「わたしの操鞭術、味わってもらえたかしら?」
プロフィール
デビュー作品 | KOF99 |
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格闘スタイル | 操鞭術+ハイデルン流暗殺術 |
誕生日 | 10月12日 |
年齢 | 16歳 |
スリーサイズ | 不明 |
出身地 | 不明 |
血液型 | O型 |
身長 | 173cm |
体重 | 59kg |
好きな食べ物 | はちみつ |
大切なもの | ウッドドゥ(鞭の名前) |
得意スポーツ | 無し |
嫌いなもの |
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CV | 菊池志穂 |
人物
KOF99から怒チームに転属したハイデルン指揮下の諜報部隊「アックス小隊」の新人で鞭使いな軍人娘。
「ウィップ」というのは本名ではなくコードネームであり、怒チームに来てからクラークが付けたもの。他にはラルフが「ムチ子」と呼んでいる。
前に所属していた部隊ではコードネームは『サリー(=出撃)』。
レオナとは対照的にどことなく勝ち気で、ラルフに「ムチ子」呼ばわりされるのが嫌いでいつも喧嘩しているが、『2000』のEDの中で「今度からはウィップと呼んでくださいね」と冗談めかして言っていることから、何だかんだで気に入っていることがわかる。
普段はハキハキとした性格だが、戦闘中はハイテンションになり鞭で相手を縛り付けた相手を踏みつけるサディスティックな性格となるが、ネスツの身体強化とその副作用による精神疾患があると思われるが・・・。
初出の『99』から『XI』まで登場し、それ以来はバックストーリーのみの登場で留まっていたが、『XIV』でDLCキャラクターとして参戦した。
容姿
砂色の軍服の上から同色のケープ状の付け襟をしており、右二の腕と左太腿に金色のリングを嵌めており、耳にはハート型のイヤリング、左手首には柔軟性があるナイフを丸めてブレスレットとして装着している。
普段は鞭や銃はケープ状の付け襟の裏に隠すように携帯しており、戦闘前には取り出す様子が確認されている。
鞭は革の特殊製「ウッドドゥ」、銃は50口径ハンドガン「デザートイーグル」(殺傷力がないショック弾を威嚇用として使用)
イラストレーターやドッターなどとで髪の色が2種類に分かれていたが、『XIV』で茶髪に統一されている。
ネタバレ
ネスツ内の名前は「セーラ」。元ネスツの関係者でK'やマキシマと同じくネスツの強化人間であり過去の記憶を奪われている。
その正体は、ネスツにより造られたK'の実の姉であるセーラのクローンとされている。本物の姉であるセーラは事故によって既に死亡している。(嬉野秋彦著の小説版「KOF2001 The Gods Themselves』より)
・小説版の設定はウィップはネスツのクローン技術の実用第1号となっている。彼女の成功を元にクリザリッドやK9999などのクローンが生み出されたという。
ネスツに所属していたときはK'のクローンであるクリザリッドを自分の弟だと思い込んでいた時期があったが、実は組織によって暗示をかけられていた。(同様にK'の記憶を植え付けられたクリザリッドもまたウィップを自分の姉だと疑わなかった。)
すべての事実と知った彼女は自分の存在に疑問を感じてネスツとは決別した。そして記憶を取り戻すためにネスツと戦う決意をした。
「KOF2000」においてはゼロキャノンの暴走でネスツの基地の崩壊に巻き込まれて行方不明となる。実はK'と同行して自分の目的を果たすためにハイデルン傭兵部隊から離別するための偽装だった。そのせいか『2001』ではKOFに出場している間はラルフ達には申し訳ない仕草を見せた。ネスツ壊滅後はハイデルン傭兵部隊に戻っていった。
嫌いなもの
プロフィールの嫌いなものだが、どれもこれも開発者側の内輪ネタである。
- 『99』での『天使』と『堕落』は、合わせて彩京の格闘ゲーム『堕落天使』をかけたもの
