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スケバン刑事

すけばんでか

スケバン刑事とは、和田慎二の漫画作品およびそれを原作としたドラマである。
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概要編集

和田慎二作の漫画、およびそれを原作としたテレビドラマや実写映画、アニメ等の作品群。

原作・アニメ版と実写ドラマ版は後述の通り大きく異なる点があるため、Pixivのタグも両方のものが混在している傾向にある。


原作版編集

花とゆめに連載された少女漫画。

心に傷を持つ不良少女・麻宮サキが死刑囚である母の死刑延期と引き換えに学生刑事となり、様々な事件に立ち向かいつつやがて巨大な陰謀と戦っていくストーリー。

非常にハードかつショッキングな展開も多く、出てくる少年院や学園も相当バイオレンスな環境である。


物語の冒頭は、三億円事件の時効寸前から始まっている。長期連載(休止期間有)なので、途中で時系列に不具合も見受けられる。

原作設定にある程度沿った形でのOVA作品も作られている。

また、同作者の他作品と掛け持ちで登場するキャラ(スターシステム)も結構多い。


リメイク版編集

福井あしび作画によるリメイク版漫画「Re:スケバン刑事」が月刊プリンセスおよびヤングチャンピオンweb版で2021年より連載されている。

基本的な話の流れや時代設定は原作と同一であるが、連載開始時点で既に平成生まれが30歳を越えた時点であり成人読者であっても原作執筆時の時代背景の理解が難しい年代となっていることも鑑みてか、昭和時代の風潮や社会情勢に関して補足的な描写もある。


登場人物編集

主人公。

主人公の味方サイド編集

長髪美形の私立探偵。

  • ムウ=ミサ

「梁山泊」から登場した、額に三日月傷のある謎の男。サキを口説こうとする。

  • 沼重三

サキの通う鷹ノ羽学園の教師で元保護司。サキの事情を理解して協力するようになる。

  • 暗闇警視

サキを学生刑事にした警察官。警察内でも「影の警視総監」と呼ばれる上位の実力者。

  • 野分三平

サキに惚れるが「長髪の男は嫌いだ」と言われた後、スキンヘッドになって登場。そのまま腰巾着的存在になる。釣竿を武器に使う。実は資産家の坊ちゃん。後にサキの妹美幸と結婚した矢先に殺害される。

  • アグラ/綾倉五子

かつては九州に名を轟かせた番長で、サキの少年院時代の仲間。

  • 吉村美鈴

サキの後輩になる学生刑事。手柄を焦ってサキと衝突するが和解する。

  • ツグミ(小塚左智子)

学生刑事。変装の達人で潜入捜査を得意とする。


海槌一族編集

  • 海槌麗巳

サキの宿敵。悪党揃いの海槌一家で、何も行動しない事からサキに怪しまれた。裏では海外の犯罪組織と通じていたと判明する。

  • 海槌亜悠巳

海槌三姉妹の次女。鷹ノ羽学園番長グループの首領であった。

  • 海槌詠巳

海槌三姉妹の三女。ドラマ版では「久巳」という名になっている。

  • 海槌剛三

海槌三姉妹の父親で悪の政治家。


敵勢力編集

  • 埴輪一彦

信楽老の支援を受け、青狼会の会長として活動する。

  • 鳴海碧子

麗巳の友人で、犯罪結社“猫”の首領。後にはヨーヨーの扱いも身につけて「偽サキ」として暗躍した時もあった。

碧子の祖父で、本作のラスボス。


その他編集

  • 麻宮ナツ

サキの母だが投獄中。サキは、母の減刑と引き換えに学生刑事を務める事になる。

  • 小座倉美幸

サキの実妹で、幼少期に富豪の家に養女に出ていた。

  • ゴルド=小松崎

アメリカ、ニューヨークに住む日本人資産家、石油王。記憶を失ったサキを一時期、娘として保護していた。

  • Missワタナベ

小松崎の部下、サキに偽の記憶を与えた精神科医。後に不手際に気付いて来日した時、沼重三と意気投合。最終回では既に結婚済みであった。

  • ジミー・オッドマン

サキがニューヨークに住んでた頃の恋人。真相を知って諦めるどころか、改めてサキに求婚する為、日本まで追いかけてくる。

  • 多聞寺忍

バイクチーム「黄金の午後」のリーダー、中央連合の代表でもある。「梁山泊」に捕らえられていたがサキ達に救出される。埴輪一彦率いる青狼会と対立した後、中央連合をサキに託す。

