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麻宮アテナ

あさみやあてな

麻宮アテナ(Athena Asamiya)は、SNKのゲーム『サイコソルジャー』及び『KOF』シリーズなどに登場する架空の人物。
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「アテナ、いっきまーす!」

プロフィール編集

初出作品サイコソルジャー
格闘スタイル超能力+中国拳法
誕生日3月14日 年齢:17歳(94)、18歳(95)
出身地日本
身長163cm
体重50kg(94~95、CvsS2)、49kg(96~)
スリーサイズB83 W57 H82
血液型B型
好きな食べ物いちご大福、チュロス(98)、さくら大福(99)、もみじ饅頭(2000)、胡麻きな粉を牛乳でといたもの(2001)
大切なものピーターラビットのティーセット、ファンからもらった手紙(98~2000)
嫌いなものバッタ
趣味星占い(94~99)、ホームページ作り(2000)、通販(2001)
得意スポーツラクロス
キャッチコピー
  • 「サイキック女子高校生」(96)
  • 「朝焼けの前奏曲(プレリュード)(98)」
  • 「永遠のサイキックアイドル」(XII~、MI、MI2)
  • 「たたかうアイドル(CvsS2)」

人物編集

サイコソルジャー編集

1987年に稼働したSNKの横スクロールアクションシューティング『サイコソルジャー』の主人公

はるか東の地より、魔性の生命体「屍愚魔」によって滅ぼされた世界に現れた伝説の予言の戦士「サイコソルジャー」。

16歳のごく普通の女子高生だが、超能力「サイコパワー」を先天的に生まれもち、その力を駆使して闇に包まれた世界に平和を取り戻すべく、相方のサイコソルジャー、椎拳崇と共に戦い続ける。

1986年に発売されたアクションゲーム『アテナ』の主人公、アテナ姫の子孫であり、超能力は彼女から受け継いだもの。まだまだ不完全な覚醒状態であるが、歌を歌いながら戦うことにより能力が高まるという特異な性質を持つほか、鳳凰に変身(ミューテーション)することも可能。

センシティブな作品

なお、この時点では超能力主体の戦い方がメインで、中国拳法関連の設定が出るのは「ザ・キング・オブ・ファイターズ」以降。


ゴッドスレイヤー

SNKより発売されたアクションRPGゴッドスレイヤーにおいて、アシーネ名義で四賢者の一人として登場。

本作ではグラマラスな若い女性として描かれており、同じ四賢者のケンスウとは恋人同士という設定。


ATHENA ~Awakening from the ordinary life~編集

SNKより発売されたサイキックアドベンチャーゲームでは、十聖学園の女子高校生として登場した主人公。


KOFシリーズ編集

その後、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズにて、中国拳法の師・鎮元斎、チームメイトの包、桃子などの仲間たちを加え、「正義と世界平和のために戦うサイコソルジャーチーム」として、相方の椎拳崇と共に常連出場を果たしている。

98アテナアテナ'94~Ⅻ

KOFシリーズでは、サイコソルジャー時代の星飾りのついたカチューシャとロングヘアーという意匠を踏襲しつつ、キャラクターデザインやコスチューム、さらに髪の色が作品毎に異なる。(髪型が大幅に変わった作品もある)


KOFにおけるキャラクター設定編集

基本的な性格は明朗快活で人に優しく、礼儀正しい正統派ヒロインタイプ。

私利私欲のためではなく純粋な正義感で戦っており、悪人であるルガールには所属チーム自体の戦う動機も含めて「最も嫌いなタイプ」と言われている。またアテナもオメガ・ルガールのことを「あなたを必要とする人間はいない」と毅然と言い放つなどまさに犬猿の仲。キム、メイ・リーとチームを組むと「正義チーム」となることもある。

基本的にはKOFの登場人物の中ではかなりの常識人であり、ドラマCDなどでも他の登場人物の非常識な行動へのツッコミ役であることが多い。年長者や初対面の人間には敬語を使い、年少者にも物腰柔らかく接しており、他人に好かれる性格である。「96」からはアイドル活動を行っているという設定が加わった。


