概要
CV:野島裕史
後世のアイオロス同様、地上に生誕したアテナを守る役割を担うことになる。
今作ではイタリアでサーシャを見出して引き取り聖域に連れてきた。それと同時に、サーシャをアローンやテンマと引き離したことが正しかったのか悩んでもいた。またテンマもおぼろげながら、シジフォスのことを記憶している。
実力、人格共に兼ね備えた人物であることもアイオロスと共通し、ハーデスが聖域に直接侵攻してきた際、アテナを守るため、黄金聖闘士をも完全に押さえ込むハーデスの神通力をただ一人はね返し、ハーデスに挑む。しかし渾身の矢の一撃はハーデスに跳ね返され、自らの胸に矢を受ける。ハーデスの放つ攻撃は魂にもダメージを与えるらしく、昏睡状態が続いていた。
聖戦を引き起こしてしまったのは自分のせいではないかと思い悩み、モルペウスによってモルフィアに捕われていた魂達が解放された後も目覚めなかったが、夢界に乗り込んだアテナの身を挺した必死の呼掛けに正気を取り戻し現世に復活する。
※シジフォスとはギリシア神話において、テッサリア王アイオロスの息子にあたる。
技
ケイロンズライトインパルス
拳圧で金色の風を励起し、対象を吹き飛ばす。
作中では敵を倒すことに使われなかったが、希望の舟に肉薄するアイアコスが駆るガルーダ船をこの技で引き離し、彼我を燃え焦がす炎を一撃で消し止めるという驚異の威力を見せている。
ケイロンズスィエラ
聖衣の羽根部を振るって突風を巻き起こし、周辺を打ち払う。
元ネタ
名前の元ネタになったのはギリシャ神話におけるコリントスの建設者にして英雄オデュッセウスの父である「シーシュポス」に由来。ゼウスが誘拐した娘の居場所を父親の河神に告げ口したり、タナトスを欺いて死の概念を無効化したりと神を欺いたことが報いとなり、タルタロスで岩を永遠に山頂まで押し続ける罰を受けることになった。