時々顔を出してくる漫画家。「緑の消失点」では本業も放り出して、事件の謎を解き明かしてしまう。「梁山泊」編を描いてた時は、(漫画の内容がグロ過ぎるので)ハンバーグスパゲティも食べられなくなったらしい。


ドラマ版編集

ドラマ化も3作のシリーズでされたが、キャラ名などは原作のものを使いつつもほぼ内容的には別物である。

ちなみに原作者的には2作目がお気に入りで、3作目は全く納得がいかなかったらしく怒りを表明していたこともある。


なお、2作目以降は「麻宮サキ」の名は襲名するものになっている。


初代(スケバン刑事(ドラマ版)編集

斉藤由貴が主演。ある程度原作初期に似た設定になっており、主人公の名前も「麻宮サキ」である。ただし敵である海槌一族の設定が原作と一部異なっていたり、母親が死刑判決を受けていた経緯が冤罪だったりと、幾分マイルドな設定になっている。

何の因果か

二代目(スケバン刑事Ⅱ編集

南野陽子が主演。主人公の名は「五代陽子」さらにその本当の名は「早乙女志織」であり、「麻宮サキ」の名は襲名する芸名のような感じになっている。主人公が土佐弁を喋る。主人公は幼少期から17歳まで「顔を見られると命を狙われる」との理由で鉄仮面を被らされて1話まで外される事無く生きてきたが.当時から「シャンプーや洗顔どうしてたんだよ!」とTVの前でツッコンだ視聴者は多く、少年ジャンプ読者投稿欄でもネタにされている。

スケバン刑事 

三代目(スケバン刑事Ⅲ)編集

浅香唯が主演。忍者モノ。主人公は「風間三姉妹」で、三代目スケバン刑事の末妹の風間唯、長女の風間結花、次女の風間由真と共に3姉妹で戦う。「風間三姉妹」名義でシングルも出した。

「麻宮サキ」の名は完全にコードネーム扱いで、戦闘前の名乗り口上にしか使っていない。

しかし「忍者がスケバンの振りをしている」と言う設定に対し、「本物のスケバンが嫌々警察に使われている」からこその(初代のセリフを借りれば「何の因果かマッポの手先」)『スケバン刑事』だと和田氏が激怒、人気は十分あったもののシリーズ終了とあいなった。


ハートのIgnition

映画版編集

松浦亜弥が主演。監督は深作健太(深作欣二の息子)。


前述したテレビドラマ版の初代および二代目(および三代目)を視聴していた、監督含むファンたちが、東映に入った後、和田に『スケバン刑事』に対する熱い思いを必死に語った上で泣きすら入った全力土下座をして「原作者(和田)の意見・意向はすべて受け入れる」と確約して作られた作品。(これは東映が許された、というのではなく、ファンの熱い思いに和田が特例として応えてくれた、という方が正しい)ちなみに松浦亜弥の主演は原作者の出した条件のひとつである。


幻の四代目編集

スケバン刑事IIIの次に製作・放送される筈だった幻のスケバン刑事。あらすじは日本に逃亡・潜伏したナチス残党が日本支配の為に暗躍し、それを阻止すべく、四代目麻宮サキとその仲間達が立ち向かうと言う予定だった。しかし、作者がスケバン刑事IIIの内容に激怒し(更に無断でスケバン忍法帖と本来のスケバン刑事IIIをくっ付けた事もあり)許可が降りず、企画を練り直して「少女コマンドーIZUMI」として放送された。

パロディー編集

本作(特に初代)のファンだった漫画家のみんだ☆なおが、スケバン刑事Ⅱ後半からスケバン刑事Ⅲ前半の放送期間に月刊OUT魔法帝国と言うアニメ&ドラマのパロディ漫画を執筆していた。

主人公の麻宮サキは8代目スケバン刑事であるが、どう見ても初代のパロディである。敵は空モモを教祖とする魔法帝国だった。


関連タグ編集

花とゆめ 東映 東映少女ドラマシリーズ フジテレビ


制服ローラ:スカートの丈が長い制服を着用している(「令和のスケバン刑事」とも言われた)。

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