概要
北欧神話をベースにした内容で脚本は小山高生、監督は山内重保。東映まんがまつりの一環として上映された46分の作品。
この内容がのちにTV本編で「アスガルド編」としてリメイクされる。
あらすじ
シベリアで謎の戦士と交戦したキグナス氷河は北欧のアスガルドへ向かうが消息を絶つ。後を追ったペガサス星矢らだが、城戸沙織はオーディンの地上代行者ドルバルにより捕らえられ、ドルバルの率いる神闘士らとの戦いが始まる。
本作のオリジナルキャラクター
アスガルド
本作では彼がオーディンの地上代行者。当該項目参照。
- ロキ
CV:水島裕
青い神闘衣に身を包む最強の神闘士。必殺技は狼の似た闘気を放つ「襲撃群狼拳」と空中から敵を拳で叩き落とす「オーディーン・テンペスト」。
星矢との拳打の撃ち合いに負け、ペガサスローリングクラッシュに敗れた。
テレビ版におけるデルタ星メグレスのアルベリッヒ、イプシロン星アリオトのフェンリルに要素が受け継がれた(前者は神闘衣のデザイン、後者は必殺技)。
名前の由来はそのまま北欧神話のトリックスターロキに由来。
- ウル
CV:村山明
ネビュラチェーンも断ち切る炎の剣を武器としているが、一輝の不意打ちで退場。
名前の由来はそのまま北欧神話のウル。
ロキ同様にアルベリッヒとフェンリルに要素が受け継がれた(前者は必殺技、後者は神闘衣のデザイン)。
CV:玄田哲章
巨漢の神闘士で、ミョルニル・ハンマーというブーメランが武器(ハンマーではない)。
一輝の幻魔拳で自分のハンマーの直撃を喰らい、谷底へ消えていった。
名前の由来は北欧神話のフルングニルより。
テレビ版におけるガンマ星フェクダのトールに相当するキャラクター。
仮面で顔を隠した神闘士。
どうやらミッドガルド本人ではないらしい。絵コンテでのみ確認できる本人の素顔はベータ星メラクのハーゲン、神闘衣のデザインはトールのものに似ている。
名前の由来は北欧神話の人間の住む世界から来ている(余談だが、要素が受け継がれたトールの神闘衣の元ネタであるヨルムンガンドは別名をミズガルズオルムという)。
- フレイ
CV:難波圭一
ワルハラ宮の司祭を務める男。
アスガルド側では良心とも言える人物であるが、ドルバルによって囚われの身となってしまう。
アテナを解放するために星矢たちに協力して死亡。
青銅聖闘士を一撃で倒すドルバルの攻撃を何発も受けてしばらく生きている何気にすごい人。
名前の由来は北欧神話のフレイである。
- フレア
フレイの妹。テレビ版の同名キャラクターに相当する。