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ラルフ・ジョーンズ

らるふじょーんず

ラルフ・ジョーンズとはSNK初期の作品「T・A・N・K」、「怒」シリーズにて登場するSNK最古参キャラ。ラルフと表記されることが多い。
目次 [非表示]

「うおぉぉぉっ!とっととかかって来い!!」

プロフィールだぜ!!編集

初出作品T・A・N・K(FC版ではグレートタンク)
格闘スタイルマーシャルアーツ + ハイデルン流暗殺術(『KOF』シリーズにて)
出身地アメリカ
誕生日8月25日
身長188cm
体重90kg〜110kg
血液型A型
趣味ナイフコレクション
大切なもの昔、大統領から貰った勲章
好きな食べ物ガム
嫌いなものヘビ
得意スポーツ野球
CV前塚あつし(『KOF94』~『KOF XI』)、しのや文秀(『KOF XII』~『XV』)

概要編集

SNK1985年に発売したアクションシューティング「T・A・N・K」で登場したキャラ。近年はKOFオリジナルキャラと認識される事もしばしば。

部下にして相棒のクラーク・スティル少尉と共にKOFシリーズ皆勤。

メタルスラッグにもゲスト出演(というか準レギュラー化)している。


人物編集

アメリカ陸軍特殊部隊所属の軍人では精鋭部隊の隊長を務めていた。軍での最終階級は大佐で20代前半ですでに大佐となっており、この特進はFC版「」の宣伝広告からうかがえる。

どの部隊に所属していたかは不明であり、工兵部隊第75レンジャー連隊グリーンベレーなどと推測されているが、初代「」では国連認定の精鋭部隊を率いていた。

また、その時からクラーク少尉とは様々な戦場を共に戦い抜いていることから、上官と部下という立場を超えた戦友という間柄となっている。


大統領から勲章を受けるほどの活躍したことをしており、これらは積み重ねてきた功績に対して与えられたものである。


「KOF」シリーズに登場するキャラクターの中で、主人公として務める作品(シリーズ化している作品も含む)が複数(2作品(2シリーズ)以上)あるのは彼だけで、大抵はその作品のオリジナルキャラクターが主人公を務める(なおアテナの場合、『サイコソルジャー』の主人公麻宮アテナは『アテナ』の主人公アテナ姫の子孫という設定であるため別である)。


卓越した(というか変な)ネーミングセンスの持ち主で、ウィップに『ムチ子』というあだ名をつけたり(当人はもの凄く嫌がっており、その名前で呼ぶ度に毎回喧嘩する)、技に自分の名前やナウい言葉、特撮ヒーロー物や格闘マンガの技などがはいっている。


ナイフコレクションが趣味で20~30本持っており戦場でもナイフを得意武器としていることから、メタルスラッグではこの設定が生かされており、ナイフ攻撃などといった近接戦闘が他のキャラより優れている。なお、好きなナイフの大半が機能が特化されたもので、中には多機能のものもあるとか。


頭に被っているバンダナは赤地に緑の迷彩柄で「」シリーズでは鉢巻のように頭にまいている。このバンダナはただの布きれに見えるが、負けたり地面に倒れたりしたぐらいでは絶対に外れない(時間切れ負けで悔しがって自らバンダナを取る演出はある)。相棒のクラークの帽子+サングラスよりもさらに密着度の高いアクセサリーとなっている。なお、バンダナは戦場では何かと役立つ消耗品なので常に100枚以上は所持している。 同じくバンダナキャラのビリー・カーンもバンダナを100枚以上持っている。

