プロフィール
演者
堀秀行 | TVアニメ版〜OVA冥王ハーデス十二宮編、天界編、ゲーム(PS2版十二宮編) |
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上村典子 | TVアニメ版での幼少期 |
小西克幸 | OVA冥王ハーデス冥界編以降、パチンコ、パチスロ、ゲーム(PS2版冥王ハーデス十二宮編、聖闘士星矢戦記、ブレイブ・ソルジャーズ) |
豊嶋真千子 | OVA冥王ハーデス冥界編での幼少期 |
杉田智和 | 聖闘士星矢Ω/銀魂(阪口大助、釘宮理恵も担当) |
野島健児 | LegendofSanctuary |
稲垣吾郎 | SMAP版ミュージカル |
広瀬友祐 | 2011年版ミュージカル |
概要
『鳳凰星座の一輝』(フェニックスのイッキ)は『聖闘士星矢』に登場するキャラクター。
その守護星座の名の通り、何があっても理屈抜きで必ず蘇り、十万億度の彼方だろうが、冥府の奥底だろうと、どこに飛ばされても必ず戻ってくる、死なない人。
修行場所はデスクイーン島という火山の島。
当初は修行地や師匠も悪かった上に立て続けに様々なショックな出来事が発生していた状況もあって初登場時にはグレており、アイマスクを装着して悪の暗黒聖闘士を引き連れ銀河戦争に乱入・射手座の黄金聖衣を強奪した。その後死闘の末に星矢に敗北、己の心の弱さと過ちに気づいて更生する。
以後は主役5人組のラストワンとして、ここぞという場面で暴れ回るワイルドカード担当となった。必要とされる時にしか登場しないので他の4人と比べると出番も多くはないが、この手の味方キャラに付き物なかませ犬扱いを受ける事も少なかった。ファンからの認識としては、一輝が登場した時点で「対戦相手が相当強い事」「目の前の難敵は取り合えず一輝がどうにかする事」は鉄板展開だと思われている。
「群れるのが嫌い」と自称する一匹狼で、普段は別行動を取っていることが多い。
その一方で、アニメでのオリジナルストーリーが多い白銀聖闘士編においては、原作では見せないコミカルな仕草や、仲間達と共に行動するシーンもある。(29話以降は基本的に1人で行動する。しかし、実の所これは敵を欺く為に敢えて一人で行動するようになっただけである。また、黄金十二宮編以降は原作での性格に戻っている。)
父母を同じくする弟の瞬のピンチには必ず駆けつけるブラコンであり、地獄のような修行地に行く羽目になったのも、元々修行地をくじ引きで瞬が引き当てていたものを自らが交代した為である。劇場版での「兄さん!やっぱり来てくれたんだね!」はもはやお約束のギャグシーンである(劇場版第4作目では敢えて冷たく突き放したが)。
但し原作では、瞬一人のピンチに一輝が駆け付けたことは実は一度もない。
ほかの全員が倒れた場合か、星矢のピンチ、というパターンだけである。
しかし原作第9巻のリュムナデスのカーサ戦で「そしてわが最愛の弟、瞬の清らかな心を汚した罪は一番重い!」というどこかの冥王お兄様といい勝負の凄まじい台詞を発しており、この時兄弟達の分と星矢と氷河の分は拳で殴ったが最後の瞬の分は必殺技で払っている。
とまぁ、そんな感じで一貫して弟(=星矢達)のピンチに必ず駆けつけてきた一輝だが、冥界での戦いに駆けつけた際には星矢達ではなくカノンの危機に参戦している。
言うまでもないことだがカノンもサガという兄を持つれっきとした「弟」であり、とうとう他所のお宅の弟の危機にまで駆けつけるようになってしまった。
なお、「Ω」でも新青銅一軍を助けているがこの中にも他所のお宅の弟がいたりする。
修業時代に出会った少女エスメラルダに淡い恋心を抱き、心を通わせ合うのだが、そのきっかけが彼女の顔が実の弟にうり二つだったというのだからどうしようもない。
まあ普通に考えれば、連日あんな極悪な極限状態の修行生活の中、優しくしてくれる女子がいれば大抵は恋に落ちるのが男というものではある。
しかし修行期間の最中、彼が師匠ギルティの拳を食らいかけて避けたときに彼の眉間に傷がつき、反れたギルティの拳が流れ弾的に直撃したことで彼女は死亡してしまった。
