概要
双子座のサガが死の直前に抜けた悪の人格(黒サガ)が神として覚醒した姿。
纏っている双子座聖衣を模した邪霊衣の背中には、神聖衣を思わせる大きな翼が生えていた。
原作の十二宮編の終盤で、アテナのイージスの光を受けてサガの中の悪が抜け飛んでいった描写を下敷きに、十二宮編以降の展開が描写されている。
サガが死亡した直後に、地中から黒サガが復活、新たなエリス城でアイオリアを迎撃し、アイオロスの幻覚を見せるなどする。
このサガは「黒サガ」の部分のみがエリスの力で蘇ったもので、前述の肉体を離れた悪の魂にエリスが「己の願いのために戦え」「最も地上で強い者であることを証明出来れば地上を任せる」と囁き自陣に引き込んだものであった。
エリス城でミロやアイオリアと戦いながらも争いの大樹に溜まっていたエネルギーを食らって強大化する。
その後はエリスと共に姿を消し、次なる戦いに備えるも、「全身全霊をもって抵抗するものを叩き潰してこそ、支配は成立する」という美学に基づき、アテナの魂を地上に返すことを要求した。
戦神アレスとしては狂闘霊(ファントム)という戦士たちを従え、神話の時代にエリスと姉弟の間柄であったが、アテナに封印されたという。
エリスにより争いの大樹の中で城戸沙織の力を吸い取り神としての完全覚醒を待つ状態となった。
備考
ソシャゲ「聖闘士星矢 ゾディアックブレイブ」にも登場。
試作品として「聖闘士聖衣神話EX」でも2019年3月に発表されている。
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終盤のネタバレ
「地上の神は二人もいらない」としてエリスを刺し殺し、黄金聖闘士たちと対峙する。
しかし彼はエリス曰く「複製品(レプリカ)」であり本物のアレスとは言いがたい存在だったらしく、歯向かってきた黄金聖闘士に力を貸した射手座の黄金聖衣に僅かな迷いを生じた。
これにより復活してきたエリスに見限られて倒された。