ラルフ同様、バンダナや帽子などの装着物を取る演出は、クラークやテリー、ハイデルン、ビリーの勝利ポーズやEDなどで確認できる。

ちなみにこのバンダナ、行きつけのバンダナ屋で買っている。


野球が得意でポジションはライトだが、98でのSPエディットチームの1つ「野球チーム」ではキャッチャーである。


ジャングルなど危険な場所で仕事をしているのにも拘らず、ヘビが嫌いなのは昔飼っていた小鳥がヘビに食べられたことに対する恨みであり、ヘビが怖いということではない。



CVは二階堂紅丸チョイ・ボンゲを担当している前塚あつしさんだったが、「KOFXⅡ」から別の人に代わっており、多くのファンから不満の声が多かった。


「KOF」以外の対戦格闘ゲーム出演には恵まれておらず、「CVS」シリーズと「SVC」シリーズに至ってはテリーリョウなどといった格闘ゲーム出身のキャラはもちろん、元々格闘ゲーム出身でないアテナまで登場しているのに彼と相棒を登場させていない。会社はこの二人に何の恨みがあるのか。


一方、同社のアクションシューティングゲームであるメタルスラッグにはゲスト参戦している。元々アクションシューティングゲーム出身だったからこっちの方が似合うといっても過言でない。


性格編集

とにかく細かいことを嫌う豪快かつ大雑把な性格で常にマイペースな熱血漢。似た性格の持ち主にジョー・ヒガシがいる。

熱血漢でもあるがKOF初期の作品ではほとんど笑っていなかった(勝利メッセージでの姿やエンディングでは勇ましい笑顔)。また、義理堅い男でもあり同時にお節介焼きでもある。


」シリーズでは時代を超えて登場したり異次元でエイリアンとやりあったりと無茶苦茶な活躍をするタフガイだったが、「KOF」シリーズではハイデルン不在時にチームをまとめ上げるなど割とまともな軍人とされている。


相棒のクラークとの漫才的会話や、クールなレオナウィップからやかましがられるところ、さらには細かい字が並んだ報告書をクラークに押し付けているところを見ると本当に大佐なのか疑ってしまうほどいい加減であるが、与えられた任務は確実にこなし、部下のためなら上司と議論をする熱い男である。

そのため無愛想なレオナやウィップからも厚い信頼を寄せられている。



他キャラクターとの関連編集

クラーク・スティル

国連からの特殊任務の頃に出会い、その後さまざまな戦場でともに渡り歩いており現在に至る。喧嘩も多少はするが基本的には仲が良く、作戦行動外では友人という間柄をとっている。


ハイデルン

傭兵部隊での上官で、彼を指揮官代理に抜擢するなど信頼が高い。


レオナ・ハイデルン

上官の養女兼部下。彼のお節介さに呆れているが、97のエンディングでは両親を殺害した記憶が甦ったことにより、自ら命を絶とうとしようとしたところをラルフとクラークに止められ、ラルフからバンダナをもらっている。


ウィップ

新人隊員。ムチ子というあだ名で呼んではたびたびケンカを仕出すが、2000のEDでは何だかんだで気に入っていることがわかる。


マキシマ

同じくパワーファイターで10年下の彼におっさん呼ばわりしている。ひでぇおっさんだ

他にも「サイボーグが相手なら銃を使わざるを得ない」といっている。

さらにはSPエディットチームで組んでいる。


ブライアン・バトラー

同じくパワーファイター。98のインタビューで両者ともパワーファイターとなら組んでみたいと言っており、両者のSPエディットチームでの一枚絵も存在する。


チャン・コーハン

同じくパワーファイター。98,99のSPエディットチームでも組んでいるほか、95でのCPU戦でもランダムエディットチームの一つでラルフ・大門と組んでいる。意外と付き合いが長い。


大門五郎

投げキャラ界のパワーファイターで打撃キャラのラルフとは対をなしている。95でのCPU戦でもランダムエディットチームの一つでラルフ・チャンと組んでいる。




KOF登場以前編集

怒

「怒」時代のラルフ


初登場作品である『T・A・N・K(グレートタンク』で主人公として登場し(この時から階級は大佐)戦車に乗り込んで敵軍がが小島で開発中の兵器の破壊する任務に就いている。(グレートタンクでは

ちなみにこのゲームは第二次世界大戦を舞台とした物語であるため、「KOF」が主人公キャラの全盛期に年齢を合わせた集合でなかったら、怒チームは確実に70歳以上の親父たちによる高性能おじいちゃん軍団になってしまうところになってしまうところであったろう。


