聖域・アテナに邪神エリスの魔手が迫る!!
そこに現れたのはアテナを守護する美しき乙女・聖闘少女(セインティア)!!
概要
久織ちまきによる『聖闘士星矢』(車田正美原作)の派生漫画作品。
2013年8月19日から2021年7月19日まで「チャンピオンRED」にて連載された後、2022年7月19日同誌にて『セインティア翔memories』が連載開始(ただし2022年8月19日までで、以降はマンガクロスに移籍。)。シリーズでは初の女性キャラクター達を主役においた作品。
現在原作者による続編『NEXT DIMENSION』不定期連載中、手代木史織によるスピンオフ『LOST CANVAS』外伝連載中、東映によるオリジナルTVアニメ『聖闘士星矢Ω』放映という星矢シリーズだが、新たな派生作品が2013年開始された。
チャンピオンREDには後に高河ゆんの「車田水滸伝」も連載を開始、岡田芽武の「エピソードG」も系列のチャンピオンREDいちごで新章を再開しており、公式スピンオフ漫画が3作品連続で進行中。
アテナに仕える侍女である、聖闘士の特別枠ともいえる女性戦士「聖闘少女(セインティア)」の少女達の邪神エリス軍との戦いを描く。
(映画第一作・「邪神エリス」との関連は不明だが一部設定が流用されている。)
なお、「女性のアテナ側近の戦士」という原案は原作者の車田の提供によるものである。
ちなみに、物語の時系列としては原作の「銀河戦争」の直前から「サガの乱(黄金十二宮編)」の直後にかけた時間であり、青銅一軍達の物語と並行した物語であり基本的に原作に準拠した設定である。それ故この頃の原作展開を補完するような設定も見られ、NDのキャラも登場する。
但し、聖衣のデザインや設定の一部に「無印」TVアニメ版や映画版の流用もあり、カラーは原作に準拠しつつもグラデーションでアニメの雰囲気も残すという工夫がされている。
また敵であるエリスや邪精霊達が植物関係の能力を使うこともあってか、話のエッセンスとして花や花言葉も使われている。
あらすじ
流星学園中等部に通っていた少女・翔子には5年間家を出たまま連絡の取れない姉・響子がいた。翔子の前に突如現れる異形の者達に付け狙われる翔子。そこにアテナ・城戸沙織や彼女に仕える聖闘少女達が登場。響子も聖闘少女として戻って来るが、翔子を狙う邪悪な女神エリスに響子は肉体を奪われる。姉を助けるために翔子は戦いに身を投じていく。
キャラクター
聖闘少女達
聖域側につく白銀聖闘士
教皇に沙織らを「聖域への反逆者」と吹き込まれ彼女らを討伐に向かう。
黒髪短髪の男性。任務中も時間があれば現地のグルメを楽しみに出かけたりする一面もある。
髭面の男性。青銅聖闘士となった弟子がいるらしい。
原作・NDと共通キャラクター
エリス軍
本作の敵ボスで、争いの女神。
邪精霊(ドリアード)
邪霊士(ゴースト)
アレス軍
狂闘霊(ファントム)
戸隠連峰の修行地
マユラの弟子の少年達
アルテミス軍
その他
名前不明。空手道場を営む。
翔子の学校での友人。
カシオペア座のエルダの友人で聖アカデミーの女性教官。デスマスクの襲撃で死亡。
聖域の助祭長を務めている男性。聖闘士か職員かは不明だが、人間の発声を抑える能力は持っている。教皇に心酔しているように見えるが…。
本作初出の設定
聖闘少女(セインティア)
該当記事参照。
エリスが放つ「人の心の邪悪を増大させる種子」。エリスが肉体を得たことにより地上にばらまかれる。
翔子が通っている学校。制服はセーラー服。ミッション系である模様。城戸沙織を殆ど通学しない状態のまま在籍させるなどしており、グラード財団の影響下にある学校と思われる。
中央ヨーロッパにある聖闘少女の全寮制教育機関。聖域の管理下ではなく、グラード財団が設立したもので表向きは財団の特待生教育機関。制服はワンピース。デスマスクの襲撃により壊滅。
アニメ
2016年12月、アニメ化が秋田書店公式サイト及びチャンピオンRED誌上にて発表された。
SDは玉川真人、キャラクターデザインは「Ω」2期担当の市川慶一と黄金魂のサブキャラデザインを担当した西野文那が担当、シリーズ構成は舞台脚本を多く手がけ、青の祓魔師アニメでサブライターを務めた高橋郁子。
デザインは所謂「無印」の絵柄によせられたものになっている。
長らく続報が報じられず、具体的な放送時期などが不明だったが、2018年8月に改めて情報が解禁され、TV放送ではなく、アニマックス on Playstationにて12月10日より配信であることと配信時期が2018年12月開始であることが発表された。
TV放映は12月24日よりアニマックス、2019年1月よりdアニマックスで配信。
キャストはドラマCD版を踏襲しているが一部変更になったキャストもある。
音楽は佐橋俊彦が担当。OP主題歌はメインキャストを務める鈴木愛奈、M・A・O、水瀬いのり、中島愛が担当。
関連動画
- 『聖闘士星矢 セインティア翔』オープニング
ドラマCD
2015年10月発売のチャンピオンRED11月号付録でドラマCD化された。
脚本はキムラノボル(木村暢)、音響監督は及川ひとみ。
単行本1巻の内容となっている。