概要
CV:鈴木達央
(幼少時:水原薫)
抜群の技の豊富さと便利屋的なポジション。
関係者曰く飛び道具、技のデパート。
忍びらしい行動は見せるのだが、闘い方は一番派手。
設定では知性派クール、勉強家。諜報活動が得意。
個人主義なようで情には熱く、仲間との関係も良好。自分の身を犠牲にしてまで仲間を守る一面も見せた。
何でもありというキャラ立ちゆえそのポテンシャルは計り知れないが、何をやらかすかわからないネタ要員でもある。
生い立ち
家族は少なくとも父親が健在であり、本来なら八代目の頭領を継ぐ予定だったらしい。幼少時は同郷の先輩忍者芳臣を幼い頃から兄者と呼び慕っていつもついて回り、当時は芳臣に誉められるのを喜びに修行に励む等素直な子供らしい子だったようである。芳臣が時貞に殺害された際、彼に逃げるよう言われていたとはいえ、彼を見捨てて逃げてしまったことに長らく罪悪感を抱えていたようであり、それ以降周囲とどこか距離を置くような現在の性格へと変わってしまったようである。
芳臣の死後、彼の聖衣石を受け継ぎ独自に修行して里を飛び出していた。また善三の名前から姓が森隠(もりがくれ)、つまりフルネームが森隠栄斗だったことが判明。
原作派生作品も含めて、珍しくフルネームが公式で明確に設定されている聖闘士である。
こうした経緯で聖闘士となったからか、当初はアテナへの敬意が希薄な節も見られており、「聖衣パーツ以外の武器使用を禁ずる」という掟を破っていたりする(2期になる頃には改善された模様)。
忍者と聖闘士との間で葛藤を持っていたが、父に再び会い両者を捨てずに生きることを決めた。
ウルフ栄斗
忍者の技と、小宇宙・属性の聖闘士の能力をミックスさせて戦う、自称「忍者聖闘士」。
聖衣石はピアスタイプ。三日月のような形をしている。
一応属性は土だが、忍者技の応用で火系や水系技なども使え、ほぼ何でも有りのチートである。
属性の意味ェ・・・。
あげく手裏剣は投げるわ小型爆弾を沢山炸裂させるわクナイで後ろから首元を襲うなど、
もう反則レベル(聖闘士が聖衣パーツ以外の武器を使って良いのかという問題)のやりたい放題。
聖衣をまとえばそれらの忍術の威力も増すという。どういうことなの・・・。
眼鏡が何故か聖衣装着後は消えているが、聖闘士星矢ではよくあることなので気にすることはない。
聖衣の首元と腰のあたりにもふもふっぽいパーツが付いている(但し、第二期シリーズで聖衣のデザインがリニューアルされた際にこのもふもふは消失している。)。ポーズによっては長い髪が尻尾のようにも見える。
ちなみに変身バンクは一番長いらしい。
十二宮編以降は必殺技発動時のみ、聖衣の指部分から鉤爪が伸びる。
時貞との戦いで相手に有利な「時間の果て」に飛ばされ苦戦したがセブンセンシズに目覚め勝利する。
技
その技の多さは留まるところを知らず、中の人もツッコミを入れているほど。他の青銅聖闘士が2、3の技を使い回しているのに比べ、栄斗は出番ごとに新技が増え既に10を超える技を披露している。
中の人曰く「技が被ったのはアフレコ済み話数でまだ1回」(土遁蒼牙咆狼陣と思われる。ちなみに2回使ったうち、どちらもミケーネに破られている)。
光牙の中の人からは「技のデパート」とも称された。
十文字岩石崩し | 岩石からクナイを生成して敵に投げつける。 |
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清龍鉄砲水 | 陣を組んだ指の合間から水流を放つ。 |
富士流秘伝・咆哮天狼崩し | 地面に衝撃波を這わせ、舞い上げた大量の岩石で相手を潰す。 |
火炎の舞乱れ撃ち | 無数の小型爆弾を投下し炸裂させる無茶技。 |
土遁蒼牙咆狼陣 | 陣を組んだあと、土から巨大な狼の頭部のようなものを生成して敵を飲み込む。 |
富士流忍法・野槌崩し | 自身を回転させながら落下、地面を掘る。 |
土遁・鳳仙花 | 周囲の岩石を飛び散らせて攻撃する。 |
富士流忍法・気甲斬り | 腕に生成した岩石の刃で敵を切り裂く。 |
土遁・土塁天井 | 土の壁を生成する防御技。 |
水遁・絶対零度 | 果たして絶対零度なのかはともかく、水流で相手を凍らせる技。 |
白狼拳・伝神無双 | 数多の小宇宙の狼が相手を連打、拘束する技。 |
鬼皇斬 | 十二宮編のオープニングのみで使われた技(漢字表記はDVDのブックレットより判明) |
分身の術 | 忍者のお約束。 |
狼牙拳羅刹旋風刃 | |
地人一体 | 他者の技の上に狼状に展開した小宇宙を乗せるW攻撃技。 |