『怒』シリーズで世界征服を企む謎の軍事組織だの別次元での軍隊だの某国の次期大統領候補の子供を誘拐した隣国の軍隊とドンパチ&素手ゴロで戦っている。

なお1作目では国連により設置された精鋭部隊の隊長となっている。


SNKがファミコンで出したARPGの『ゴッドスレイヤー』においては彼をモチーフとした人物がジョエル村の村長という役どころで登場。こちらでは妻子持ちという設定。また、クラークは彼の弟という役どころで登場。

KOFシリーズだ!!編集

挙手の礼

ハイデルン率いる傭兵部隊に所属しており、階級は怒シリーズの設定を引き継ぎ大佐である(ハイデルン傭兵部隊には階級はない)。なお、自ら志願してハイデルンの部隊に入隊したのである。

初期のデザインは「怒」シリーズのまんまだったが、最終的にダウンベスト着用というようになった。

ハイデルン流暗殺術を格闘スタイルとするが、ハイデルン本人のような闘い方はせずほぼオリジナルの戦い方をするため、「KOF」シリーズでは「マーシャルアーツ+ハイデルン流暗殺術」となっている(ハイデルンの格闘術指導は、その者の長所を伸ばすというやり方のためである。クラークも同様である)。


「99」以降に登場するK'マキシマに対してはよく特別な勝利デモが見られる。というか、マキシマにはごついオッサンといったり、エディットチームで組んだりとやたらと絡んでいるが。


チームの組み合わせ編集

同じ部隊のメンバーとチームを組んでいるが、SPエディットチームとしてネオジオ以前に発売されたゲームの主人公で構成された「オールドチーム」、98での自身のインタビューで反映された「破壊力チーム」、野球好きの「野球チーム」などがある。


大体はパワーファイターや得意スポーツ繋がりといったチーム組み合わせが主である。


ストーリー面編集

全ストーリーにおいてストーリーの中核に関わっている。

特に99以降のストーリーでは大会に潜む黒幕を追うといった、特殊部隊らしい一面をのぞかせるように。


性能編集

一部の作品を除いて基本的に強キャラとされており、キャラランクは常に上位である。特に98では最強といってもいいほど強く、地上戦では敵なしである。また、同作最強キャラのゴローさんの通常技を一方的に潰すことすらでき、数少ない有利のつくキャラとして扱わているため、真の最強キャラと言われている。

94では相棒クラークとは微妙に違う程度であったが、96以降は差別化が顕著になり、打撃技に特化したキャラに。

堅実に相手を抑え込みつつ、隙あらば大ダメージを奪い去る戦法は中毒性が高く、性能の良い通常技を的確に振り回すだけでも意外と勝てるので初心者から上級者まで使い手を選ばない。

地対空がやや弱いが急降下爆弾パンチ(地上)と遠距離立ち強パンチなどでカバーできる。大抵の作品でラルフキックが強力なので遠距離戦も困らない。起き攻めが非常に強く、相手のガードを揺さ振る能力に優れる。

豪快なキャラ特性とは裏腹な堅実な戦い方がメインのラルフではあるが、その豪快さを売りにする事をSNKは忘れておらず、それを押し出した大技を所有している。

それこそKOF、いや、格ゲー界において最高かつ最強のロマン技ギャラクティカファントムである。


男の一発だ、コルァっ!!編集

ギャラクティカファントム!!

