「ゼロを超える者は…ゼロしかいない…」
キャラクター概要
プロフィール
格闘スタイル | 主に打撃攻撃+カッター攻撃 |
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誕生日 | 10月7日(44歳) |
身長 | 193cm |
体重 | 88kg |
血液型 | O型 |
スリーサイズ | 不明 |
出身地 | 不明 |
趣味 | 仕事 |
大切なもの | 変身能力 |
好きな食べ物 | 寿司、すきやき |
嫌いなもの | 裏切り者 |
得意スポーツ | ゴルフ、野球 |
CV | ふとがね金太(2000・2002UM)、斉藤次郎(KOFALLSTAR)、奥野香耶(プリティー・ゼロ(KOF ALLSTAR) |
闇の組織・ネスツによって生み出されたオリジナルゼロ(後述)のクローンで、組織の上級幹部。
ゼロの一番目のクローンという意味合いからか、コードネームは「01(ゼロワン)」。
当初はオリジナルゼロが登場する予定はなかったため、クローンという設定は後付けと思われる。
そのため、オリジナルゼロが登場して以降は「クローンゼロ」と呼ばれるようになったが、単に「ゼロ」と言った場合はクローンゼロを指す事が多い。
『2000』でネスツ主催と見せかけてKOFを開催し、K'らをおびき出して事情聴取を行おうとした「リング機関」(ヴァネッサやセスの所属する組織)の司令官であるリングを暗殺、
クローンを仕立ててハイデルンの部隊と連携を取らせ、情報を錯綜させると共に機関を掌握。対ネスツ用の衛星兵器としてリング機関が用意していた「ゼロ・キャノン」のコントロール能力を奪う。
……というのがネスツの書いたシナリオだったようだが、自らが新世界の頂点に君臨するという野望を持っていたクローンゼロは自らをリング司令官と同じ顔に変えて彼に成りすまし、KOFを通じて生じる格闘家たちのエネルギーをゼロ・キャノンに転送させ、これを武器にネスツ乗っ取りを目論む。つまり反乱である。
結局、彼はネスツ本部から送り込まれたダイアナ、フォクシーとクーラ・ダイアモンドらによって粛清され、最後は彼女らの工作によって誤作動を起こしたゼロ・キャノンを発射させた結果、自滅。
そのゼロ・キャノンもクーラによって破壊され、世界中に散らばっていた他の19機も"誤作動"によって自爆した。
本作の怒チームのチームストーリーに描かれているのはゼロの死亡後という逆転したもの(文脈を見る限りでは文章が理解し難く、ゲームをクリアして初めて把握可能)となっていて、その中では男女の判別が不可能な遺体(ラルフはこの遺体をウィップのものと早合点した)として発見されている。
ただし韓国チームでクリアした場合は、ゼロの頭が地面にめり込んで首から下だけが地上に出ているというギャグ漫画調の演出があり『ZERO』と書かれている。
ネスツ内での立場、人物像など
ネスツ内ではクリザリッドの上司にあたり、『'99』での世界同時テロ作戦を統括していた。会社で例えると部長に相当する立場である模様。
しかし、作戦の最終段階で失敗したクリザリッドをあっさり見捨て、隠蔽のため始末する(後にオリジナルゼロに救出され生きていたが)という非情さを持ち合わせている。
プロフィールの嫌いなものに「裏切り者」を挙げているが、正直言ってネスツを裏切ったお前が言うなという声が挙がっている。このような利己的性格のせいで、当然オリジナルからは「道化の分際」「組織の面汚し」と毛嫌いされている。
一方で食嗜好と得意スポーツなどは、上記の人物像に反して庶民的なごく一般の中年男性っぽい。しかし、こいつがすき焼きの鍋つついたり、ゴルフやってたりする姿を想像すると…あれ?
元ネタ
KOFお得意のパクりギリギリのパロディの塊で、その見た目と代表的な技…と言うか使用する技名全てが、ほぼまんま北斗の拳に登場する羅将ハンであり、多くのファンから失笑と苦笑を集めた。外見に関しては、正確には変装元であるリング司令官がハンに似ている。
そんな彼の主な必殺技
- 斬風燕破・翔覇
オリジナルゼロも使う『斬風燕破・凰牙』の強化版で、円を描くようにバトルスーツを振り上げ上昇する対空技。
元ネタはハンが同じ北斗琉拳の使い手であるシャチに対して使った、跳躍しつつ目視不可の連続打撃を与える技。攻撃方法は全く異なるが、技終了時に腕を組んで着地する部分は共通しており、各種『斬風燕破』の中では特に元ネタのハンに近い。
- 疾火煌陣
足元から前方へ紫色の影を伸ばし、影の先端がヒットすると捕縛した相手に急接近し4発の攻撃を加えるロック系乱舞技、または打撃投げに分類される技。
元ネタはハンが使う同名の北斗琉拳の技で、こちらは目視不可の連続蹴りを繰り出す。
- 魔舞紅躁
身を屈めながら紫色の気を浴びせ相手を拘束、立ち上がると同時に相手に背を向けバトルスーツから見えない衝撃波を浴びせダメージを与えるコマンド投げ。…こらそこ、おならって言うな。
元ネタは、ハンが自分の部下になりたいと申し出た野心を持たない槍使いの修羅を葬った技、
『北斗琉拳奥義・摩舞紅燥』。
詳しく解説すると、これはハンが修羅に対し「野心があるか?」と問い、否定された際に風が吹き(ゼロが屈んで相手を捕縛する際の動作と紫色の気はこれであり、ハンの場合はこの時点で目視不可の攻撃を加えている)、「ならば生きていても意味が無い」と背を向けると共に風が吹き(ゼロのバトルスーツがなびく攻撃部分)、修羅が絶命するという一連の動作。ゼロの技の中では、元ネタを特に忠実に再現したものである。
- 白羅滅精
しゃがみ動作からブラックホールを彷彿させるエネルギー体を作り出し、無数の光球を吸引し攻撃する画面全体攻撃に分類される技。オリジナルゼロも使用するが、動作が異なる。
元ネタはハンがケンシロウとの戦いで使用した、手から闘気を放つ北斗琉拳の技。放った直後に、ケンシロウの『天将奔烈』に打ち負けている。
- 暗琉天破
『魔舞紅躁』の前半動作で相手を捕縛、『白羅滅精』のエネルギー体で吸引し、直後にバトルスーツを翻しゼロの姿が消え、暗闇の中で連続攻撃を加える投げ技。KOF2002UMのMAX2。
元ネタは存在するが、こちらはハンではなくカイオウが使用した無重力空間を作り出す同名の奥義で、あの無想転生を無力化する強力な技である。
キャラクター性能
ストライカー戦法が主軸のオリジナルとは異なり、こちらは技が多く攻撃面に特化している。判定の広い各種『斬風燕破』による連続技や対空、『疾火煌陣』と『魔舞紅躁』を駆使した起き攻めは非常に強力。
しかし、実はCPUにおいては強さが歴代KOF最弱ラスボス候補であり、一定の間合いで垂直ジャンプふっ飛ばし攻撃を出すとゼロの方から当りに来てくれるので、これだけで楽に勝ててしまえる。
ぶっちゃけレバーを上に入れっぱなしにしてタイミング良くCDボタンを押してりゃ目を閉じていても勝てる。
さすがにKOF2002UMではアルゴリズムの見直しとその他の性能調整など大幅に強化されたが。
関連イラスト
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ちょび髭:オリジナルとの相違点の一つ