タグとしては「アフロディーテ」が殆ど。
プロフィール
概要
アンドロメダ瞬とジュネの師であるケフェウス星座のダイダロスの仇(アニメ版の瞬の師匠に対しては、ミロの手助け程度に不意を突いただけ)。
双魚宮にて瞬と戦い終始圧倒するが、渾身のネビュラストームによって倒される。
薔薇が武器で左目の下に泣きぼくろがある。髪は原作では金髪、アニメでは水色髪。
星矢に「これで男かよ」と呼ばれるほどの女顔ではあるもののその性格は硬派で、教皇が悪でありながら従ったのは「地上の平和」を優先したからであり赤子のアテナの無力さを批判するなど権力重視の平和主義者(※)である(しかし赤子でもアテナの小宇宙は強力ではある)。
彼が語った「力こそ正義」と言う言葉も、「強い者に従え」や「弱者は虐げられて当然」と言うより「強い力には強い責任が生じる」と言うタイプである。
またパチンコでのアフロディーテのエンディングでは教皇に褒められて喜びに涙ぐみ、死ぬまでアテナでなく教皇を守る事を決意している事から教皇(サガ)本人に強い忠誠を誓っている設定が追加された。
(※)要は「地上の平和が守られ、維持されるのであれば、それがアテナの力によるものか否かは関係ない」ということである。
のちにハーデス編にて復活するがデスマスクとまとめてムウにあっさり倒され(彼は純粋にムウ一人に倒されている)、冥界に戻って2人で命乞いした挙句ラダマンティスに冥界に突き落とされるなど極めて扱いが悪かった。更にアニメでは白銀の彼と被る性格改変されたことも加わって、魚座が星座カースト制度の最下層に位置づけられてしまい、デスマスク同様、彼にトラウマを持つリアルタイム世代の読者も存在する。
余談であるが、デスマスクとはそれなりに仲がいいらしく、PS2、PS3のゲームでも専用セリフが用意されている。それ故にコンビとしての人気も高いらしい。
名前の由来
言わずもがな愛と美の神アフロディーテから。
なお、魚座はギリシャ神話では怪物から逃れる為にアフロディーテが息子エロスと共にナイル川に飛び込んだ際に変身した二匹の魚をモデルに作られた星座である。それ故に魚座は別名双魚宮とも言われているのだが、黄金聖衣のオブジェ形態は一匹の大きな魚である。「これではみなみのうお座では?」と突っ込みたいところではある。
なお、アフロディーテの技の殆どが薔薇を使用したものだが、これはギリシャ神話においてウラノスのアレから出た泡よりアフロディーテが生まれた際に神々がバラを生み出した、猪に襲われたアドニスに駆け寄ったアフロディーテの血によって白薔薇が赤く染められた等の逸話から来たものだと思われる。
アニメ版
アニメではかなりナルシストな性格にされている。
更に彼の最大の見せ場であったはずの瞬との戦闘の3回をよりによって進藤満尾→河合静男→佐々門信芳という、当時ファンにも作画崩壊の戦犯として扱われていた作画監督達が次々と担当した為に現在でも語りぐさの腹筋崩壊回と化してしまった。
特に河合静男担当の第69話ではホクロが大きく唇が分厚く描かれていた為、色以外まったく原型を留めないオカマのようになってしまった。
また佐々門信芳担当の第70話では、つのだじろうキャラの如き顔になってしまっている。
劇場版真紅の少年伝説ではキャラクターデザイナーの荒木伸吾氏の作画によりその呼び名にふさわしい美しい姿や華麗な戦闘を見ることができる。
OVAでは作画こそそこそこまとも、ハーデス軍の雑兵を倒す見せ場が追加されたもののラダマンティスに圧倒されて逃走、背後から撃たれ、デスマスクと共にころころと転がっていくシーンも同時に追加され、さらにネタキャラと化している。
しかし嘆きの壁撃破の際瞬との再会シーンが追加され、OVA「冥王ハーデス冥界編 後章」の公式サイトでのキャラ紹介でも「平和を願う心は誰よりも強い」とさりげなくフォローされていた。(嘆きの壁を破壊する際も、瞬に「あの時と同じく奇跡を起こせ」と励ましの言葉を送っている)
「黄金魂」においては、薔薇を操る力が拡大解釈され、植物を介し地脈や力の流れを読み取る能力があると設定された。
他の黄金聖闘士たちと同じく蘇生した後は、デスマスクが戦いに赴かない理由(未だ黄金聖衣から許されていないためアイオリアたちに随行しても足手まといになる)を見抜き、彼に代わってヘレナ救出に出向くなど、意外に親友想いの一面があり、彼女がファフナーの実験場に連れ去られた後は、上記の能力で場所を突き止め、ロイヤルデモンローズの香気でファフナーに対して優位に立っていた(この際ファフナーの記憶からユグドラシルの確たる情報を引き出し、ムウへ即座に伝達している)。
だがアンドレアスの介入により、形勢を逆転され、ボロボロになりながらもヘレナを助け出すが、すでに彼女は手遅れの状態であり、またアフロディーテ自身もアンドレアスの手に捕われてしまう…。