「97」で初登場。大きく振りかぶり、全身の筋肉を使い力を溜めに溜めまくって、ガード不能の渾身の一撃を叩き込む。

その代償として、発生が尋常じゃない程に遅く、狙って当てるのは至難の業。溜めている間は基本、通常版は無防備、MAX版は全身にガードポイントがある。

しかしながら当たった時の爽快感はKOF屈指で、特にMAX版に至ってはカウンターヒットで即死と言う豪快っぷり。

「2000」では、ストライカーに絡みで当てる機会も多く。即死連続技のパーツとして使われる。ストライカー動作としても使われる(下記参照)。

「2001」等、一部の作品では必殺技として実装されている。

作品を追うごとに別の超必殺技をキャンセルすることで連続技に組み込めたりと少しずつ性能を上げたが、逆に爽快感が損なわれていった。


新ロマン技、ギャラクティカヴァンガード、!編集

だがそんな失望感が漂う中、02UMでその爽快感を取り戻す技が生み出された。

その名もギャラクティカヴァンガード

MAX2である馬乗りギャラクティカファントムからの追加攻撃で、馬乗りギャラクティカファントムで高く打ち上げた相手を、地上で待ち構えギャラクティカファントムを叩き込む技だが、この技は受付猶予1フレームのタイミングで追撃を行うと、台詞も「破壊力~!」となりオメガ・ルガールナイトメアギース以外のキャラには即死させる程のダメージとなる。

炎邪の六道烈火に匹敵する爽快感とロマンがここに実現した。


ラルフの代名詞 バルカンパンチ編集

ラルフといえばバルカンパンチ、バルカンパンチといえばラルフと言うぐらいラルフの代表的な技で、火の粉を散らしながらマシンガンのごとく片手で超高速のパンチを繰り出し相手を殴り飛ばし、ヒットの際に相手が燃焼ダウンする効果を持っている。攻撃判定が強く、発生も非常に早いため対空などに使えなくもない。因みに強パンチボタンで出すより弱パンチボタンで出すと効果が長く続く。下段技に弱いことを除けば威力が高いため強力である。「XI」では強が多段ヒットに変更。「XIII」ではノーマル版がダウンさせなくなり、EX版のみクラークのように相手を浮かせつつ多段ヒットする。また順押しコマンドの技のようにキャンセルできない通常技などをキャンセルできる。

「95」以降はレバー入力により前進ができるのである。後述のメタルスラッグシリーズでも使用できるが、そっちのはKOFのより凄い性能になっている。


バルカンパンチの派生技としてバリバリバルカンパンチと馬乗りバルカンパンチ、JET・バルカンパンチがある(どれも超必殺技)。


バリバリバルカンパンチ編集

深く身を沈めて構えてからガトリングアタックの動作で突進するのは前作同じだがその後の動作が「96」までの作品と「97」以降の作品とでは違い、「96」まではガトリングアタックの後にバルカンパンチ→ガトリングフィニッシュ、「97」からはガトリング1〜2段目(MAX版は二回ループ)→片手パンチ連打→アンブロック(MAX版はガトリングフィニッシュ→アンブロック→昇竜拳みたいな飛び上がりながらガトリングフィニッシュ)となっている。威力が高いうえにヒット数が多いためケズリも多く、特にMAX版は尋常ではない。

「96」の通常版は殆ど隙がなく、相手がガードキャンセルできない時に連発すると非常に凶悪なケズリになる。それ以外の作品では隙が大きい。

発生が早めで無敵時間が長いため地上での割り込みに使えるが、「96」以降、空中ヒットやカス当たりでは反撃確定。そのため安定性に欠け、使い勝手は良くないが強力な技である事に変わりがない。

スーパーキャンセルや強攻撃からの連続技には、大半の作品で馬乗りバルカンパンチのほうが威力が勝っているが、「98UM」ではMAX版のみ昇りでの急降下爆弾パンチでダウン追撃が入るのでダメージの差は縮まり、「2002UM」では、威力が馬乗りバルカンパンチと同等になっている。

アッシュ編以降ではヒット数が減りケズリ能力が減った代わりに突進の距離が長く、速度が上がり無敵時間が強化された。

演出の短縮により、カス当たり時や空中ヒット時の隙が減ったが、威力は変わらずなので強力になった。

またシステムの関係上着地の硬直が長いため、着地を狙った横方向の対空に使えるようになった。

「XI」では若干ではあるが、ガード時の隙が減り、クイックシフトに対応しているので、工夫次第ではガードされても反撃確定とはいかなくなった。

実はクラークもこの技を使用するはずだったが、名前が「ガリガリガトリングアタック」というショボイネーミングだったためお蔵入りになった。


因みに「96」ではMR.BIG限定で画面端でMAX版をヒットさせると追撃可能。


馬乗りバルカンパンチ!!タイマン張ったらダチ公じゃあ!!編集

相手を押し倒してマウントポジションを奪い、そこからバルカンパンチを喰らわす。ほとんどの作品で出掛かりに全身無敵がある。突進中の足元に無敵判定があるが、地面すれすれの攻撃に対してのみ有効なので頼れない。

