概説
アヴィドは「聖闘士星矢」の外伝「ロストキャンバス」に登場する暗黒聖闘士。
教皇セージの弟ハクレイの弟子であり、祭壇星座の白銀聖闘士となることがほぼ決まっていたが、これを嫌って堕落、暗黒聖闘士となる。この時の経緯から祭壇星座の聖衣を負け犬の聖衣と蔑むが、自らも暗黒祭壇星座の聖衣を纏う。容貌が師匠に酷似しているが、血縁関係などは不明。
聖闘士の禁欲さを嫌い、とかく享楽的に生きるべく四人の暗黒聖闘士(おそらくは中位、上位の白銀聖闘士級の実力者と思われる)を幹部にイタリアで犯罪組織「ネーロ」を結成し暴れ回っていたが、その暴挙があまりにも目に余るものとなってきた為、セージが刺客として派遣した黄金聖闘士(マニゴルドとアルバフィカ)によって討伐される。
この事からも分かるように実力は黄金聖闘士並みで非常に高く、積尸気冥界波、積尸気転霊波は無論のことその派生技を多数使用し、魂だけで教皇の間に乗り込む、遠方から魂を焼き払うなどのほか、殺した人間の魂を館や葉巻、金貨に変えるといった事まで可能だった。
最後はマニゴルドの積尸気冥界波で財に変えていた魂を失われ、敗北。師匠との直接対決の果てに冥界へ落ちるが、強大な力を手に入れ、尊大で享楽的に生きたことをまるで見せつけるように師に語り、この際に師匠に対する複雑な心中を覗かせたが、最後に黄泉比良坂の穴に落とされ、トドメの際に不敵に微笑みながら、落ちていった。
「満足よ」