この時の眉間の傷はその後も何故か治らず、跡になって残っている。
わずか2歳にしてパンドラから瞬を守るべく、赤子の彼を抱えて町中を逃げ回ったこともある。
ハーデス編の中盤では世界の命運より弟の命を取ってしまったことさえあった。
ただエスメラルダとの死別は彼の心に癒えることのない傷となっており、初登場時に瞬をその手にかけようとした程にまでグレた原因である(アニメではより強調されている)。
一度その心の傷を突かれてしまいあわや絶体絶命の危機に陥ったこともあった。
OVA『冥王ハーデス12宮編』のOPでもさり気無くエスメラルダの墓参りをした後のカットが描かれている。
あまり素直ではないが瞬以外の人物にも(時に表面上ではキツい物言いもしつつも)さり気ない気遣いは要所ではしており、なんだかんだでアテナの聖闘士としてのお勤めを果たそうという気はちゃんと持っている。
幼少時には古武道を習っていた為にデスクイーン島の修行時代も「憎しみ」を無理矢理教えようとする師匠・ギルティにすら礼をして更にボコられていたりと根は案外人が良いところもあり、一時期グレた際もデスクイーン島を訪れたシャカに無理に偽悪的になっているだけであるのを見破られている。
原作中では、(敵として戦ったシャカ・サガ・カノン達は別として)黄金聖闘士達とのカラミが全く描かれていない。十二宮をのぼっているのだから、途中で通過した宮を守っていたムウ・アルデバラン・アイオリア・ミロ達とは、一応の面識と通行許可の遣り取り等があった筈であるが……その辺のクダリが漫画では完全に端折られてしまっている、
女神アテナに仕える聖闘士でありながら「神仏は信じぬタチ」と自称している(十二宮編でシャカと対峙した際、その余りの神様気取りな言動と態度に対する揶揄・皮肉・嫌味ではあるが……)。
作中での強さ
最強クラス
青銅聖闘士の中のみならず全聖闘士の中でも最強クラスの実力の持ち主で、原作初期では(まだ実戦経験が不十分な時期だったとはいえ)星矢以外の青銅一軍メンバーすら圧倒しており、雑魚敵は度々まとめてぶっ飛ばしている。本来格上であるはずの白銀聖闘士を初対戦で二人同時に相手取った上、雑魚同然に葬り去るなどしており、作中における白銀聖闘士の地位を貶めた元凶の一端を担っていたりする。ハーデス編においてはOVA版で足されたオリジナルシーンで紫龍を(本気で倒そうとはしていないが)一蹴している。
修行時代は師匠にまともな指導を受けていなかったので、実質的に独学と天性の才能と言って過言ではない戦闘力である。
聖闘士以外の敵陣営にもその強さが名高く知れ渡っており、出番が来ると敵をビビらす程の
「攻撃的な小宇宙」とともに何処からか現れる。「どこからきた」というツッコミはシャカが原作で一度しただけで、もはや誰も気にしていない。
敵に対しては非情であり、相手が女性のパンドラや月衛士ラスクムーンであっても一切躊躇しない。
対戦相手も非常に強力であることが多く、他の青銅一軍メンバーを一蹴できるクラスの相手や、黄金聖闘士さえも苦戦に追い込む程の相手にも完勝したり、勝てなくてもしっかり生き延びている。また一旦不利になっても相手の技を読み切ってすぐに逆転勝利することも多く、黄金聖闘士でも特に桁違いの双子座担当達が放つギャラクシアンエクスプロージョンを原作・ND合計5回も食らってなお生き延びている。
成績 | 対戦相手 |
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完勝 | 原作…瞬、氷河、紫龍、ジャミアン 、カペラ、アイアコス、邪武、那智、カーサ、ジャンゴ 旧作TVアニメオリキャラ…ミーメ、バドなど ND…ラスクムーン |
引き分け | シャカ |
優勢なまま中断 | Ω…バックス、ミラー |
勝てなかったが生存 | 原作…サガ、カノン、星矢、ハーデス ND…カイン・アベル、水鏡Ω…アイガイオン 旧作TVアニメオリキャラ…ジークフリート |
……5人中一番弱い?