その後12話において(ロイアルデモンローズの効果と思われる)自身を含めたイグドラシルに吸収された黄金聖闘士全員を仮死状態にしていたことが判明、無事戦線への復帰を遂げている。仮にも彼がいなければ全滅していたので黄金魂の一番のMVPは彼かもしれない。
最終回ではデスマスクと共に先陣を務め、肉体が消滅する瞬間にはアスガルドに未練ありげなデスマスクの耳を掴みながら(注:原画担当の信実節子氏によると、掴んでいるのは聖衣の襟首あたり)浄土へと去っていった…仲がおよろしいことで。
エピソードG
美しさを重んじる性格でなぜか敬語キャラになっている。
この時点から教皇派であるがデスマスクとは違いこの次点では教皇を知らない設定。
扱いは原作より遥かに良い。
エピソードGアサシン
パラレルワールドが入り乱れる本作において、彼も復活して登場。
デスマスクと交替する形で、なんと女装して巴の護衛につき、彼女を狙ってきた名のない剣闘士を撃破する。
護衛時にはやや天然気味だけどフレンドリーな姿勢で巴と接していたが、逆に外国人のスーパーモデルと誤解される超美形の横にいる気苦労と、デスマスクと違って友好的なのでツッコミにくいとして、巴にとってはむしろ付き合いにくかった模様。
本作ではデスマスクの提案で「デロア・テフィ」(名前はアフロディーテのアナグラム)という女装姿を披露。デスマスク曰く「お前、そのまんまだと目立つし、女の方がバレないんじゃね?」(超意訳)との事。
なお、女性の体格を保つために、かなり強引に体型をイジったらしく、その事をツッコんだシュラから、骨折しているのではと驚愕と戦慄をさせた。
セインティア翔
日本に襲来し、ロイヤルデモンローズで翔子や美衣を倒し、城戸沙織を拉致し教皇の元へ連行する。その後善サガがアナザーディメンションで沙織を日本に帰した際には彼女を誘導して異次元より脱出させた。この行動の意味に関しては「沙織の送迎を命じられただけ」としており、沙織がサガと対峙した際に彼を倒さなかった意味を問い、彼女にこれからの闘いの中で神としてのあり方を示すことを求めて帰る。この沙織との問答の際に「アテナのことも神話や記録でしか知らない故に現時点ではアテナより教皇を信じる」というスタンスを明らかにしており、原作の「力こそ正義」というスタンスにある意味フォローが入っている。
また、鷲星座の魔鈴曰く翔子たちに使ったデモンローズも本物ではなかったようで、彼女らを本気で殺す気はなかったようである。
LegendofSanctuary
原作からの変更点は髪型が縦ロールで前髪が左右非対称になっているのが特徴である。
以下ネタバレにつき注意
ペガサス星矢達が人馬宮へ足を踏み入れた頃、教皇に戦況を報告する形で登場する。
しかし既に教皇ことサガは、アテナの小宇宙を十分に吸い上げており、「もはやどうでもいい」とそれを一蹴。
アナザーディメンションを放たれたことにより、アフロディーテは教皇の間の外へと弾き出され、ムウ達の目の前で殺されてしまった。
……以上が本作におけるアフロディーテの出番の全てである。
本作では登場そのものがなかった童虎以外は、皆それぞれに戦闘シーンがあり、活躍を見せていたのだが、唯一アフロディーテだけが、戦うことすらなく始末されてしまった。
キャラクター性の良し悪しを判断するどころか、その時点にすら到達できなかったという意味では、ある意味原作以上に悪い扱いだったのかもしれない。
Knights of the Zodiac
アンドロメダ島に出向いてダイダロスを殺害するシーンが詳しく描写されている。その実力で圧倒こそしたものの、必殺技のケフェウスデモリションハンマーについては自身を一歩退かせたことを褒め称えるセリフもあった。
ダイダロスに教皇の悪をどう思うか問われた際には、美しいか否かが判断基準だと語る。双魚宮での戦いでも強きものこそが美しく、美しいものが世を統べるべきという持論を披露。原作同様、教皇が偽物であることを知りながら仕えている。
デスマスクが倒れた際には、自身が出向いて手っ取り早く片付けることを教皇に進言するが、止められるというシーンが追加。底の読めない教皇を美しいと語る。
双魚宮での戦いでは本作で活躍の描写が増加していたジュネも同時に相手取ることになり、原作以上にダイダロスの仇としての因縁が強調されるようになっている。
必殺技
原作で使用
エピソードゼロで使用
- ダガーローズ
関連イラスト
関連タグ
11.宝瓶宮 | 12.双魚宮 | ────── |
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カミュ | アフロディーテ | ────── |