概要
聖闘士星矢Ω第二期より登場した新たな聖衣。現在の所は青銅聖衣のみしか登場していないが、旧作の新生青銅聖衣との区別の為か、劇中ではもっぱら新生聖衣(にゅーくろす)と呼称される。
マルス軍及びアプスとの戦いで大破状態であった、レギュラー陣の聖衣が牡羊座の貴鬼による修復を受けて(※)聖衣石から旧来型のオブジェ形態が復活し、外見も硬質的な鎧状に変わった。総じて大きめの宝石状パーツがついているのが特徴。
(※)ペガサスの聖衣のみ、貴鬼の修復を受けず放置されていたが、光牙の小宇宙の高まりを受けて自己進化を遂げている。これは檄曰く、“ペガサスは神話の時代より他の神々の返り血を浴びてきたため”らしく、これらから神殺しのペガサスというおどろおどろしい二つ名が出来上がった。(ちなみに旧作版「星矢」には、その設定はない。LCには少なからずあるが…。)
またΩレギュラー陣以外は、同じくアテナの血を浴びたことのあるアンドロメダ聖衣および射手座聖衣が、天馬座聖衣と同じ形で自己進化を果たしている。
聖衣石に比べ持ち運びが不便になったというデメリットはできたが、三級パラサイトの全力攻撃でもかすり傷もつかない程の防御力を獲得した。しかし光牙ら4人は一時期この聖衣の丈夫さに慢心して敵の攻撃をかわさないでいるような戦闘スタイルになっていたため、「聖衣に頼りすぎ、半分も使いこなせていない」として玄武に叱責を受ける羽目になっている。
修復後の聖衣石からオブジェ形態に戻す際は、相応の小宇宙が必要であるが、聖闘士に迷いなどがあると小宇宙を高めてもできないようである。
星矢の射手座の黄金聖衣を始め、マルス軍との戦いで大破状態になった聖衣はたくさんあるが、それらは修復された後も聖衣石のままのようで、まだ謎が多い。白銀聖衣やレギュラーメンバー以外の青銅聖衣も殆どが聖衣石バージョンのままのようである(射手座の黄金聖衣は最終決戦で進化している)
73話で、エデンが「セブンセンシズにめざめた経験の無い昴が新生聖衣を発動できた」事に対して不審感を抱いていたため、少なくともセブンセンシズに覚醒した経験のないレベルでは青銅聖衣を新生聖衣に進化させる事は困難である模様。またフェニックス一輝の鳳凰座聖衣の様に、聖衣石から新生聖衣にならずに最終青銅聖衣に戻っている事例も存在する。
86話では究極の小宇宙と言われる「Ω」覚醒の兆し(フドウ曰くまだ「入り口」レベルとのこと)により、昴を除く6人の聖衣は爪が生えたり翼が展開したりといったさらなるバージョンアップを果たしている。ハイペリオンとの戦いでΩ=マクロコスモ覚醒により、Ω聖衣へと更なる進化を果たしている。
新生聖衣を得たキャラクター
メタ的な話をすると、このようなデザインに変更されたのは、バンダイの「聖闘士聖衣神話」シリーズの制作スタッフによる、「Ωキャラの聖衣神話を出したい」という要望が大きかったとのこと。
現在光牙とエデンのものがラインナップされており、蒼摩、龍峰、星矢、瞬のものも参考出展されている。