相手をロックするため、基本的にはバリバリバルカンパンチよりも使いやすく「99」までは攻撃判定が強く、無敵時間が長めで割り込みにも使えるが、作品を重ねるにつれて弱体化し、反撃か連続技専用の技になってきた。

「2001」からはスーパーキャンセルの連続技が強く救われたが、「2003」から威力が低下、ダウン時間が短縮し、「XI」では小技からつながらなくなり、バリバリバルカンパンチはおろか必殺技のアンブロックよりも使いづらい。

「2000」ではストライカーのジョー・ヒガシと非常に相性がよく、「馬乗りバルカンパンチ→ストライカージョーで起こす→馬乗りバルカンパンチ・・・」と簡単に即死連続技を作れる技である。普通にこのまま使うとパワーゲージやストライクボムを大量に消費してしまうが、工夫する事でコスト効率を上げ凶悪な技へと昇華する。

技ボイスはどの作品でも、発動時は「とっておきだぜ!!」だが、フィニッシュなどのボイスが変更されることがある。「99」MAX版のマウント中 「タイマンはったらぁ!!」と」MAX版のフィニッシュ 「ダチじゃぁぁ!!」の台詞は漫画『Let'sダチ公』から来ている。


ガトリングアタック編集

前進しながら捻りこむように肘を打ち、さらに振り向きざまの裏拳、最後にアッパーカットと連続して決めていく「94」では技の動作が遅かったが、「95」から速くなった。また、踏み込む距離は弱よりも強の方が長い。技の気絶値はラルフの中でもかなり高く、飛び込み攻撃からの連続技に組み込むことで、チャン・コーハンのような耐久力の高い相手でなければ(クリーンヒットすれば誰でも)相手を気絶に追い込むことが容易な技でもある。最初の肘打ちが終わるまで足元無敵。

「KOFXⅢ」では裏拳→アッパーカットの2段技に変更された。弱で繰り出した場合、最後はアッパーではなくバーニングハンマーという技で締める。

「94」と「95」では無声だが、以降の作品は「でりぁー!」と言っている。


投げ技編集

投げ技に関してはクラークの代名詞であるスーパーアルゼンチンバックブリーカーも使える。クラークのよりは有効間合いが若干狭く、エルボーの追撃もないため威力が劣る上に起き攻めしづらいが、強力なことは変わらず、ラルフ自身打撃が非常に強いこともあり相手に多大な威圧感を与えられる。

乱戦時にはこれを決めることで相手のラッシュを止めることもできる。

通常投げも中々なもので、「95」までの高角度咽輪(喉輪)落としや「96」以降の強パンチボタン投げのダイナマイトヘッドバット、同じく「96」以降の強キックボタン投げのノーザンライトボム(佐々木健介・北斗晶夫妻の得意技としてお馴染み)はどれも性能はいい。


ストライカー性能編集

技名はギャラクティカファントムとなっているが、ダメージそのものは他のストライカーと同等。

「2000」のストライカー(ST)の中でも非常に強力で、地方によっては禁止扱いされているところもある防御用ST。

追撃こそできないもののラルフをSTにしていると安心が得られており、最強STとして知られるストライカーセスと同等の使い方もできる(ダメージ効率ではセスの方が上だが、安定して挑発でパワーゲージをストライクボムに替えられる)。

「2001」でも同様のモーションだが、連続でストライカーを呼べる本作では3人目に呼ぶと、技名よろしく強烈なダメージを与える事ができる。もっとも殆どのストライカーは3人目に呼べば同等以上のダメージを出す事ができる。