上記のように最強というイメージで語られる一輝。
しかしNDでいわゆる青銅一軍の他のメンバーは黄金クラスを普通に相手取っているにもかかわらず「未だ光速が自分の意志で出せない」と殊更強調されてしまうというイベントが発生し「最強どころか一番弱いのでは?」という不幸な疑惑が持ち上がることになる。
確かに先入観を取り払って原作を読み返すとその出現形態のフリーダムさから海皇編のいわゆる金メッキパワーアップイベントを彼だけパスした形であり、また冥王編では最高幹部か神としか戦っていない。常時火事場の馬鹿力モードだっただけで、十二宮から特に成長していないと取れなくもないのである。しかし実弟である瞬も獅子宮でカイザーの光速拳を見切る事が出来なかったので、他の仲間も常時セブンセンシズに覚醒しているわけではないようだ。
ただし「聖闘士に一度見せた技は二度と通用しない」という作中の設定(例外が多数あるが)から見れば、一発目で殺る事が出来ないという時点で、元から規格外な能力を有しているとも言え、あの黄金聖闘士すら苦戦する冥界三巨頭一角を一方的に撃破した功績は大きい。
なお、実力はともかく一輝自身は自分の事を弱虫と自称したり、自分より強い聖闘士などいくらでもいる等かなり殊勝な態度を貫いている。
これらの言動に関しては実際に仲間達の実力を認めているのはもちろん、かつて皆が同じような境遇だったにもかかわらず自分だけグレて一騒動起こしてしまったことに対する自虐的な一面とそれを止めてくれた仲間達に対する彼なりの敬意の表れと言える。
15歳?
聖闘士星矢作中キャラクターの年齢設定自体が概ねオカシイが(その大半が作中の役割やビジュアルとは不相応なまでに若い。酷いのになると干支一周分では済まない可能性が高い方も)、主人公勢における年長者とはいえ彼は特にヒドく、もはやその言動はオッサンの域である。
設定年齢の15歳に23(兄さんの語呂合わせ)を足した「38」が実年齢だ、と言う冗談がたまに見られる。
ただし原作者もアニメ製作スタッフも「一輝は20代」という感覚で描いていたらしい。
しかしそれを考慮してもTV版旧作初期は聖衣のマスクがヘルメット状だったこともあって余計に老けており、特に作画監督が河合静男の回は顔を丸く描く癖がある作画監督だったせいもあって老けを通り越してほとんど力士であった。
またアニメ前半期、カオス展開が色々と多かった頃は彼と瞬が聖衣着用のままオレンジジュースで乾杯したり、ローソンのCMで一輝の満面の笑みが見られるといった伝説の怪シーンがある。
なお、当時学生で1ファンだった長峯達也は成人後ハーデス編の演出を担当した際、上記のエピを踏まえてED映像にスイカとオレンジジュースをさりげなく入れている。
必殺技
相手の脳に直接攻撃をし幻を見せて精神崩壊させる技。
一輝の必殺技で拳を突き出して掌底で爆風を巻き起こし相手を吹き飛ばす技。
新技とか登場せずこの二つの技を磨き上げて戦う。
- 業火断罪/業火旋風
前者は炎の渦で相手を飲み込む技、後者は地獄の業火の如く小宇宙と脳を焼き尽くす技となっている。
「エピソードGアサシン」で獅子座の黄金聖闘士となった一輝が新たに習得した技だが、他の4人が師匠や先代の技を受け継ぐなりして、星座のイメージを保っているのに対して、一輝は相変わらずフェニックス要素しかない。流石は一輝兄さんである。
聖衣
鳳凰星座の青銅聖衣
本来、大きく破損してしまった聖衣を修復するには、聖闘士の小宇宙を含んだ大量の血液を必要とするが、鳳凰星座の青銅聖衣だけは特別で、黄金聖衣にすら存在しない自己修復機能を備えており、一握りの聖衣の灰さえあれば完全に甦る。おまけに原作では自力でパワーアップが可能、と来ている。故に『最強の青銅聖衣』と称されることも。
