日本人の名前: 雪乃
英語名: Delphinus Mii / Alicia / Yukino
概要
城戸沙織に付き従うプライベート秘書で、幼い頃から彼女に仕えており、その後5年の「聖アカデミー」での修行を経由して聖闘少女となった。星座はいるか座、階級は青銅聖闘士。
沙織には「美衣さん」と呼ばれる。背丈は沙織よりやや高いくらい。
沙織への忠誠はかなり厚いが、後述の展開にもあるようにそのために無理をして背伸びしすぎている部分もあった模様で、後述のエモニとの再戦時にはその点を突かれかけている。沙織が登校する際には自らも制服姿で同行し、学校では彼女を警護し一般生徒と彼女を遠ざけている。学校側にも一目置かれる存在らしく、学園のシスターにも「美衣様」と呼ばれる。
口調は丁寧だが勝ち気で容赦ない面を持つ。シャオリンの事は「シャオ」と呼んでいる。
城戸邸ではメイド服姿で沙織に付き従い、料理も結構上手。
小宇宙で防御壁を作ったり、水を操る能力を持ち蹴り技を得意とする。
エリスの器として狙われる翔子の保護にあたるがアテに苦戦してしまう。
響子が取り込まれた後は翔子を彼女の希望もあり戸隠連峰まで送り届ける。
城戸邸に斗樹を送り込みながら見物していたエモニと対戦し撃破するが、直後に現れたエリスには歯が立たず、エリスを回収したアテの展開した幹に翔子が掴まって行ってしまったため彼女を連れ戻しに行くが響子を助けることは出来ないままになった。
日本に帰国後は「銀河戦争」の運営を手伝いつつ沙織の警護を行っていたが冠座のカティアら3人の襲撃を受け、シャオリンとともに対峙するが結局孔雀座のマユラらに助けられる。
その後はアフロディーテの襲撃に歯が立たなかった事もあり、翔子・シャオリンとともに魔鈴に特訓を受けることになる。
十二宮の戦いの直後、復活したエモニに異空間に引きずりこまれ、幼い頃から沙織を守ろうと背伸びしてきた心の痛みをルナティック・バタフライで襲われ窮地に追い込まれるが、すんでの所でカティアに助けられる。カティアを先に行かせて再びエモニと対峙、迷いを捨てて沙織に従う決意のもとエモニを倒す。
技
- ヘブンズメイルストローム
水の泡で敵を包囲し、水流と化して吹き飛ばす。
- ヘブンズグランドメイルストローム
- エンジェルスプラッシュ
強力な蹴り技。
- エンジェルブロースプラッシュ
余談
本シリーズでは珍しい、フルネームが公式設定されている聖闘士である。
他に本シリーズでフルネーム設定がある聖闘士は森隠栄斗、城戸盟、星暁鈴の3人のみである。
ネーミングの「ベネトール」の由来はいるか座β星の「ロタネブ」の名の元ネタになった天文学者ニコロ・カッチャトーレの名前のラテン語読みと思われる。→参考