太陽神アベル
たいようしんあべる
CV:広川太一郎
太陽神。フルネームはフォェボス・アベル。ゼウスの子でアテナの兄。ゼウスに匹敵する強大な力を持つがゆえに、神話の時代にゼウスやアポロンにより封印されていた。
アベルのまとう強固な小宇宙は敵のいかなる攻撃を跳ね返す。
桁違いの神性によって、どんな相手の心も読み取ることができる能力も持つ(これは神であっても例外ではない)。さらに十二宮で死んだ黄金聖闘士たちを甦らせたり、地上に天変地異をもたらすなど、その力は強大で計り知れない。
現代に復活して、大洪水を起こして人類を粛清し、地上を浄化しようと目論む。
妹アテナをとても愛していて、アテナのために黄金聖闘士たちを復活させて、アテナを迎えに来て共に暮らそうとした。しかし、アテナが自分の元に下ったのは自分を殺すためだったと知り、裏切られた怒りからアテナを殺害。その魂をエリシオンへと送ろうとする。
アベルが従えているコロナの聖闘士は、神話の時代より太陽神に仕えるべく選ばれた聖闘士であり、黄金聖闘士・白銀聖闘士・青銅聖闘士いずれの階級にも属さないが、その実力は黄金聖闘士をも凌駕する。
射手座の矢の一撃により倒されるが、皮肉な事に冥界に漂うエリスやポセイドンの小宇宙と共にアテナや摩利支天に封じられていた堕天使ルシファーを復活させる元凶となる。
性格は淡々としていて、常に泰然たる態度をとっている。ゼウスに匹敵するほどの力を持つ神にふさわしい堂々とした風格と気品を漂わせている人物。
優雅に竪琴を奏でるなど、音楽にも通じている。
アテナと共に過ごしているときは、兄として穏やかで優しい表情を見せていた。アテナを殺めたが、その魂をエリシオンへ送り、死後安らかに過ごせるようにはからったり、氷河に氷の棺を作らせてアテナの死体を丁重に扱おうとしていたことからも、とても妹思いであり、アベルなりにアテナを大事に思っていたことがうかがえる。
劇場版オリジナルキャラクターでありながら、世界各国で実施された「聖闘士聖衣神話」の商品化希望アンケートにおいて、ほぼ全ての国で1位に選ばれるほどの人気キャラクター。「真紅の少年伝説」上映30周年を記念して、ついに「聖闘士聖衣神話」シリーズに登場して、『聖闘士聖衣神話 太陽神アベル & 女神アテナ 真紅の少年伝説メモリアルセット』(「女神アテナ」(城戸沙織)がセットになった豪華版(限定受注販売))と、『聖闘士聖衣神話 太陽神アベル』(「太陽神アベル」単体の通常版)が2018年5月に同時に発売された。