そのあまりのチートぶり故に、とにかく扱いが難しい聖衣であり、力を引き出すのに必要最低限な小宇宙のレベルもかなり高い。その為『装着する資格=フェニックスの称号』を得た者は今のところ一輝だけである、という地味に凄い裏設定が存在する。
ただし原作ハーデス編で、前聖戦時には88人全ての聖闘士がいた、という発言もあったが・・・・・・、何、気にすることではない。ちなみに尾羽の部分は手裏剣のように使われることもある。
原作だと炎を意識してオレンジ系だがアニメ版だと白や青系で落ち着いた感じになっており、またアニメ初期では販促の都合からか頭部は兜形の聖衣をまとっている。
クロスは「鳳凰」と名付けられているが主にギリシャの幻獣フェニックスの神話に由来する特徴を表現しており、中国の幻獣・鳳凰の伝承に由来する設定は特に無い。
本百科の鳳凰の項目でも触れているとおり、中国由来の別に不死の設定は無い鳳凰とギリシャ由来の不死鳥フェニックスとの混同を起こしている創作作品の設定群が数ある中で、星座の世界においては元々あったフェニックス座に日本名を与える際に西洋ではフェニックスと鳳凰を同一のものと考えているため「ほうおう座」と名付けた、という天文史の経緯を踏まえると、むしろ忠実な設定である。
鳳凰星座の神聖衣
無印のハーデス編ではタナトスに鳳凰星座の青銅聖衣を粉々にされるものの、一輝の体に僅かに残っていた聖衣の灰がアテナの血に触れた事がきっかけとなって、神聖衣へと進化している。ただし使用したのは後にも先にもハーデス戦のみであり、しかもこれまたハーデスによって一撃で皹(ひび)を入れられてしまっいる。
ハーデス編後は元の青銅聖衣に戻っている。(そもそも神聖衣そのものが奇跡の産物、もとい具現化なため戦いが終わればそれまでの形状に戻る、と沙織は述べている)
獅子座の黄金聖衣
無印のハーデス編ではタナトスに跡形もなくぶっ壊された鳳凰星座の青銅聖衣(その後、神聖衣へと進化したのだが)の代わりに、ポセイドンが送った獅子座の黄金聖衣を身に付けるシーンがあるのだが、「神の前で黄金聖衣など何の役にも立つものか!?」とタナトスに一瞬でぶっ壊されてしまっている。
ちなみにギリシア神話の獅子座の獅子は『不死身』属性の設定を持つ獅子なので不死鳥属性の一輝と実は相性は良さそうである・・・。
他メディアでの一輝
ND版
ハーデスの死で崩壊した冥界から、お約束のようにいつの間にか戻ってきており、瞬が神である城戸沙織の付き添いなしに入れなかったオリンポスにも、何をどうしたのか単独で侵入しており、瞬がやられて気絶している所に現れラスクムーンを片付けて助け、瞬の傷が浅いのを確認すると、尾羽のパーツをその場に1枚残し、瞬が目覚める前にアルテミスをシメるために去って行った。
だが、路に迷ってしまい、途中で捕まえたヘカーテから瞬と沙織が過去へ飛んだことを聞き、沙織が残した小宇宙つきの花の鎖を辿り過去へ飛び十二宮に攻め入るが、水鏡やカイン・アベルなど強力な敵とあたり苦戦し、何故か漢気に惚れた蟹座のデストールと行動している。
聖闘士星矢Ω版
12話における瞬の回想で13年前のペガサス星矢消滅事件現場で魔傷を受けた事、24話のシャイナの回想から沙織が光牙を育てると宣言した場所に彼も他の青銅一軍とともに居た事が語られている。
45話の回想シーンでは13年前のマルス軍との戦闘に他の青銅一軍とともに参加しマルス四天王のバックスを吹っ飛ばしていた。しかし彼本人の出番は本編中ではまったくなかった。
