「仔獅子が獅子に敵うものか!」
概要
CV:仲野裕
属性:雷
獅子座(レオ)の黄金聖闘士。
10話にて初登場したマルスにつく聖闘士。
光牙らの前に立ちはだかり圧倒的な強さを見せつけ、栄斗や龍峰すら一蹴するほど。
黄金聖衣のデザインはマスク・胸元のあたりは旧作と近いが、裾が長めになっている。
イオニアと並ぶ、表向きに公表されていた「2人の黄金聖闘士」の1人だが、イオニアが勝手に黄金聖衣を与えたのか、あるいは城戸沙織に推薦した上で正式に襲名したのかは不明。
灰色のロン毛で額に×の傷痕がある。年齢は壮年に見えるが実際の所は不明(本シリーズではかなり容姿が老けていても十代とかいうキャラは珍しくないので)。13年前のマルス侵攻直前には既に彼の配下であり成長した姿だったが、当時はもみあげも短く額の傷もなかった。
マルスの本名「ルードヴィグ」を知っていることから、彼との付き合いはそれなりに長いようである。アテナ軍との闘いにはマルスの指令により参加していない。
しかしその参戦を止められたことでマルスの我が子・自分への思いやりを感じて感動し、彼への忠義を何より優先して生きてきた。
マルスのもたらした多数の犠牲も、そのために必要な礎として捉えているが、「無駄にはしない」と主張していたりもする。
10話で捕えた聖闘士達に語っている様子や光牙らを本気で殺害しようとしておらず、29話では新十二宮で獅子宮の屋根の上に立ち光牙らがどこまでやれるかを見定めようとする独り言を吐くなど、真意のうかがえない態度も見せている。
マルスには忠実であろうとする気持ちが強く、また上記の13年前のマルスが主張していた「強い者は弱い者を支配すべき」という論理に賛同し感銘を受けるなど、弱肉強食的な価値観もある。
一方で上記の通り、彼なりの責任などに関する美学に強くこだわる武人的なところもあり、主君マルスの子であるソニアやエデンに対しても持論を真正面からぶつけることもある。
マルスの息子であるオリオン座のエデンを幼少時より長らく指導しており、彼の成長を生き甲斐としている。
35話ではアリアを失って落ち込むエデンを見かね、小宇宙が乱れているソニアとエデンの双方に諫言しつつ「迷いを断ち切る」としてエデンの鉄拳制裁役を買って出たが、エデンの父への疑念をかえって深めることになった。また光牙の闇の小宇宙に興味を示し、エデンを蔑ろにするとも思える言動を示すメディアへ疑念を持つ事になった。
さらに36話で蒼摩、栄斗と対戦し、彼らの意思の強さに触れたこと、蒼摩に自分の聖衣にヒビを入れられたことで思う所もあったようで、さらにエデンの迷いが断ち切れたことを感じ、蒼摩らを先へ通した。
41話ではすべての元凶はメディアと考え、彼女を殺そうとするが彼女の弟でもあるアモールが現れ、彼と対峙するも瞬殺されてしまい黄金聖闘士3人目の死亡退場となった。
「もっと早く気づいていればソニア様を」と後悔していたことから、メディアの謀略には十数年全く気づいていなかった模様である。
誇りと忠義を重んじる姿勢は、義に厚い先代のアイオリアとも似通っている。
しかしその必殺技は、光速拳を活かすことに特化した先代と異なり、パワーで相手を押し潰す特性を持ったものが多い。
弱者に対しての威圧的な姿勢と相まって、先代とは異なる意味で「獅子らしい」戦闘スタイルとなっている。
どうでもいい話であるが、36話での技をかまえるミケーネの巨乳っぷりが見れる。
2期では既に死亡した他の黄金聖闘士やアテナに背いた為スニオン岬に投獄されたパラドクスの名が挙がっているのにミケーネの名前は挙がってなかった。貴鬼に嫌われたのか、それとも貴鬼が実は真の獅子座の黄金聖闘士が誰か知っていたのか…?
技
- キングスロアー
音波により相手の行動を封じ込めると同時に、直接攻撃を命中させる二段構えの技。
ミケーネは前者を「獅子の咆哮」、後者を「獅子の牙」と表現している。
- キングスエンブレム
ミケーネ最大の拳。雷を纏った正拳による攻撃。先代たちのような光速拳というよりは威力重視の剛の拳。
余談だが同名の競走馬が居る。脚本がこの人なので…
なお、アルティメットコスモにおいては先代のアイオリア同様にライトニングボルト、ライトニングプラズマを使用している。
余談
二次創作において
名前の語感が日本語的にそれっぽいのとネコ科動物の星座であるせいか、猫と組み合わせた作品もある。
備考
名前の由来はギリシャの都市ミケーネであると思われる。
ミケーネには古代ミケーネ文明の遺跡が多く遺されておりその中にかの有名な獅子門がある。