概要
東映まんがまつりの一作として公開された作品。同時上映作は『おそ松くん』『高速戦隊ターボレンジャー』『ひみつのアッコちゃん』。
脚本家の菅良幸の発案により、ダンテの『神曲』が物語のモチーフとなっている。
従来の劇場版作品で作画監督を務めた荒木伸吾が、本作品制作時期にはテレビシリーズのポセイドン編制作に携わっていたため、代ってテレビシリーズで作画監督を務めた直井正博が作画監督とキャラクターデザインに参加し、ギリシア神話を主体とした従来のキャラクターとはイメージの異なるゲストキャラクターたちを視覚化している。
時系列的にはポセイドンとの戦いが終結した後、つまり旧作アニメ版星矢の後日談にあたる。
あらすじ
ある夜、十二宮を守っていた牡羊座のムウ、牡牛座のアルデバラン、獅子座のアイオリア、乙女座のシャカ、蠍座のミロら黄金聖闘士が、謎の四人組の不意打ちを受け、全滅してしまった。
それは堕天使ルシファーに従う戦士・聖魔天使たちの仕業であった。
神の子でありながら神以上の存在になろうとしたその野望のためにミカエル、摩利支天、アテナによって地獄に堕とされたルシファーは、かつてアテナの聖闘士に敗れた邪神エリス、太陽神アベル、海皇ポセイドンの小宇宙を吸収することで現代に蘇り、世界各地に災いを振りまき始めた。
アテナは自らを犠牲にして地上を救うべく単身、ルシファーの待ち構える伏魔殿へ渡る、それを知った星矢たち青銅聖闘士もアテナを追って伏魔殿へ向かう。待ち構える聖魔天使たちに挑む紫龍、氷河、瞬、一輝。
地球の未来と全宇宙の命運をかけ、星矢とルシファーの壮絶な戦いが幕を開ける。