概要
フェニックス一輝の技で、アニメではフェニックス幻魔拳と称される。
伝説の魔拳として知る人ぞ知る存在であるらしい。
脳に作用する技で、相手の心の恐怖心を増大させ幻覚を見せて精神をズタズタに破壊する。また威力を調整すると自白剤代わりや尋問、相手を操作するのにも使える。
撃たれても肉体的な痛みはほとんど無いようで、「痛くも痒くもないわ!」と一輝をバカにしているとこわーい幻覚を見て、なんとか正気に戻った頃には脂汗ダラダラ状態であり、精神を破壊されているのでまともに動くことができず、鳳翼天翔で肉体的に吹っ飛ばされるまでが定番である。
制作上の理由としてはむしろ後者の自白剤的な使用がメインであり、回想シーンに繋げるための要素として設定したものであることを原作者が述べている。
那智はこれをくらい幻覚だけでKOするが、しばらくした後に前線に復帰しているので、正気に戻った後の肉体的ダメージが無ければ復帰な可能なようである。
また琴座のオルフェウスやアルケミーグローブのミラーのように元より半ば破綻している者、ミーメ、バドなどかつての一輝同様に強い憎悪を抱いている者、シャカのように実力の次元が違う者には大した効果は得られない。またアイガイオンにように自身の神経を傷つける事で逃れる方法もある。
ただし、魔界に堕とされた上に次元違いのシャカを倒した聖魔天使のエリゴルには効いたりとぶっちゃけ威力はブレブレである。
元が聖闘士だった水鏡には殆どダメージを与えられなかった一方でアイアコスやフェルメールには勝負が決まるほどの威力を発揮したことから、人間に冥衣が憑依するタイプの冥闘士相手には抜群の効果を発揮する模様。(ちなみに味方として再会したカノンはアイアコス戦で一輝が幻魔拳を放ったのを見た時、嘗て自分が手加減バージョンを喰らったときのことを思い出し本気で潰しにかかったらどうなるのかと思ったのか冷や汗を流していた。)
なにより抜群の防御機能を誇るアンドロメダチェーンには通用しない。
パロディ
のうりんでは戸次菜摘の必殺技として「アラフォー幻魔拳」が登場。相手に自身の悲惨な生い立ちを見せて未来に絶望させるというオッソロシイ必殺技である。
ちなみにガイアを燃やす時の演出はペガサス星矢、生徒たちを吹っ飛ばす際のセリフはシオンのそれである。