二期では瞬の口から行方不明である旨が語られていたが、76話で登場。
マルス戦で光牙達が戦っている最中、パラスの背後にいる黒幕の存在に気づき独自で行動していたことが判明。その際にアイガイオンと戦い彼の剣にヒビを入れたものの肩を斬られて負傷し、カノン島の噴煙の中で療養していた。
そこで差し向けられた数十名のパラサイト兵を一蹴してパラスベルダの戦場に参戦。ミラーに苦戦する光牙らの前へ姿を現し、単独でミラーを追い詰め、彼が集めた聖衣石を奪い返すも、エウロパにより戦いは中断となった。
聖衣の破損を避けるために攻めあぐねていた光牙達を、「惰弱」と吐き捨て小宇宙の炎で吹き飛ばすなど、往年の無茶苦茶ぶりに更に磨きがかかっている。
だがその一方で、戦死した聖闘士達(一輝とは殆ど縁がない者達である)の聖衣石を彼らの弔いのためにミラーから取り返したり、戦いの後には光牙達に聖闘士の道を説き黒幕についての注意を促すなど、人間的な成長も見られている。
この際に昴が思わず彼から目をそらしており、後に昴自身がその黒幕本人と判明するのだが流石にそこまで突き止めるには至らなかったようである。
29話からの新OPでは黒紺色のシャツに黒のボトムスという私服姿で出ているが、実際に本編で着られることはなかった。
また、聖衣石システムによる新しい聖衣は、形状的にはハーデス編OVAでの聖衣と近いが、襟の部分にオレンジ色の稲妻のような模様が入っている。
この新聖衣だが、どうも自己修復能力によって元の聖衣へと戻ったらしく、アイガイオンと戦った時点では、ハーデス編当時のデザインに姿を変えていた。属性については不明だが、原作や無印で直接扱うことのなかった炎を操ってミラーの武具を破壊しており属性の触媒としての機能は残っている模様。
パラス城攻略においては城の一部をぶっ壊して入り口を作り、1人で先行していたがアイガイオンに圧倒される瞬、光牙、ユナ、蒼摩の前に現れアイガイオンとの再戦に臨む。4人を先行させアイガイオンと激しい戦闘の末、一度は聖衣を破壊されるが再生させ、剣を折る。彼の真の主君を吐かせるべく幻魔拳を撃つが彼の必死の抵抗に完全な自白にはいたらなかった。そして激しい小宇宙のぶつかり合いの後、瞬の手に鳳凰の羽根を舞わせて相討ちの形で消える。
…いつものことなので「絶対死んでないだろ!」という視聴者のツッコミが多数であったが案の定、96話でしっかり復活。アイガイオンが死ぬ間際に時空の間から戻したらしい。
戻ってきたタイミングによるものなのか、サターンのクロノコンクルージョンエターナルから逃れピンピンしていた。この時アテナの声に呼応し、小宇宙を光牙に送り届け手助けをしている。
戦いの終了後、聖衣を着用したまま1人で去って行った。
上述した場面では、全員が一輝が死んだものと思っていたため、下手をすれば、誰も生存の事実を知らないまま物語が終わってしまったことになる。これも原作十二宮編のような前例はあるのだが。(とはいえ、最終決戦で特大の小宇宙を光牙に送り届けているので、少なくともアテナや星矢たちレジェンド組は彼の生存に気付いているのかもしれない)
最後まで新生聖衣を手に入れることはなかったので、青銅一軍の中で唯一、Ω版の聖衣神話の候補から外れていることになる。
エピソードG アサシン版
他の4人と同様成長した姿で登場。当初は聖域の依頼を受けて陰ながら星矢を護衛していたが、その後本来の役目である「正しく復活できなかった来訪者の殺害」のため星矢やアイオリアの前に姿を現す。
