概要
読みは漫画では「ブラック」、アニメでは「あんこく」。
聖闘士の力を私利私欲のために使う悪の集団で、大半が聖闘士の力を表面だけ体得し称号を与えられなかった者(つまり落ちこぼれ)や、聖域の掟に反した振る舞いによって聖闘士の称号を剥奪された者である。
漫画ではほぼただのゴロツキ集団として描かれているが、アニメでは教皇アーレス(サガ)と結託して悪事を働いていた。
実力に関しては正規の聖闘士同様にピンからキリまでいるので、下は雑兵よりはマシ程度(聖衣無しの星矢に複数人がかりでもぶちのめされるレベル)から、上は黄金聖闘士に匹敵するものまでいる。南太平洋にあるフェニックス諸島デスクイーン島を本拠地しているが、俗世に出て悪事を働いているものも大勢いる模様。また、デスクイーン島はギルティやジョーカらの仮面の一族によって守護されており、彼らの力の前では暗黒聖闘士は力を失う。
セインティア翔では、本拠地以外の島を襲撃して民間に被害が及びそうになったことが示唆されているほか、暗黒聖闘士版の聖闘少女「暗黒聖闘少女(ブラックセインティア)」の存在が判明している。
この際にある程度強力なメンバーがいたようで、島の住人や弟子を守ろうとしていた聖闘少女のカシオペア座のレベッカにより撃退されたものの、レベッカも命を落としている。
用語
アスガルド編の新生青銅聖衣と同様の形状の暗黒聖衣。バンダイの聖闘士聖衣大系の抽選プレゼントの景品でのみ存在する。
メンバー
暗黒四天王(ブラックフォー)
聖闘士星矢に登場。全員が青銅聖闘士に匹敵する実力で、本編の時代では暗黒聖闘士最強の5人。
容姿はオリジナルに似通っているが、顔が似ているだけの別人である。
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暗黒鳳凰星座(ブラックフェニックス/あんこくフェニックス)
- 聖闘士星矢に登場、漫画版ではフェニックス一輝の影武者で5人登場、実力は雑兵よりマシ程度。
しかしアニメ版では一輝がデスクイーン島に一時帰宅するエピソードにて、一輝を苦戦させるほどの力を持った真打ちが登場(一人)。白銀聖闘士並かそれ以上の実力を持っていると思われる。
デスクイーン暗黒(あんこく)スリー
ジャンゴの手下三人組。アニメ版聖闘士星矢オリジナルの暗黒聖闘士。
ジャンゴ
漫画ではデスクイーン島本来(?)の支配者として登場。チンピラ程度の存在として描かれ、一輝にあっさりフェニックスの聖衣とデスクイーン首領の座を奪われてしまう。
だがアニメでは逆に一輝が去った後にデスクイーンの支配者となった男として登場。それなりの実力を持っていた。
デスクイーンインフェルノという燃え上がる拳を使った必殺技を持つ。
ネーロ
LC冥王神話外伝に登場。イタリアのヴェネツィアで犯罪組織を運営していた。トップのアヴィドは黄金聖闘士並の実力を持っている。
暗黒聖闘少女
『セインティア翔』に登場。「虐殺の3姉妹」の異名を持つ。本編開始前にカシオペア座のエルダに倒され、邪神エリス配下の邪精霊(ドリアード)に転生したが、大した実力は有しておらず、再び3人まとめてエルダに倒された。なお、二つ名は邪精霊としてのもの。
ネトフリ版
ネトフリ版では、グラード財団の科学力で作り上げられた青銅聖闘士と同等の力を持つ戦士という扱いで、身も蓋もない事を言うと強い鋼鉄聖闘士ポジションである。同作では城戸光政が真っ当な人格者として描かれており、ヴァンダー・グラードという光政の友人が新規に設定された。グラードはアテナと神々を巡る争いに人類が巻き込まれることを恐れ、沙織の殺害を計画。そして、神に頼らずに人間が88星座に選ばれなかったものでも聖闘士になれるように射手座の黄金聖衣のデータを基に暗黒聖闘士を開発した。
原作の黄金聖衣争奪戦に当たる戦いでは、暗黒ペガサスに当たるキャラが星矢に敗れて腐っていたカシオスをスカウトしたという設定になっている。
また、アイオリアが射手座の聖衣をまとった星矢と対峙した戦いの後にグラード率いる暗黒聖闘士軍団を止めるというオリジナルのパートが描かれた。
専用のタンクに小宇宙を溜め込む技術を開発し、これを爆発させることで沙織を葬ろうとしていた。
沙織にタンクの小宇宙を解放されると、グラード自身が特注の暗黒聖衣を纏って星矢達の前に立ちはだかる。小宇宙を吸収する機能でペガサス流星拳を封じるが、許容量以上の小宇宙をぶつけられて敗れた。