『フッ、いつかおしえたはずだ。きみの実力などしょせん仏陀の手の平の上の猿にすぎんと』
プロフィール
概要
長い金髪のストレートヘアと常に閉じている目が特徴の乙女座の黄金聖闘士。
目を常に閉じているのは、視覚を遮断する事で他の感覚で戦闘を補い小宇宙を蓄積し続け、開眼した際には爆発的に高まった強力な技を常時解放させる為でもある。アイオリアが語った「シャカの目を開かせるな」は「溜まった小宇宙を爆発解放されたら最期、敵対した者はその周囲に誰も生き残ってはいない」事を指す。
実際にヘレン・ケラーも鑑真和尚も呉承恩もびっくり仰天することをやってのけている。
同期の多くの仲間とともに7歳の頃には既に黄金聖闘士に選ばれ、十二宮の一つである処女宮を守護してきた。それ以前の幼い頃より「神仏と対話してきた」という凄まじい人物にして、仏陀の生まれ変わりと称される「最も神に近い男」。
……仏陀は輪廻転生の輪から解脱しているので生まれ変わるハズは無いのだが、ただの例えなので気にしてはいけない(もっとも、ブッダはインド神話においてはヴィシュヌ神の化身の一つとされているので、出身地の教えを考えると矛盾はしない…はず)。
繰り出す技が多彩な「技のデパート」であり、向かってくる敵に対しては一切容赦ない。かつて一時的にグレていただけで根は善人な相手に攻撃された際には止めを刺さずに見逃しているが、この時も命を奪わなかっただけで容赦なくぶちのめしている。
作中では一輝に相討ちで十万億土の彼方に連れて行かれたことがあったくらいで(ただし単身なら余裕で帰って来れるようであった)、それ以外では圧倒的な実力を見せており、ハーデス編では聖域に攻め込んできた冥闘士のほぼ全てを単独で撃破し、黄金聖闘士の中でも三強であるサガ、シュラ、カミュを同時に相手にしても楽勝ムードすら漂わせていた(最終的には「わざと」倒されたものの、飽くまでシャカの策がハマった事による展開であり、3人が優勢なままに同時に接近せず波状攻撃をかけていれば逆にシャカがほぼ何も出来ずに敗北していたであろう)。
嘆きの壁にて他の同僚らと死亡した後、『ネクストディメンション』にもアンドロメダの聖衣に付着していた黄金の血から残留思念の小宇宙を通して登場。瞬らを阻む先代乙女座・シジマと対峙し最大奥義で対向。
激しいぶつかり合いの末(瞬の介入によって相殺されたが、下手をすれば全力の攻撃は一帯を無にする威力がある)に説き伏せた思念は、最期に瞬を乙女座の後継者として指名して消滅。涅槃へと旅立った。
この時シジマは、彼の底知れぬ実力を感じ取り、「過去・未来全ての乙女座の中でも最強かもしれない」と評している。とりあえずコイツより強い乙女座が出てくることはないと判明したことで、安堵した読者も多かったのではなかろうか。
だいたいこんな人
十二宮編での「頭をすりつけろ」発言やハーデス編で冥闘士に対しての「私の顔こそ引導代わりだ。迷わずあの世へ行きたまえ!」(長七郎江戸日記の主人公、松平長七郎の決め台詞とほぼ同じ)など、正に神のごとく理不尽なまでのセリフ回しに定評がある。
もっともそんな彼も冥界編のアテナとハーデス(体は瞬)の本当の神同士の対立の前では、説明口調+敬語でかしこまっていた。
※乙女座のモデルのデメテルないし娘のペルセフォネとされており、双方共にハーデスと因縁があり、ハーデスの依り代に選ばれた瞬も乙女座である。
ちなみにハーデス編で披露された子供時代の彼は(多少変わり者であっても)世を儚み涙する等けっこう健気かつ純真な少年だった。どうしてこうなった?