「2000」でのアナザーストライカーは社。家庭用でのマニアックストライカーは覚醒レオナ。


アーマーラルフ編集

『MI2』から登場するラルフの隠しキャラで、『KOF』シリーズのラルフとはグラフィックが異なる。

ハイデルンの傭兵部隊に実験的に配備された歩兵用ハイテク装備をラルフが身に付けた姿で、スパイクのついたグローブを腕に付けている。

また、髪も短く刈り上げている。

設定上は装備にコンピュータが内蔵されており、戦場の情報を支援部隊に転送する仕組みになっている。また、本来はボディアーマーやヘルメット、小型キーボードなど多数の装備がセットになっているが、ラルフの性格か通常モデルでは拳のスパイクナックルのみ装備している。

通常のラルフとは対戦前に掛け合いがある。

カラーバリエーションでは背中に爆弾を背負ったものや、全身が金属のサイボーグ風のもの等、奇抜なデザインが多い。


性能面については常時フルアーマー効果で大半の攻撃を受けても全く怯まない。

ふっとばし攻撃と一部の必殺技を除いてのけぞりがなく、一部の技以外では投げられることもない。さらに当て身は効かず、乱舞技でロックされず、ガードクラッシュ後にもガチンコガーディアン・スタイルを使用可能となっているなど、反則的な性能を持っている。さらにあらゆる攻撃に無敵判定がある。

ガードとバックダッシュができず、体力が他キャラクターより低いという弱点を持つが、それでも最強とも言い切れる強キャラである。

対戦のバランスを重視した続編の「KOF MIA」では削除された。スーパーアーマーな性能が故にガードができないが、極端な性能を要してるためアーケード用の「MI Regulation "A"」では「アーマーラルフ」のみ削除されている。

技に関しては通常のラルフの技の一部は使えないが、代わりにアーマーラルフ専用の技がある。


歴代テーマだぜ!!編集

惜しくも怒チームの一員なため個人テーマはない。

'94:Jungle Bouncer編集

ジャングルの危なさと傭兵のシビアさのイメージを表現した曲。影の薄そうな曲に反して'02にて再アレンジされていた。


'95:Desert Requiem編集

軍楽のドラムと、ファンキーと不穏なメロディを交差してて傭兵団が砂漠で戦闘し、砂嵐を紛れて前進するようなイメージを描くテーマ。


'96:Rumbling in the City編集

ハードロックなギターメロディと、激しいドラムで軍人が市街地で激戦するようなイメージの曲。KOFスタッフの気に入った曲のようで、'98にて再アレンジ。


'99:W.W.III編集

重厚なビートであるが、昔のシビア的な不穏より軍人の冷静さや不穏さに負けない意志を示し、さらにテンションを強まり、軍人より特殊部隊っぽさが強調されて、ストーリーが不穏な'99に相応しい曲である。


'00:The Trooper編集

歴戦の軍人の余裕さを表し、'99と比べてより一層闘志が強く、沈着している曲。


'01:私の鞭編集

94のような硬派なる重厚かつ軍事っぽい旋律。名前はウィップを意識しているが、惜しくもウィップが怒チーム不在なため全く無関係である。


'03:Inside Skinny編集

生意気なギターとメランコリックなキーボードで、「表はコツコツな軍人でも裏面は心細さがある」という、'03らしい明るさと暗さを兼ねて持つ曲である。


XI:Smell of Gunpowder編集

「火薬の匂い」という名前に相応しく、いかにも喧嘩になる嵐の前のような曲である。ちなみにAパートがKOF ALL STARにて雑魚ボスのテーマとして起用された。


XIII:Irregular Mission編集

久々に怒チームらしく自信満々で暑苦しい曲で、全体的にはRumbling in the Cityと似ていたが、疾走感がなくなってペースが遅くなり、より重厚さを味わえる曲。


XIV:Survivors Under The Sky編集

怒チームにしては意外と陽気さ全開な曲。まるで傭兵団が晴れ渡る荒野で意気揚々と進軍するように聞こえる、そしてCパートは希望溢れるピアノとギターはいかにも「俺たちは世界をより良くするために戦ってるぜ」と語っている曲。


XV:Great Grit編集


メタルスラッグシリーズ編集

いたぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!