実は瞬達と同様に一輝も獅子座の黄金聖衣を受け継いでおり、獅子座の黄金聖闘士となっていた。
しかもただの黄金聖衣ではなく、より強力に進化した『真・聖衣(オーセンティック・クロス)』と呼ばれる獅子座の黄金聖衣を纏っていたのである。
『真・聖衣』は現状一輝しか成しえていない唯一無二の『神器』。
本来、下級の青銅聖闘士が黄金聖闘士に昇格した場合、今までの技は性質が変化し、新たな黄金聖闘士の力として開花する。
しかし、一輝は青銅時代の力を失うことなくより強大に鍛え上げ、さらに黄金聖闘士としての力も同時に獲得。本来あり得ない二つの力が交わり結合するという現実が奇蹟を生み、聖衣の進化が完成形へと到達する。それこそが『真・聖衣(オーセンティック・クロス)』。
真・聖衣を纏った一輝はゼウスに乗っ取られ狂暴化したアイオリアと激突。青銅時代よりさらに強大に鍛え上げた火炎技で神の領域に達したアイオリアと一進一退の攻防を繰り広げる。
LegendofSanctuary版
デザインが原作、アニメとやや変わっており、ヘアスタイルが額を出したものになっており、体格も骨太さが強調されている。また、耳にはピアスをつけている。
また年齢は青銅一軍で唯一の成人20歳になっている。挑発的な態度は相変わらずだが、時代がかった古風な感じの口調はなくなっており、ある意味原作のイメージからは最も遠い。
銀魂
「お前の後ろだァァッ!!」
銀魂第四百五十六訓「フェニックスは何度も甦る」にまさかの登場。
マダオに怪談話ならぬ階段話(つまり聖闘士星矢ネタ)のダメ出しをされ、次に神楽は王道の怪談話「お前だ!」を語り始めるが、途中から弟役をアンドロメダ瞬、兄役をフェニックス一輝に差し替えるというネタに走り始める。
瞬は自分を捨てた兄に復讐する為、投網(ポセイドン編で使用した技「スパイダーネット」のパロディ)を使って兄を捕らえ、心中を試みるが、「ここで死ぬ?それはお前だああああ!」とばかりに鳳翼天翔を撃ち込む。
これにはマダオも「どんな「お前だ」の使い方ァァ!?」とツッコミを禁じ得ない。
今度は新八が「浮気の為に邪魔な妻を殺した男性が娘に妻の霊の存在を指摘される」という怪談を始めるも、途中で神楽が妻を一輝に改変してしまう。これに憤ったマダオはたとえ話として「幽霊がお前の後ろだ〜!」という怪談を始めるも主人公を一輝に変更した為に幽霊は鳳凰幻魔拳にかかって倒された事になってしまった。
仕方なく次に銀さんが星矢テイストを加えた「メリーさん」風の怪談を始めるが、主人公のお嬢様の背後にいた存在は邪武…の心臓をぶち抜いた一輝であり、そのまた後ろには一輝が現れるのであった。マダオは仕切り直しをしようとするも、万屋もノリノリでお嬢様の後ろに一輝が何人も抱きついているというオチに大改変。一輝が十二宮の怪談を埋め尽くすというカオスな光景が出来上がるのであった。
そこへ「もしもし坂田銀時さんのお宅ですか? 私、大江戸著作権管理団体の者ですが…」という電話が…。
結局怖いのはお化けでも怪談でも無く、版権だというオチで終わる。
ちなみにこれは公認パロディなのでいつものように怒られなかったそうな。なので、ペガサス幻想を堂々と流したり、永遠ブルーのパロディまで行なっている。
TVCM
ローソンのTVCMにて青銅一軍らと出演した際に本編では絶対に見せないようないい笑顔を見せる。
関連イラスト
関連タグ
命は投げ捨てるもの 死ぬ死ぬ詐欺(常習) LegendofSanctuary
さっさとかかってこいよ、金メッキ!:兄さんの一世一代の大チョンボ
嘘から出た真:坂田銀時