チームメイトである椎拳崇には「94」の時から、ずっと想いを寄せられている友達以上恋人未満の関係。実際に告白されたこともあるのだが、きちんと返答はせずにずっと生殺しの状態である。

彼のことを考えている描写もあるが、アイドルである自分の立場を顧みて、恋愛関係には持ち込まないようにしている様子が窺える。製作者にはくっつける気はないらしいが… アテナよりも年長者にもかかわらずタメ語で話されていたり、呼び捨てにされていたりする唯一の人物だけに、彼女にとって気取らない親しい関係とも言えるが、ナメられているだけかもしれない。まあ少なくともチームメイトとしては大切に思っていることは間違いないようだ。


ちなみに、ネオジオポケットのKOF-Rシリーズでは他のキャラクターが意外な組み合わせの試合前デモが搭載されている中、アテナは誰との試合前デモがない。常時「アテナ、いっきまーす!」のみであり、哀愁を漂わせている。

では本編のKOFでは…と言えば、こちらでもチーム外のファイターとの特殊デモはない。

彼女の追っかけ、という設定のジョン・フーンも試合前はノーリアクションである。

アイドルとしてツアーまで組まれ知名度もあるはずなのに、それに対してファイターからはリアクションも無いのである。

アイドルの道は孤独なのだろうか…。


KOFでの性能編集

全作を通して牽制技が優秀であり、特にパンチ系の性能が高い傾向にある。(拳崇も牽制技が優秀であり、こちらはキック系の性能が高い)

一件するとスピード系のキャラに見えるがジャンプの軌道が緩やかで飛び込みにくく、ダッシュここそ早めだが通常移動速度が遅いという弱点がある。つまり牽制寄り…と、いうにも拳崇と違い対空技に不安が残るため守りが脆弱、咄嗟に出せる中段技がなく守り気味の相手を崩す術が少ない、MAX超必専用技「サイキック9(10・サイコメドレー)」が無い作品では安定したダメージソースを持たないなど、弱点が多く弱キャラのレッテルを貼られやすい。


一部作品を除いて高性能の「サイコボールアタック」を使った立ち回りでどれだけフォロー出来るかがキモとなる立ち回り重視の性能となっている。

特に無印版「2002」では弱サイコボールアタックが密着状態で発射直後にヒットしても五分という驚異のスキの無さを誇り判定も威力も強め、さらにジャンプが緩やかなキャラは小・中ジャンプでは飛び越える事ができないため特定の間合いでサイコボールを出されるだけでほぼ詰みに近い状況に追い込めるほど凶悪。強は弱と比べスキが大きめだが弾速が早く更に威力が高いため弱強の緩急をつけられるだけでも嫌らしいが、そこにテレポートを合わせた飛び道具ガード不可化が合わさりより凶悪さに拍車をかけている。余談だが無印版「2002」のサイコボールアタックの強さは開発元のお墨付きなぐらい凶悪であり、ダイアグラムでは珍しく準最強ランクとされた作品である。勿論だがアッパー版の「UM」ではスキが増大しかなりマイルドな性能になっている。


また出が早く、空振りガード問わず隙が絶無の弱フェニックスアローを使った奇襲も得意。

超必殺技の「シャイニングクリスタルビット」は対空技として優秀かつアテナにとって貴重なダメージソースとなりうる技。

とにかく技の一つ一つの強みと弱みを理解して器用に立ち回ることが求められるキャラである。

一部作品ではサイコボールを出した後にコマンド投げのモーションを相手のガード寸前に出すと、相手のガードが解ける疑似ガード不能の仕込みができたり。


「XIII」では画面端限定の超火力コンボが多数あり、火力の無さがだいぶ改善されている。


声優編集

るしゃな(サイコソルジャー)、清水香織(サイコソルジャー主題歌の歌唱、FC版サイコソルジャー特典のカセットテープの冒頭メッセージ)

