概要
主に原作に登場した青銅聖闘士のうちサブキャラ扱いの邪武・蛮・檄・市・那智の5人を指す。
作中では冒頭の銀河戦争以外殆どメインの5人と上記の5人が(なりゆき上ではあるが)別行動を取っており、実力にも大きな差があることからファンの間で呼ばれ出した言葉である。
銀河戦争では揃って敗北したため、5人ともそれぞれの修行地へ帰還して自主的に修行をやり直している。
ただし、メインの5人が極端に強すぎるだけなので本来彼らも青銅聖闘士の基準からすれば別にことさら弱い訳ではない。
実際ハーデス編中盤では白銀聖闘士である魔鈴やシャイナとの共同作業ではあったものの小宇宙でバリアーを作り、タナトスの攻撃から星矢の姉・星華を守り抜いている。
ファンのブログや掲示板のスレッドなどでもよく使われているが公式の用語ではなく、原作・アニメともこのような分類がされたことはない(放送終了後に発売された玩具『聖闘士聖衣神話』の紹介で、各メディア上で用いられたことはある)。
またアニメのナレーションでは「ライバル聖闘士」と呼ばれていた。
これに対して、メインの5人の事を青銅一軍と呼ぶ事もある。
ちなみに、一軍の平均年齢は13.8歳に対し二軍の平均年齢は14.2歳とちょっと高い(13歳が邪武しかいないため)。
また一軍の歳上組以上に老け顔率が高く、邪武以外はどうみても10代に見えない。
前線に立ち戦闘の流れ上バラバラに行動することも多い一軍に対して二軍メンバーは数少ない出番でも5人揃っていることが多い。
また一軍、二軍とも原作設定では全員城戸光政を父とする異母兄弟である。
原作者の車田正美によると、本来は邪武も主力キャラにする予定だったのだが、熱血漢の性格とペガサス・ユニコーンの馬モチーフが、星矢と被る事から二軍落ちが決まったのだとの事。
Ωにおいての二軍
五人とも登場(詳細はそれぞれの項目を参照)。檄、市、邪武の三人は一期から登場しているが、那智、蛮も二期から登場している
檄は既に引退して聖衣を返却しており、市はそのまま青銅聖闘士として現役を続行中。
しかしかたや男気ある大人の教員、かたや子供に混じって成人学生とまさに天地の差だが(ただし両人の仲は立場の違いはあれど今も悪くないようである)。
また2人とも元が極端な老け顔だったためか、原作とさほど容姿に変化がない。年齢が容姿に追いついた結果と言える。
ただし青銅一軍が知っていた光牙の存在や名前を彼がパライストラに入学するときまで2人とも知らず、情報網的にはやや蚊帳の外に置かれていたようである(現役時には二軍と近い立場だったであろうゲオルゲスも同様の状態であった)。
尤もパライストラのトップであるイオニアが裏切っていたので、沙織や一軍が二軍や職員に情報を伝達できなかったのも仕方がないのだろうが。
邪武は23話で登場し、既に引退し聖衣も返却しており、牧場経営主に転職済みだったことが判明。遭遇した蒼摩に特訓を課していた。
那智と蛮の使っていた聖衣は既に本作のメインキャスト5人のうち2人に引き継がれていたが、彼らの間に血縁関係や師弟関係の設定も見当たらないため那智・蛮の2人が死亡したのか引退したのかは一期の時点では不明であった。
二期の60話で彼ら2人は鋼鉄聖闘士の指令・指導役となっていたことが判明した。
そしてパラサイトとの戦いの舞台であるパラスベルダにて、激、那智、蛮の三人が鋼鉄聖闘士として現役復帰し、市やシャイナと一緒にパラサイト兵と戦っている。
二軍メンバーの中では邪武だけが長らくかつての二軍メンバーと行動を別にしており、世界各地で刻闘士を倒していたが、94話でパラスベルダに現れて戦闘に参加し二軍メンバーに合流した。
尚、新青銅一軍と同世代の青銅聖闘士からは新青銅二軍と呼べる程の戦力持ち合わしている青銅聖闘士が居ないので、未だに結成されてない。
ネトフリ版における青銅二軍
原作をリメイクした3D CGアニメ『聖闘士星矢 Knight of the Zodiac』でも序盤の立ち位置はギャラクシアンウォーズ周辺の設定変更に伴う多少の改変こそあるが、ほぼ同じ。原作十二宮編にあたる第2期『バトル・サンクチュアリ』の中盤に原作同様沙織を守護するために登場することも変わっていないが、ここのストーリーが大きく肉付けされている。
本作においては雑兵と共にケルベロスのダンテも沙織の下に現れ、闘技場で戦うことに。そこにモーゼスとアステリオンも現れて激突する。
原作では軽く触れられるだけだった再修業についても言及。ギャラクシアンウォーズの敗北で完全に腐っていた4人を邪武が𠮟咤激励し、それに共鳴した4人も再修業を決意するという展開になっている。
余談
邪武以外がお世辞にも美形とは言えないルックスであるにもかかわらず、原作では上記のように異母兄弟設定であることから彼らの父城戸光政のストライクゾーンの広さを物語るネタとしてファンの間でよく語られており、また彼らの母親を想像したネタ作品もある(公式では一切彼らの母親に繋がる描写は無い)。
LegendofSanctuaryにおいては尺の都合からか登場しない。