなみに地位としては会社でいうと専務らしい。
人物像
『KOF2001』では中ボスとして登場。コードネームは『00(ゼロゼロ)』。クローンとは違って顔が全く異なり、(そもそもクローンゼロの顔が違うのはリング機関のリング指令にすり替わるために整形したため)顔立ちが若々しく髭も生やしておらず、オールバックの銀髪でバトルスーツの色は紺色。肌の色が褐色なのはクローンとは共通するものの、多少は異なった色で描かれている。
そして生まれは北極。どう考えても基地生まれとしか考えられない。
ネスツの最高幹部であるイグニスに対して絶対的な忠誠を誓っており、大会本戦を勝ち抜いてきたプレイヤーキャラ達がイグニスの対戦者として相応しいか試すべく、エアシップに招待して戦いを挑んでくる。当のイグニスにとっては捨て駒扱いだったが、本人は微塵も疑問も抱くことはなかった。
最後はプレイヤーチームに敗北した後はエアシップに残り、墜落する船と共に潔く散った。
何故かハイデルンの事を知っており、ゼロが怒チームを倒すとハイデルンに「力の差は歴然だな」と勝ち誇り、ゼロを怒チームで倒すとハイデルンを「格闘センスは衰えていないようだな」と褒める。
「2002」、「2002UM」では他のボス同様敗者に対し辛辣な発言するが、ネームレスには「立ち上がるがいい、真実に辿り着きたければな!」と意味深な発言したり、マスターチームの生き様やキムの正義への信念を称えるなど、どっかの誰かさんと似たような性格が窺える。
・・・え?
いまいちストーリーが良く分からん?
わしにも分からん・・・。
文句ならこの人の上司に言ってk(白羅滅精
コミック版『XIV』ではバースに取り込まれていたらしく、亡者としてグルガンと共に実体化した。
育児
プロフィールもやたら中年オヤジなクローンと違ってスマートな印象だが、なぜか趣味が『育児』・・・。
子供の面倒を看るのが好きなのか、組織の生み出すクローンたちの指導が好きなのかは不明だが、ペットにライオンを飼っていたり、部下であるクリザリッドの実力や働きを認めてクローンゼロに処分されかけた彼を救出した。(嬉野秋彦氏の小説版では『99』で死亡しており、ネスツの科学で蘇生したことになっている。)何かと面倒見は良かったようで、若者が育っていく様子を見るが楽しかったのかもしれない。それでも「ネスツのために生き、ネスツのために死ね!!」の教育理念は徹底していた模様。
クローンゼロに対しての掛け合いでは「道化の分際」呼ばわりし、勝利ポーズでは「所詮はこの程度」と吐き捨てている。
同じくクローン京に対しても「所詮はオリジナルには超えられぬ、それが貴様らクローンの限界だと」と姿形を模倣した偽物でも本物には勝てないと指摘している。
声優
声を担当しているのはハイデルンとルガール・バーンシュタインでお馴染みの新居利光氏。2001のイントロでは外国語を喋っていた(とある書籍によれば「己の力を示せ……」と言っているらしいが、ALLSTARのPVで「Welcome to death falling」と判明)が2002UMでは普通に日本語で喋るようになった。.... が、ルガールとの差別化のためか2001と全く違う声になってしまった。具体的に言うと甲高い老人のようなしわがれた声である。
まさかの女体化
アプリゲーム『KOF ALLSTAR』ではオリジナルゼロの幼い少女姿『プリティー・ゼロ(オリジナル)』が登場。 アイボリー色に近い白髪を腰まで伸ばしており、服のデザインは配色と髪は以外は同じくプリティー・ゼロ(クローン)と共通している。
ストライカーとしてグルガンは大きなメスライオンというよりは大きな猫ような姿にアレンジされ、しっぽの先端が灰色となっている。
性能
闘いが終わるのはつまらんが、精々私を楽しませてくれ…
ぶっちゃけクローンゼロのコンパチのため、技については似通った部分が多い一方、クローンと差別化が図られた部分も幾つか存在する。
目に見えて分かるのがストライカー(援軍)の存在で、クリザリッド・グルガン(ペットのライオン)・龍(ロン)と、実に3体ものストライカーを抱えており、その気になればストライカーによる連携も容赦なく使用してくる。なにより、ほかの技の隙をストライカーで潰せるという利点があり、一方的に攻められることも少なくはない。
もうひとつ、超必殺技などに消費されるゲージが存在せず、一見すると無制限にゲージ消費行動をとっているようにも見える。しかし、ひっそりとデータ内部で処理されているため、超必を連発してゴリ押しするようなことはしない。実に紳士的である。
またクローンが歴代最弱ラスボス呼ばわりされたため、AIのアルコリズム(行動パターン)を改善し、歴代中ボスとしては強敵の部類に食い込めるようになった。
特に超必殺技のスカートに付いた刃を振るう乱舞技「獄鎖斬陣(ごくさざんじん)」が強烈で、まともに食らえば6〜7割は平気で吹き飛っとばす。
ただしAIが超反応過ぎるため、遠巻きに弱パンチを振ってその隙をつけばあっさりと倒せたりもする。
『2002UM』ではクローン同様斬風燕破の硬直が減少している他、ストライカーの動作が早められており、出現した直後から攻撃判定が現れるようになったうえに、ストライカー自体の喰らい判定がなくなったため潰されることはなくなったが、その代償として呼び出す動作の硬直時間が増加し、ゼロ自体の無敵判定もなくなったうえに、連続で呼び出すことができなくなっている。
MAX2超必殺技の極星冥界陣はどこでも判定かつガード不能で画面端では強Kやふっ飛ばしなどのダウン回避不能攻撃から繋がるのでやはり強い。ただ、狙って当てようとすると難しいが。
人間性といい、実力といい、もう、この人が最高幹部の方が良かったんじゃないのか?(汗)