概要
『聖闘士星矢』本編の冥王ハーデスとの聖戦より一つ前の聖戦時代の蟹座の黄金聖闘士。
原作本編での蟹座の黄金聖闘士であったデスマスクがやや損な役回りを担当していたのに対し、こちらのマニゴルドにおいては前代蟹座の黄金聖闘士にして前代教皇のセージを師に持ち、その師との協力で黄金聖闘士の中でも一二を争う功績を収める。
少年時代は冥闘士によって故郷の村を滅ぼされ、あまりに多くの身近な死を目の辺りにしたため、自身を含めて命に価値を見出せず「命は塵芥」と捉え、死をもたらす「死刑執行人(マニゴルド)」として追い剥ぎに身をやつしていた。
だがセージと出会い教えを受け、また仲間の聖闘士たちの生き様を見て更生する。マニゴルドが言うにはセージの「命」に対する考えはスパルタとのこと。
師であるセージを誰よりも尊敬し感謝しており、彼の前では礼儀をわきまえ、「師匠」「お師匠」と呼んで慕う。教皇セージの唯一の弟子であり、纏う蟹座の黄金聖衣もセージから引き継いだもの。
教皇の直弟子だけあってか、言動以外は聖闘士としては案外模範的。
ただし、243年後に聖衣を継承した後輩同様、悪に対しては聖闘士の中で最も無慈悲。
実際、外伝での主役エピソードでは初登場早々に(暗黒街の住人で、既に何人も殺しており、更に身勝手な理由で子供を殺そうとしていた)悪い一般人一名を聖闘士の技で躊躇なく殺害していた。しかも笑顔で。
※マニゴルドはイタリア語の古語で「死刑執行人」「悪党」という意味。
外伝
第4章の主役。アルバフィカとともに暗黒聖闘士の事を探るため、イタリアへ向かう途中、「ジョーカ」という子供に出会う。
シオンが牡羊座の黄金聖闘士の称号を得るのはこの任務後で、ハクレイの了承を求めるセージの使いとしてジャミールへ赴いている。
余談
マニゴルドの担当声優である小野大輔氏は乙女ゲーム『starry☆sky』でも蟹座のキャラクター「東月錫也」を担当しているためか、「蟹座と縁がある」と言われることがある。因みにムックに掲載されているインタビューで「実は最近蟹座の役に縁があるんで、錫也との出会いにも運命なものかなと思って……ちょっとニヤニヤしてます(笑)」と答えている。
OVA版の出演陣の大部分はこのゲームに出演している人たちだが、両作品で声優と星座が一致しているのは小野氏のみ。
必殺技
- アクベンス
両脚で敵を挟んで敵の体を真っ二つにしてしまう技。
※アクベンスはかに座α星の固有名で、アラビア語で「蟹の爪」という意味。
該当項目参照
- 積尸気鬼蒼焔
魂などのスピリチュアルな概念を燃料とし、敵を焼き尽くす蒼炎。
魂だけになった存在などには必殺の一撃となり、天究星ナスのベロニカを一瞬にして焼き殺した。
- 積尸気魂葬破
スピリチュアルな概念が燃料となるのは鬼蒼炎と共通。
霊格が高ければ高いほど威力を増す。タナトスとの戦いで威力を発揮した。
なお、原作本編にも登場した「積尸気冥界波」以外はすべてオリジナルの技である。
関連イラスト
関連タグ
デスマスク(正義の価値観がマニゴルドと大幅に異なるが、「見悪必殺」のスタイルなど一部の要素が共通している)
東月錫也(星座と声優が一緒)