だが味方になればそれなりに人情のある面もあり、ポセイドン編前には瞬の聖衣を直すため代わりに献血してくれたりもする。
またTVアニメでは結構たくさんの(10人程いると思われる)弟子が居る設定になっており、オリジナルキャラクターの白銀聖闘士となった弟子2人が出てきたりもした(TVアニメ前半時期はオリキャラの乱造期でもあったのでやたら弟子が増えたキャラも多かったのだが……)。
「男なのに”乙女”座」ということにコンプレックスを抱いていた世の男子達にその無敵ぶりで希望を与えた、乙女座の星である。
必殺技
全体的に乙女座要素が全くといっていいほど無く、全てが仏教関連技となっている。
乙女座要素が出るにしてもゲーム作品で「天魔降伏」使用時に馬に乗った乙女の幻影が出てくるくらいである。
それがシャカの意味不mゲフンゲフン…理不尽さや神秘さをわかりやすく表現しており、全国の乙女座の少年たちに勇気を与えたと言っても過言ではない。
- 天魔降伏
攻撃の詳細が全く不明な技。ゲーム作品では小宇宙で敵を圧倒する技と描写されている。
- 転法輪印
小宇宙を高める技。
敵を仏教に伝わるあの世(餓鬼界、地獄界、畜生界、修羅界、人界、天界)のどれかに落とす。
これで「仏教のあの世」を覚えたという視聴者もいたのではなかろうか。
該当項目参照のこと。
「てんくうはじゃ ちみもうりょう」。
字面だけ見るとなんか強そうな技に見えるが、実際はおどろおどろしい悪霊の幻影を見せるというこけおどしの技。誰が呼んだか別名「嫌がらせ」。
- 神音・阿形
NDで登場した天舞宝輪の派生技。
インドの宗教における聖音。シャカはこれを小宇宙を高める技として使用する。
「エピソードGアサシン」では乙女座の黄金聖闘士となった瞬もどうしてだか使える。
シャカの周囲を守護するバリヤーを張る技。
LegendofSanctuary
以下ネタバレにつき注意
外見設定は、オレンジ色の髪と右目のまぶたに小さなタトゥーがある。
作中では黄金聖衣のヘルメット部分を取らなかった為、髪型は明かされなかったが初週入場者特典の小冊子にて、髪を低めの位置で一つに束ねたポニーテールであることが判明している。
また16年前の時点で既に成長した姿であり、原作よりかなり年かさと思われる。
そして作中でのキャラクターも原作とは大幅に異なり、敬語を使って話し、物わかりの良いマトモな性格へと変更された。
作中でも最初から味方として登場しサガに洗脳されたアイオリアを代わりに引き受けて星矢・瞬を先に行かせてくれた後、アイオリアの猛攻を難なく捌いて正気に戻してくれた上で真相を知る。そして先の宮で青銅連中と交戦していたシュラ・ミロに真に倒すべき存在を告げて説得して合流し、生き残った黄金聖闘士をまとめて事態の収拾に大きく貢献した。
(海外での公開も視野に入れた作品な為、仏教圏の国での公開にあたって原作そのままの性格設定は大人の事情でアウトだったのだろう)
Knights of the Zodiac
戦闘の内容は原作とほぼ同様。処女宮の前に骸骨聖闘士なるオリジナルの守護者が配置されており、星矢たちに立ちはだかる。瞬、紫龍が一人ずつ足止めを担う中、星矢がその首魁と思しき巨大な骸骨聖闘士を倒し、3人は再び先へ進んだ。
本作では聖衣の墓場がカットされているので、それも兼ねるような描写となっており、ここまで未使用だった紫龍の龍飛翔はここで披露されている。
海皇再起
ハーデス編後の時系列なので本人は既に故人。幼少期にクリュサオルのクリシュナと出会っていたことが当人の回想で判明。既にこの時点で圧倒的な小宇宙に目覚めつつあった模様。
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作品・キャラクター・声優
LegendofSanctuary エピソードG ネクストディメンション