セブンセンシズ
せぶんせんしず
視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感、霊感や超能力などの第六感を超えた先にある第七の感覚をセブンセンシズと呼ぶ。この状態にまで達した聖闘士は小宇宙を最大限に増幅することが可能となり、圧倒的な力を発揮することができる。
作品を見れば分かるように、どんなに実力差があろうとも、基本的には小宇宙が高まれば勝てる。劇中でムウが「要は小宇宙です」と、聖闘士星矢世界の真理を口にするあたりからもセブンセンシズに目覚めることの重要さが窺える。
黄金聖闘士は全員が常時このセブンセンシズに目覚めており、いわばセブンセンシズは黄金聖闘士になる最低条件とも言える。
黄金聖闘士と下位ランクである白銀聖闘士、青銅聖闘士、暗黒聖闘士では、何百人で掛かっても越えられない壁があるが、セブンセンシズに目覚めれば小宇宙の上では対等に戦える様になり、聖闘士の技量によっては黄金聖闘士をも圧倒する事も可能となる。
劇中では語られていないが、黄金聖闘士と同等の実力を誇るとされる、海闘士の海将軍、冥闘士の冥界三巨頭とその側近クラス(輝火、バイオレート等)は、セブンセンシズに目覚めていると思われる。
前述の通り、黄金聖闘士と認められるのは常にセブンセンシズを保てる事が最低条件なので、本編における青銅一軍の様に、小宇宙を最大限まで燃やすとセブンセンシズに達するという段階では、黄金聖衣を纏った所で、「黄金聖衣を纏って強化された青銅聖闘士」…クリシュナやパルティータの言葉を借りれば「金メッキ」という扱いになる。
蠍座のソニア等に至ってはセブンセンシズに目覚めた事さえない為、黄金聖衣を纏っていても本質的には黄金聖闘士とは呼べない。
天才的な才能を持つ黄金聖闘士ですら、それなりの辛い修行を必要とする模様。白銀聖闘士、青銅聖闘士の中には何十年ものキャリアを持ってる聖闘士もいるが、長年修行した所で目覚められるわけでは無く、第一に才能が物を言う様である。年齢的には早い者では7歳になるかならないかの幼い年齢でも覚醒する者もあるが、30を越してもダメな者はダメである。
青銅一軍やΩの光牙達などの場合は、「五感を断たれる」、「死ぬ一歩手前までダメージを負う」等の極限状態まで追い込まれてセブンセンシズに目覚める事に成功している。普通は間違いなく死んでる様な有様なので、同じような状態に追い込めば必ずセブンセンシズに目覚められるという保証も無い。