土遁・砂塵の舞 | |
白狼拳・闘牙疾走 | セブンセシズ覚醒と共に編み出した、第一期最強の技。狼型の巨大な波動を放つ。 |
ローリングストーン | 岩を回転させながら相手にとばす技。 |
ウルフクロー | |
ウルフガング・バイクブロー | 白狼拳闘牙疾走に似ている。 |
ウルフスファング・ストライク | 緑色の小宇宙で攻撃する。 |
ウルフズロック・デッドハウリング | Ω覚醒によって、先代のデッドハウリングが強化された技。後述する通り、ロックのリズムも盛り込まれている様子。 |
第一期における栄斗
8話にて初登場。同級生の間では技量の評価も高かったようだが、本編開始時点ではパライストラを自主退学ということになっていた。実はイオニアの正体に気づき調べていたが、バレて学園地下の牢獄に投獄されていた。ちなみに聖衣を纏わずとも忍び道具や忍術、はては小芝居を駆使して敵を翻弄し拘束、他に捕まっていた聖闘士も解放し、光牙と共にちゃっちゃと牢から抜け出した。口は悪いが器用でコミュニケーション能力も高いようだ。光牙が来る前に1人で逃げられただろ、というツッコミはしないでおこう。
私服はネクタイなしのスーツ+眼鏡(よく光る)で、長髪を後ろで結んでいる。
毒舌でスカした台詞を平然と吐き、外見も中身も本作のメインキャラ中では最も年齢不相応である。仲間ももう慣れているようで、ユナが「相変わらずねえ」と言ったくらい。
5話から登場していたエデンを差し置いて速攻でレギュラーゲット。光牙以外とは元々交流があった模様。
聖域の戦いで星矢の起こした爆発の巻き添えを食らった後は「あいつなら多分大丈夫だろう」という理由で4人に置いて行かれているが、どう道を辿ったのかさっさと合流した。遺跡に関する情報等、他メンバーがアリアから聞いて初めて知ったような情報も既に知っていた。その後は行動を共にしたりしなかったりと結構気まぐれであるが、他のメンバーが気づかないような異変もちゃんと察知しており、行動は一見マイペースで無茶苦茶、「馴れ合いは嫌い」らしいが洞察力は確かであり、十二宮の闘いでは自身の身を挺して蒼摩を守る等本質的には熱い心の持ち主である。が空気はあまり読めないらしく、16話で窓ふきバイト中にはいいムードだった一般人のカップルを無駄にビビらせている。
便利で多彩な小道具に定評があり、初登場時の煙幕や糸・フォークに加え、唐草模様の凧など腹筋を刺激する小道具使いで視聴者を楽しませてくれる。
中の人からもネタキャラは公認である。
第二期における栄斗
アプスとの戦いの後に光牙たちと別れて日本の東京に住んでおり、55話終盤で何とロックバンドのボーカルとして登場。第一期での活躍からは全く想像もつかない物凄い転身っぷりである。
(…もっとも、忍者と芸能は古来から関係が深い事から、あながち見当違いな描写でもないのだが。)日本に帰ったあとで芳臣の墓参りに行っている時にラジカセで流れるロックを聴いてめざめてしまい、短期で結構な人気バンドとなりメジャーデビュー寸前だったらしい。
一度は光牙らの誘いを断るが、ライブ中に光牙らとパラサイトの戦いの小宇宙を感じて再び戦いに身を投じる決意をし新生聖衣を得る。パラスベルダ攻略参加中、ミラー相手に苦戦し聖衣の上半身部分を失う羽目になる。
この聖衣は74話において、ほかのメンバーともども貴鬼に修復してもらった。この時に先代の那智と出会い、デッドハウリングにロックのテイストを盛り込むことを構想していた。
パラス城攻略のチーム分けではエデンとの同チームを志願し、昴・エデン・氷河というある意味異色の編成で行動することになる。
その道中で時貞と再戦するが、留めは氷河に譲ることになる。一輝がアイガイオンとの戦闘で消滅した気配がした際には、氷河を気遣い少し後ろを歩くよう昴に促している。
二次創作において
旧作に比べ比較的年齢相応の見た目のキャラが多い中、レギュラー陣随一の年齢不相応な外見と
ネタ要素満載の設定であったため、登場前から栄斗さんじゅうさんさいなどと言われていた。
レギュラー陣の中で8話の終盤に登場と、最も登場が遅かったためキャラの予想がつき辛く、
各絵師の苦労がしのばれた。
登場後、忍術を盾に何でもやり放題・設定以上のネタキャラっぷりが発覚してからは、
二次創作もやりたい放題モードへと突入している。
・・・なんでもありすぎだろう。ちなみにこれは本編で本当に登場している。
関連イラスト
別記・表記ゆれ
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眼鏡仲間…水瓶座のデジェル