プロフィール
年齢 | 14歳 |
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身長 | 170cm |
体重 | 56kg |
誕生日 | 2月10日 |
血液型 | B型 |
出身地 | 日本 |
修行地 | フィンランド・ホルツ湖 |
CV | 平野正人(TV版)、小野坂昌也(OVA版、天界編、Ω、knightsofthezodiac)、吉野裕行(聖闘士星矢ライジングコスモ) |
概要
青銅聖闘士の1人で、原作開始時点では14歳。
年齢不相応なモヒカンに痩せた体躯。
必殺技は手の甲や膝に仕込まれた毒の爪「メロウポイズン」。ギリシャ神話のヒドラよろしく折られても何度も再生する能力を持つ。ゲームではこれを連続で叩き込むという演出になっている。
銀河戦争でキグナス氷河と対戦。キグナスの聖衣ごしにメロウポイズンを打ち込むが、氷河の肌には到達しておらず、ダイヤモンドダストでヒドラの聖衣を砕かれ敗北する。アニメ版では倒れ込む市の足が彩色ミスで肌色で塗られてしまい、レオタード姿のように描かれてしまっている。
最初はニヒル系ぽい演出だったがやがてネタキャラになった。
サガの反乱に邪武達と共に駆けつけその際に「勝敗は常に顔で決まる」という、ある意味この作品を象徴する名言を残している。
またハーデス編の序盤で聖域の警備をしており、それ以降語尾に「~ざんす」が付く口調になっている(加筆修正版のFinal Editionでは最初から「ざんす」口調に変更されている)。
聖闘士星矢Ω
同期の檄(原作設定では市の異母兄でもある)とともに登場。語尾に変わらず「~ざんす」とつけている。
しかし作中での扱いは檄と天地の差で、聖衣のシステム変更に対応出来ず自分の属性も見いだせない有様。
同期の青銅二軍は彼以外全員が引退、青銅一軍が表舞台から姿を消す中それでもなお聖闘士であることに固執している為に自分の半分ほど(下手するとそれより下)の年齢の子供達と一緒にパライストラで学生をやって世代の近いゲオルゲスの授業を受けているという情けないポジションにされて少々やさぐれ気味である(光牙にはすっかり舐められ、面と向かってオッサン呼ばわりされた。尤も光牙は基本誰に対してもこんな感じだが)。
はるかに歳下の同級生相手に威張り散らす等典型的なダメ大人と化しており、へルキャンプでは同級生達をゆとり呼ばわりしておきながら自分が道を間違えてタイムオーバーになり不合格するなどの間抜けぶりを発揮している。
しかし同期のドラゴン紫龍の子である龍峰(原作設定だと伯父と甥の関係でもある)には比較的優しく、光牙らからも「市先輩」と呼ばれている事から嫌われているわけではなかったようである。
光牙に「滅茶苦茶老けてね?」と言われていたが、容姿そのものは十代の頃と大して変わっていない(容姿に年齢が追いついたということだが)。
水蛇座(ヒドラス)の市
パライストラ崩壊後もちゃっかり無事だったようで、15話で再登場。
予告では多くの視聴者の腹筋を崩壊させた。
……が、本編では白銀聖衣を餌にされてあっさり寝返っていたことが判明。ミケランジェロに頼み込み水蛇座の白銀聖闘士にしてもらっていて光牙ら一行を攻撃してきた。
その行動の裏には青銅一軍の一見華やかに見える活躍に追いつけず、パライストラでも落ちこぼれとして過ごした十数年の鬱屈があったようである(尤も一軍メンバーは一見華やかに見える実績を残した裏で色々と大変な目にあっているのだが)。
とはいっても今までの実戦経験もあるのか、(ミゲルら程でないにしろ)そこそこに強く、一度は光牙たちを追い詰める。お馴染みの「勝敗は顔で決まる」発言はもちろん、「優雅に見える白鳥も必死に水をかいている」喩えを元に辛酸を舐めてきた自分の美しさは白鳥を超えると銀河戦争で氷河に負けたことへの鬱屈さを晴らすかのような発言もあった。
