本来は男神の名前だが、日本では女性名扱いされることも多い。なお女性は妹のフレイヤの方である。
男性
- 『北欧神話』に登場する豊穣の神。本項で解説
- 『斬撃のREGINLEIV』の主人公。1がモデル。
- 『魔探偵ロキ』に登場する北欧神。1と同一の神という設定。→フレイ(魔探偵ロキ)
- 『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』・『新・紋章の謎』の登場人物。→フレイ(ファイアーエムブレム)
- 『ファイナルファンタジー14』の暗黒騎士関連のクエストに登場するNPC →フレイ(ファイナルファンタジー14)
- 『グランブルーファンタジー』の星晶獣 →フレイ(グラブル)
女性
- 『Xak』シリーズの登場人物、および『FRAY』の主人公。本名はフレイア・ジェルバーンで、フレイは愛称と言う設定。
- 『ヴァルキリープロファイル』シリーズに登場する女神。海外版ではフレイヤに変更されている→フレイ(ヴァルキリープロファイル)
- 『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。→フレイ・アルスター
- 『ルーンファクトリー4』の女主人公。→フレイ(ルーンファクトリー)
- 『機巧少女は傷つかない』の登場人物。→フレイ(機巧少女は傷つかない)
- 『キングスレイド』のプリースト →フレイ(キンスレ)
- 『転生したらスライムだった件』の登場人物。→フレイ(転スラ)
- 『艦隊これくしょん』の潜水艦娘の自称 →伊201(艦隊これくしょん)
北欧神話のフレイ
北欧神話で最も重要な豊穣神と言われる。アイスランドの文学者スノッリによれば天候を左右し豊作をもたらす神であり、平和と豊作、繁栄を望む者は彼に祈ったという。自動で戦う「勝利の剣」を持つ。
北欧神話の神々の中ではヴァン神族に含まれ、父はヴァン神族の長老ニョルズ、妹が愛の女神フレイアである。アース神族とヴァン神族の抗争の後、和議の結果としてアース神族と共に暮らすようになった。エルフたちの国アルフヘイム(アールヴヘイム)の王であるともいう。
後にヨトゥン(霜の巨人)族のゲルドという女巨人と結婚している。この時使者に立てた従者スキールニルに使命を達成する為に愛剣「一人で巨人と闘う剣」を与えてしまった。かくして剣を失ったフレイは、牡鹿の角を武器として戦い、巨人ベリを倒したとされる。しかし後にラグナロクでムスペルヘイムの守護者スルトに挑んだ時は、この剣を持っていないことが致命傷になってフレイは倒れるという。
この他、空も海上も陸上も駆け抜ける猪グリンブルスティや、懐にしまえる大きさから巨大な神々全てを収容できる帆船になるスキーズブラズニルという船などのチート宝具を所有している。
かつてスウェーデンのウプサラに建っていた大神殿ではトールやオーディンと共に三柱で奉られており、その神像は勃起した男根を強調したものだったという。
北欧神話の神々には人身御供がささげられていたが、キリスト教徒の歴史家サクソ・グラマティクスによると、それをはじめたのはフレイだという。