- 『2000』の『容量不足』は、ウィップの鞭の動きがゲームのデータ容量をメッチャ喰うため、ネオジオの容量制限の都合から技が減らされたこと(デザートイーグルなどが削除され、ふっとばし攻撃の動作は鞭が動かないものに変えられている)『技へつり』は技が削除されるという意味であり、『2000』では上記の通り技が削除されている。
- 『2001』での『裏切り者』はSNKを潰したアルゼへの皮肉である。
台詞の元ネタ
イントロ
「ここがあなたのデッドラインよ。」
聖闘士星矢のフェニックス一輝が白銀聖闘士に言ったセリフ。「ここが貴様のデッドラインだ」
「覚悟はいい?私はできてる。」
ジョジョ第五部に登場するブローノ・ブチャラティのセリフ。「覚悟はいいか?オレはできてる」
「受けて!みなさい!手練の!鞭を」(ウィップショット)
スケバン刑事、海槌麗巳の「手練の鞭、受けてごらん!」
アサシンストライク"コード:BB"
ジョジョ第五部のビーチ・ボーイ
「デラデラデラデラデラックスッ!!」(ソニックスローター"コード:DP")
「外道がァーッ!!」(スーパーブラックホーク)
ドーベルマン刑事の主人公が悪党を倒す時のセリフ
勝利セリフ
「這い上がれば?糸は垂れているわ」
「機会を逃さないこと。これだけがたった一つの冴えたやり方だと思う」
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.のたったひとつの冴えたやりかた
性能
コードネームの通り鞭を使った戦闘術を駆使して戦うためリーチが非常に長い。棒と一体化しちゃってる人と違い鞭にくらい判定も無いので中距離での牽制が優秀であり、中でもしゃがみ弱パンチ・垂直ジャンプ強パンチが際立ってリーチが長い。また空中戦も強く空中ふっとばし攻撃はリーチ・判定ともに非常に優秀。接近戦も苦手というほどでも無く、めくり性能の高いジャンプC、空対空に強く2回判定のでるジャンプ強キックでまとわりついて戦うのも得意ではある。
ただ、全体的に技の隙が大きく空振りが許されないうえ、安定してコンボに組み込める必殺技がブーメランショットのみなので総じて火力が低く、リードを奪われると逆転出来るかがゲージ頼みになりがちな上、座高が高く余計な攻撃を食らいやすい欠点がある。
KOF2002(UM)ではMAX2*として*スーパーブラックホークという強力な大型拳銃を堂々とぶっ放す。
ガード不能で高威力かつリーチが無限なので出し切れれば強いが、手元付近に判定が無い、発生が異常に遅いなどの欠点もあるので、ブーメランショット以外では唯一となる安定してコンボに組み込める超必殺技『ソニックスローター』とうまく使い合わせると良い。こちらは発生が早く、無敵時間もありコンボ火力増加の貴重な技であり咄嗟の割り込みにも優秀だが、小足よりもリーチが短いという欠点がある。
総じてある程度操作になれた中〜上級者向けのキャラクターである。
その他
- 以外にもキャラ構想は早い段階から練られており、『96』では当初レオナではなく彼女を出そうとする案もあった。
- あまり知られていないがハート型のイヤリング爆弾を身につけている。『XIV』ではイヤリング爆弾を使った超必殺技「デストラクションバラージ 」が追加されている。
- 家庭版『KOF99』(ネオジオ、PS版)では京、庵、紅丸の「ウィップと下僕チーム」編成でCPU戦をクリアするとウィップと下僕達の一枚絵が見られる。
- ラルフやクラーク、レオナがメタルスラッグシリーズに登場している中、ウィップとハイデルンは登場していない。
- 中の人はときめきメモリアルの館林見晴。餓狼伝説シリーズのキャラで『KOF』は『99』から初登場した李香緋の中の人はときメモのヒロイン藤崎詩織。
この2人の共演で格ゲーも嗜むときメモファンの間ではこの共演にかなり狂喜乱舞した。
関連イラスト
関連タグ
ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル ハイデルン レオナ・ハイデルン
曖昧さ回避:鞭(むち)の英語読み。スペル:whip