KOFシリーズでは担当声優が毎年変更されていたのも特徴的である。

「94」は福井玲子、「95」は長崎萠、「96」はさとう珠緒、「97」、KOF京は栗栖ゆきな等、売り出し中のアイドルや女優が担当していた。

「98」で本職声優である池澤春菜が担当してからは「XV」まで固定されている。

他には「NEO・GEO-CD SPECIAL」は弓雅枝、「KOF MI」英語版の声優はリリー・コング

実写ドラマ『ATHENA』アテナでは担当俳優は石橋けいである。


ヘアースタイル編集

髪型は「94」から「98」までは濃い目の紫の髪色にストレートのロングヘアー。

「99」では超能力を失った椎拳崇の願掛けのために髪を切りショートのボブヘアーとなった。(因みに髪を切ったのはムチ子ことウィップである。

「2000」ではやや髪が伸びたためお団子ヘアー。

「2001」では拳崇が超能力を取り戻したのになぜかバッサリと髪を切りベリーショートになっている。

「2002」ではストレートロングが復活したが前髪の分け方が従来と異なっている。

「XII」では髪の色が紫がかったピンク色のロングヘアーと、サイコソルジャー時代のものに近くなっており、「XIII」でも同様である。

「XIV」では明るい紫のロングヘアーだったが、「XV」でショートヘアーになった。


ちなみにネオジオポケットの「SNKギャルズファイターズ」ではKの御札に「髪を伸ばしてほしい」と願って伸ばしたものの、ドラマの役作りの為にまた髪を切る羽目にあっている。


コスチューム・キャラデザイン編集

センシティブな作品センシティブな作品

コスチュームは他のキャラを差し置いて毎回変わっている(毎回描き直されている)という優遇っぷりである。

オロチ編編集

「94」~「98」は中国風の拳法着をマイナーチェンジ。「94」は長袖長ズボン、「95」は半袖長ズボン、「96」は半袖に生足キュロットスカートと作を重ねるごとに露出度が高くなっていたので将来的には先祖同様にビキニ姿で闘うのかとも噂されていた。

「97」はベストにミニスカート+タイツ、「98」はミニのチャイナワンピースとスパッツと変化。「98」の衣装は特に人気が高く、ナンバリングでないKOFに出演するときや作品を特定しないで「KOFシリーズの麻宮アテナ」としてイラストに描かれるときなどは大抵は「98」のコスチュームで描かれる。

ネスツ編編集

「99」からはガラッと変化しへそ出しセーラーカラーの上着とホットパンツ、「2000」はチャイナワンピースにショートパンツ、「2001」は体にフィットしたレオタードの上にチャイナ風の服とスパッツ。「2002」は半袖へそ出しの上着とミニスカート+スパッツ。

アッシュ編編集

2003はアイドル風のフリルがたくさんついたノースリーブへそ出しミニスカの衣装で胸元がハート型に空いて谷間を見せているなどかなり露出度は高い。(ちなみに担当声優の池澤春菜は「アテナはアイドルなので清純さを大切にしている。露出度の高い服装はちょっと・・・」との意見をオリジナルコスチュームコンテストの際に述べていたりする)


近年の作品では原作に準拠している傾向が見られ、「XI」ではついに夏服セーラー服で登場。「XII」では紺の冬服セーラー、「XIII」は白の冬服セーラーだがドットは描き直されていない。ちなみに「XI」ではスパッツを履いているため、スカートの中が見えまくっていたが「XII」以降は極端なミニで太ももは見えるのにスカートの中が見えないいわゆる「はいてない」状態である。

新章編集

2016年発売された「XIV」では「XI」以前のイメージをデザインを採用。ピンクをベースとした制服風のコスチュームに変更された。色違いのバリエーションから恐らく48グループを意識したデザインと思われる。

なお下着は横に白のライン2本入った紺色ブルマを着用。

24.01.2018センシティブな作品

2022年春発売予定の「XV」では肩を大胆に露出したカットアウェイショルダーの中国風の拳法着+ショートパンツの衣装に変更された。

KOF15 麻宮アテナ参戦!KOF15の麻宮アテナです!

