概要
牡羊座のシオンからアテナの霊血を付着させられた上で修復、更なる進化を遂げた青銅聖衣。新生青銅聖衣に比べると、一見判り難いが若干丸みが増え細部の意匠が微妙に異なっている。
能力
シオン曰く「最大最後の聖衣」、基本防御力は新生青銅聖衣より格段に上昇している(純粋な防御力自体は黄金聖衣には劣る模様)がそれ以上に、神であるアテナの霊血を浴びたことにより、様々な恩恵を得た。
①邪悪な力への抵抗力
黄金聖闘士ですら赤子同然まで弱体化してしまうハーデス城の結界を完全に無効化し、通常空間と同様に戦闘可能。
②聖衣本来の能力の増強
天馬星座や白鳥星座の聖衣など、本来翼を持っている聖衣の力を引き出して飛行が可能になるなど、聖衣が自体持つ秘められた能力を呼び覚ます効果。
③擬似的な神の能力の付加
本来なら神以外が侵入すれば、破片一つ残らず消滅してしまう超次元の狭間でも活動可能になり、更に後述の神聖衣への変化能力を持つ。
なお原作では、上記のように複数の神秘的な能力が描写された一方で新生青銅聖衣時に発揮されたような黄金聖衣と同様の黄金の輝きは見られなかったが、OVAハーデス十二宮編においてはラストバトルにて星矢がラダマンティスに対して逆転を開始した際、星矢の小宇宙(おそらくはエイトセンシズ)の高まりに呼応するように黄金色へと輝いていった。
この状態では新生青銅聖衣が黄金色となった時と同様に聖衣・装着者ともに能力が著しく上昇するらしく(渾身の一撃とはいえ)ただのパンチ一発のみで、それを受け止めたラダマンティスに抵抗を許さず冥界の穴へと後退りさせるほどの驚異的な力を見せた。
ちなみにこの「黄金状態の最終青銅聖闘士を纏った星矢」は、玩具の聖闘士聖衣神話では「黄金系譜(ぜネオロジカルゴールド) ペガサス星矢」の商品名を冠し、純金メッキを使用したスペシャルアイテムとして発売された。
神聖衣 (詳細は当該記事を参照)
オリンポス十二神の纏う神衣に限りなく近づいた聖衣。装着した者は神に限りなく近い力を出すことができる。この形態はいつでも成れるわけではないらしく、使用後は元の最終青銅聖衣に戻る。
聖闘士星矢Ωにおいて
本編中では全て隕石落下で聖衣石化したことにより、形態が変化してしまったので登場しない。回想シーンにおいて星矢達が装着しており、最初のマルスの侵攻まで主戦力として活躍していた様子。
先に述べたアテナの霊血による加護は、聖衣石に変化した際に失われてしまったらしく、光牙や龍峰はパライストラを覆った闇の結界の影響を受けている描写がある(翼の展開や神聖衣への変化能力は現時点では不明)
フェニックス一輝の鳳凰座の聖衣のみ、最終青銅聖衣とデザインが同じであるが、これは最終青銅聖衣のままなのか、それとも最終青銅聖衣っぽい新生聖衣なのかは現時点で不明。