光牙に倒されて白銀聖衣は全壊、倒れているところを現地の少年に気遣われた際は涙を流して感謝の言葉を述べており改心する可能性もあるのかもしれない。またアリアを無理に連れ戻そうとする様子や一般人の少年を本気で攻撃する様子もなく、単に個人的な鬱屈を晴らしたかっただけのようである。
一緒に土属性のコアを守護していたミケランジェロがあまりにやる気がなかったのも悪になりきれなかった原因かもしれない。
聖衣石はグリーンカラーのペンダント型だが、着用のバンクシーンは無かったので今後この姿での登場があるかは不明。
ゲーム版「アルティメットコスモ」では属性が「土」と設定され、階級は白銀聖闘士のままで登場。
水蛇座だけど土属性でいいの?というツッコミはしてはいけない。
さすがに十数年も溜まったコンプレックスはそう簡単に治るわけもなく、アクアドロップを手に入れてポセイドンを封印し、成り上がる事を目的にタラッサ島にやって来た。ユナ編では敗北後にユナに諭されて同行者となり、アクアドロップ探しを手伝う事になる。
それにしても海蛇座から水蛇座はランクが下がったような印象を受けるが、実際に水蛇座は「小海蛇座」と呼ばれていた時期があるのだとか…。
技
- パラライズベーゼ
腕に装備された毒爪で、体中からも毒の棘を生やす事が出来、折られても何度でも再生可能。
- ヒドラスゴージャスキック
敵に飛び蹴りを放つ技。
- ヒドラスサウザンドパラライズ
無数の毒の棘を連射する技。
アルティメットコスモでは毒の棘で相手を空中に突き上げて連射するという技になっている。
- ヒドラス・ウェーブ
アルティメットコスモで使用。地面から鋭い毒針を伸ばす。
- パラライズレイン
アルティメットコスモで使用。分離した爪を雨のように降らせる。
聖闘士星矢Ω第2期
前述の裏切り行為に対する処分からか、青銅聖闘士にランクダウンしている。
再建されたパライストラで年下の蒼摩が教員の代役を勤めていることを良しとせず、蒼摩と決闘しようとしたが同期である檄に叱責されたりしている。
1期では聖衣石バージョンの海蛇座聖衣が、片腕のみ装着されていた場面があったはずなのだが、詳細な聖衣デザインがなかったからか、2期からは旧作のデザインが流用されていた。74話ではオブジェ形態まで披露されているが、貴鬼の修復の影響なのだろうか。
なお、Ωに於ける市の裏テーマとして「過去に囚われ乗り越えられない」があり、言うまでもなくアンチヘの批判を市を通じ行っており、これは一本取られたと言える。彼もまた放送延長で救済(?)されたキャラクターなのかも知れない。
エピソードG アサシン
岡田芽武氏が手掛ける外伝漫画エピソードGの続編エピソードG アサシンにおいてまさかの登場。
青銅二軍では最初の登場となった。
氷河に敗れ逃亡しようとする暗殺組織「顔の無い者」の長の1人ワダツミの前に現れメロウポイズンの毒で麻痺させ捕縛した。この時、
「「顔の無い者」って自分の顔に自信がないから取ってるんでしょ?
なら勝負は決まってる。
勝敗は常に顔(イケメン)が勝つのがキマリ」
とセリフも相変わらずであった。
余談
彼のみ唯一担当声優がハーデス編から続投だった。
なお、元ネタになったギリシャ神話のヒドラはヘラクレスに退治された不死身の怪物であり、死後も猛毒でヘラクレス自身や師であるケイローン(サジタリアスの黄金聖衣の元ネタ)、トロイアの王子パリスを葬っている強敵として描かれている…が、聖闘士星矢では神話の強さがそのまま聖闘士に反映されるわけがないので、ご覧の有様である。当のヘラクレスをモデルとした聖闘士もあまり活躍はパッとしない。ちなみに、ヘラクレスに瞬殺されたヒドラのお供である蟹は十二星座補正で強敵になっている。(それでもネタキャラ扱いはされる)
別名・表記ゆれ