その他の作品編集

「MI」シリーズでは初代は「98」の衣装、「2」、「Regulation"A"」はお団子ヘアーにスリットが入ったチャイナ風ワンピースと半ズボン。アナザーモデル(2P衣装)は、私立高校の制服(長袖)、「2」は半袖のブラウスに変更、眼鏡とリュックが追加された。

カプコンコラボ作品では「CAPCOM VS. SNK2」は「KOF'95」の衣装、「頂上決戦最強ファイターズSNK VS. CAPCOM」は半袖セーラー服で登場している。

キャラデザインの変化編集

このように、ロングヘアーと星飾りのカチューシャという意匠を除けば、衣装デザイン面ではほぼ原作の面影が見られないが、これは初代の時点で「海外ではセーラー服姿の少女という絵面はイメージ的に違和感を持って受け取られる」「絵的に媚びや狙ってる感が否めない」という判断による変更であった。

KOF初期は特に写実的なイラストデザインだったこと、やや太ましい体つきだった原作と異なってスレンダーな体系に変化している上に髪の色まで違っていたこともあり、原作のデザインとはかなり隔たりがあった。

また「XII」以降は変更され髪の色や体型もサイコソルジャー原作に近くなり、やや太ましく幼い顔立ちになっている。

特に足が太めに描かれているため、急激な画風の変化も相まってユーザー間で賛否両論あったのも事実。

デザイナーも「いつかダイエットさせてあげたい」とムチムチな体型に関してはやや否定的。

「XIII」ではメインイラストの画風はほぼそのままだがキャラクターの頭身が上がり、子供っぽさは若干薄まった。


私生活編集

女子高生・格闘家・アイドルという三足のわらじを履いており、非常に多忙な生活を送っている。主に中国での修行は長期休みの時、アイドル活動は学業の合間を縫って行いつつ、決して学業を疎かにせず、しっかりと学校にも通っている様子。どこかの学ランを着た主人公とは大違いである。成績は中の上。得意科目はアイドルらしく音楽と体育。スポーツ万能で学校では女子ラクロス部と女子バレーボール部を兼部している。中学時代はバトン部に入っていたようで、今でも時折チアリーディング部の手伝いなどもしている。学校への登校時は着替えの手間を省くためスカートを履かずにセーラー服にブルマー姿で行くことも。日常的にブルマーを愛用しており、スカートの中には必ず穿いている。

KOFにおけるアテナとアテナ姫との関わり編集

アテナ先祖であるアテナ姫だが、今までKOFに正式なプレイアブルキャラクターとして参戦した事は1度もなく、『2000』において、ストーリーに絡まないアナザーストライカー専用キャラクターとして登場したのみ。アテナとの先祖子孫設定に基づいた絡みや、アテナの超能力のルーツであるといった原作における設定が活かされた事は今の時点では皆無だったりする。


後にアテナ姫自身も『SNK VS CAPCOM SVC CHAOS』『ネオジオバトルコロシアム』にて格ゲーキャラとして復活を果たすが、ここでは「天界を守護する女神」という設定であり、原作におけるアテナの出自とは繋がらないものになっている。


外部出演編集

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにてスピリッツで登場。ボディはパルテナ


関連イラスト編集

センシティブな作品麻宫露露センシティブな作品センシティブな作品サイコソード・不死鳥の翼!ALL STAR FIGHTING

関連人物編集

元祖「アテナ

サイコソルジャー

  • 椎拳崇 2Pキャラクター。KOFでは「サイコソルジャーチーム」のチームメイトとして登場。

KOF関連

その他

  • 柏崎理香:アドベンチャーゲーム『ATHENA』に登場するアテナの親友。
  • アシーネ:麻宮アテナをモデルとしたキャラクター。ファミコンRPG「ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ」に登場する。

  • 堀裕子:サイキックアイドル繋がり。但しお互いの原作において「アテナ=超能力者」はエンディングのネタにされた事もある位に普通に一般に認知されているのに対して、彼女の場合は本当に超能力が使えるのか?という疑問?に未だに決着が付いていない状態ではある。

関連動画編集

関連タグ編集

SNK アテナ姫 KOF K.O.F


外部リンク編集

2018年8月3日よりスマホゲーム「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」の枠からバーチャルYouTuberとしてデビュー。 麻宮アテナ KOFAS Official(外部リンク)

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