クラークと共にメタルスラッグ(以下メタスラ)6から参戦している。「T・A・N・K」では戦車乗りしとして登場し「怒号層圏」ではエイリアンとも戦っているためさぞ馴染むであろう。


メタスラ6から各キャラクターに特有の能力が備わっているが、ラルフの場合メタルスラッグシリーズのセオリーを覆す特殊能力を持っている。

1つ目は、近接攻撃に長けていることである。さすがナイフコレクションが趣味といったところか、ナイフ攻撃やザンテツソード(斬鉄剣)のスピードが他のメンバーより早く、モーデン兵はもちろん生物系の敵や戦闘ヘリ、マーズピープルのアダムスキー型UFO(真下にレーザーを撃ってくる方)まで高速で斬撃できる。

これだけでも他のキャラより圧倒してるが、最大の特徴はなんといっても特殊格闘攻撃であるバルカンパンチである。技の発動はやや遅いものの、戦車や壁などといった兵器や障害物も高速で粉砕でき、中にはこれだけでボスを倒せてしまうのである。また、技中に前後移動が可能である(ちなみにバルカンパンチの威力はフルヒットで手榴弾4発分である)。

また、特殊格闘攻撃ではないが、ギャラクティカファントムも使え、格闘攻撃の強制出し(立ち状態時)で出すことが可能。通常の格闘攻撃と威力は変わらないが、キャラの特性上戦車や障害物が破壊できる。

2つ目は、敵の攻撃を一度受けても再び起き上がることで、同シリーズで定着していた「一発でも攻撃を喰らえばアウト」という概念を覆しているというとんでもない性能になっている(ただ、一度攻撃を喰らうと移動速度が若干低くなるし、一部の敵の攻撃には一発でアウトになることもあるが)。

とまぁ、ラルフの能力はメタスラ史上ありえないほど型破りな性能となっているのである。・・・・すごい漢だ。

ただ、他のメンバーより手榴弾とパワーアップガンの補充数が少ないというマイナス面も持っている。


格闘攻撃が使えるため意外と安定型だが特性を理解していないと上手く使いきれないので、中〜上級者向けとも言える。

それでも豪快かつ爽快、性能なんぞナンボのモンじゃい!というプレイヤーならにはうってつけのキャラである。

「6」以降のコンバットスクールですべてのミッションでSランクを獲得すると全武器の所持数が無限となるのでラルフの使用数が多くなる。


まさかまさかのスマブラ登場編集

そんな彼であるが、なんとスマブラにもクラークと共に「ラルフ&クラーク」として スピリッツで登場。ランクは残念ながら★2つ止まりも、「射撃アイテム強化」と言う実にらしい効果である。憑依ファイターはソリッド・スネーク であり、当初から任天堂の射撃武器 スーパースコープを装備。男らしくぶっ放してくるのを受け止めてやろう。

なお、KOFスタジアムでも相棒とともに背景キャラとしても登場しており、基本ランダムだが怒チーム関連後のBGMだと確定でクラークとともに背景で現れる。残念ながらメタルスラッグ関連のBGMでは確定ではない。


関連タグ編集

ラルフ

SNK T・A・N・K KOF 怒チーム メタルスラッグ

クラーク・スティル 部下兼戦友

ハイデルン 上官

レオナ・ハイデルン 部下

ウィップ 部下

マルコ 共同戦線

ターマ 共同戦線

エリ 共同戦線

フィオ 共同戦線

チャン・コーハン 「98」でのSPエディットチーム(『破壊力チーム』)メイト

ブライアン・バトラー 同上

ブルー・マリー 「98」でのSPエディットチーム(『野球チーム』)メイト

ラッキー・グローバー 同上

マキシマ 99でのSPエディットチームメイト。やたら絡んでる。

同上

麻宮アテナ 同じくSNKの古参キャラであり、KOF97のSPエディットチームメイト

ジョー・ヒガシ 性格、打撃技を中心としたファイトスタイルが同じキャラ

七枷社 同じく豪快な打撃技で戦うパワーファイター

二階堂紅丸/チョイ・ボンゲ かつての中の人繋がりであり95と96でのCPU戦でランダムエディットチームの一つで登場することもある。

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