概要
「ロストキャンバス」における代々の魚座の聖闘士は、猛毒を持つ魔宮薔薇(デモンローズ)に囲まれて生活しなければならず、彼はそれを可能とする耐毒体質であり、その完成形である。
聖戦の際には聖域周囲に魔宮薔薇の陣を敷き詰め、ハーデス軍を迎え撃った。
味方はもちろん敵さえも認めるほど、非常に美しい容姿をしているが、本人はそれを指摘されることを激しく嫌っている(だが彼を目にする者の殆どがその美しさを口にする)。
誇り高く慈悲深い性格だが、自身の血までもが猛毒となっている体質から不用意に他者に害なすことのないよう、孤独に身を置く。誰かを守るために戦う際には自らが傷つくことをためらわず全力を出し切って戦うなど、冷たい雰囲気とは真逆の熱いハートを持つ人物である。
外伝第4章でも血と花が使えない状況下、拳があると言い切って全力で暗黒聖闘士のリュゼを倒した。
※アルバは薔薇の品種(alba roseは「ヴィーナスの誕生」で描かれた薔薇との説もある)、フィカはスウェーデン語で「お茶(fika)」の意味である。
外伝
第1章では彼を主役にしたストーリーになっている(OVA版第1期全巻購入特典のドラマCDをコミカライズしたもの)。なお、この回で赤子の頃に魔宮薔薇に捨てられていたところを、師匠であり先代魚座の黄金聖闘士であるルゴニス(CV:小杉十郎太)に拾われ育てられた孤児であることが判明する。
マニゴルド主役の第4章にて再登場。暗黒聖闘士を探るべく一緒に行動することになった。マニゴルドの手癖の悪さを窘める反面、自身の毒と彼が教皇の直弟子であることを考慮して座る距離を置いている。
必殺技
該当項目参照。
- クリムゾンソーン
本作オリジナル技。体に蓄積されたデモンローズの猛毒が混じった血液を針状に変化させて発射する弾幕。
食らった相手は猛毒が全身に回り、やがては死に至る。