概要
転じて、取るに足らないものの事。
似た存在に足軽がおり、両者の違いは足軽は武士の正規の配下で身分は百姓であるのに対し、雑兵はその戦闘限りの傭兵である。その構成は食糧難に喘ぐ百姓やゴロツキ、身寄りの無い乞食等の自主参加が主であり、彼らの目的は、その戦闘に勝った際に許される、近隣の人里からの食糧や金銭の略奪、奴隷狩りである。
(勿論、これは攻める側の話である。)
彼らにとっては軍功を挙げることは二の次三の次だった。
このほかに山賊・海賊、果ては野武士など多岐にわたり、雑兵=百姓というわけでは無い。
(室町時代以前はだいたい同一視されていた。)